対象:投資相談
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久保 逸郎
ファイナンシャルプランナー
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基準価額が下がった時の3つの選択肢
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暴落大ショック様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの久保逸郎です。
他の先生方がご回答をしていただいているように、原油価格の下落もあって、MLP関連のファンドは大幅に下落してしまっています。
急激な下落で判断に迷う気持ちも十分に理解できます。
これは他の投資先に投資を行うファンドでも同じですが、基準価額が下落したり、または分配金が減少した場合に、投資家が取れる方法は下記の3つしかありません。
1、継続保有
いわゆる塩漬けというやつです。
この選択を行う場合に気を付けていただきたいのが、今足元の投資環境が悪かったとしても、今後投資対象として有望なのかどうかということです。
将来性が乏しい投資対象のものをいくら継続保有したとしても、なかなか良い結果にはならないものです。
2、追加購入
そのファンドが割安水準にあると考えるなら、追加購入も視野に入れましょう。
これは平均購入単価を引き下げる効果にもつながります。
但し、1の継続保有と同じように、将来性の見極めを行う必要があります。
3、売却
投資対象が有望でない場合や、運用方針に変更がある場合は売却。
売却することで一旦損失を確定することになってしまいますが、そのまま保有しておくよりも他に有望な投資先がある場合はそちらに切り替えたほうが賢明です。
但し、多くの投資家が一旦損失を確定することを嫌って、売却の判断がつかないまま放置してしまうこては往々にしてあります。
暴落大ショック様が投資されているMLPファンドはエネルギー価格の下落もあって、しばらく厳しい状況が続くことが予想されます。
これは私の推測ですが、国際協調で原油価格を上げる決定でもしない限り、この2~3年で回復することはないと思います。
市場規模も比較的小さく流動性に乏しい上に、MLPに投資する投資信託が設定されて一気に価格が上がってしまったので、大半の投資家がかなり高値の段階で買ってしまっています。
そのため継続保有だけでは、長期的に投資を行っても元に戻るかわかりません。
追加購入して平均購入単価を引き下げておくと、将来上昇した時に効果があるのですが、今の状態では大変勇気がいることなので難しいですよね。
最後になりますが、原油価格がこのまま上昇しなければシェールオイル関連の企業の業績低迷は続きます。
その上、今年4月頃に負債の借り換え時期を迎える企業が多く、今の状況で銀行が借り換えに応じるかどうかは不透明な状況です。
もしも借り換えができなければ破綻する企業も増えると思いますので、その点にはご注意いただきたいと思います。
何か一つでも参考になる点がありましたら幸いです。
FPオフィス クライアントサイド
http://www.fp-office.com/
久保 逸郎
評価・お礼
暴落大ショック さん
2016/02/13 21:50ご回答ありがとうございまいました。1の継続保有で4月まで様子を見ようと思います。この商品は売買の時期が良ければ+30%の利益を1年半で出せた実績があるので、おそらく営業員さんは短期決戦をしたい私の要望に応えようとして勧めたのでしょうね。これから先はあまり期待要素はなさそうですが、このまま下げ止まって反転してほしいです。
(現在のポイント:1pt)
この回答の相談
1年前に始めた投資信託が現在-40%以上に減ってしまいました。アメリカのエネルギー革命に関する2023年9月までの商品なのですが最近は原油価格が暴落したりでどんどん基準価格も下がってきている感じがし… [続きを読む]
暴落大ショックさん (千葉県/34歳/女性)
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