対象:心と体の不調
シェシャドゥリ(福田)育子
メンタルヘルスコンサルタント
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PTSDへのセラピー
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- 3.0
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まゆきんさん、はじめまして。
「松戸こころの相談室」のシェシャドゥリ(福田)と申します。
WHO(世界保健機関)が推奨しているEMDRセラピーがあります。
2013年のメンタルヘルスガイドラインに「PTSDにクライエントに負担が少なく、効果がある」と載っています。
それ以外にも身体の感覚のトラッキングをすることによって行うソマティック・エクスペリエンス、感情と感覚に焦点に意識をおき、それと一致する視点を見つけて行う ブレインスポッティングというセラピーもあります。
これらのトラウマセラピーの観点からは まゆきんさんの症状は理解できます。
「精神的なものでしょうか?」
というご質問ですが 心のストレスが 身体に出るのは自然なことでよくあることです。
身体のどこに出るかが人によって違います。
ご参考の為に、ソマティック・エクスペリエンスの具体的な例をご紹介しますね。
多くのトラウマの記憶を持っておられた方でした。
それらの記憶は主に、EMDRやブレインスポッティングで処理できました。
セラピーは終わりにしましょうという時期になった時、次のことを訴えられました。
「時々、喉がつまったような苦しさが出てきます。」
そこで 感覚のトラッキングを通してセラピーを行うソマティック・エクスペリエンスを行いました。
感覚のトラッキングというのは
「喉がつまった感じに気づくと次に身体の感覚に何が起きるか」
を追っていくのです。
何が出て来るかはご本人にも分かりません。
しばらくマイナスの感覚を追っていきました。
動かなくなった時に ニュートラルにする動きをして頂きました。
ニュートラルになって楽な感覚をトラッキングします。
これはプラスの感覚です。
このようにプラスの感覚、マイナスの感覚を多層のサンドイッチを作るように追って行きます。
3回目位のマイナスを追って行った時のクライエントさんの言葉です。
「マイナスな感覚は無くなりました。えっ、マイナスを追っていたはずなのに!不思議です。」
次回までに喉がつまったような感覚があるかどうか観察していただくこと、もしもそれがあったらニュートラルにする動きをして頂くことをお伝えしてこの回は終了しました。
トラウマ的な記憶は無くなったものの、
「長年の生活の中で喉がつまったような感覚の時が多くあられたのだと思います。」
とお伝えすると
「その通りです。何だか不思議です。楽だけど 不思議!!!」
と笑顔で帰って行かれました。
まゆきんさんのPTSDをトラウマセラピーで処理していけば 症状が軽くなられるのではないかと思います。
ご回復をお祈り致しております。
評価・お礼
まゆきん さん
2016/01/26 10:33
回答ありがとうございます。
やっぱりPTSDが元にあるんですね。
自分ではそんなにストレスを感じていないのに体調不良だったりするのでイライラしてしまったり、私が弱いからだと自己嫌悪に落ちたりとしてましたが、これもPTSDなんですね。
中々PTSDを理解してくれる方が周りにいないので甘えた考えだとか怠けてると思われととも苦しいです。
(現在のポイント:-pt)
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初めまして。悩んでいる事があります。1年前から声が出にくく息漏れの状態が続いています。今迄4軒7〜8人の耳鼻咽喉科の先生に診てもらいましたが声帯が閉じなく振動してないと言われ主な原因が分かりません。声を… [続きを読む]
まゆきんさん (千葉県/40歳/女性)
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