対象:住宅資金・住宅ローン
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小川 正之
ファイナンシャルアドバイザー
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資金計画について
ヴル様
はじめまして。
私、マネーアドバイザーズトウキョウ株式会社の小川正之と申します。
住宅資金、教育資金、老後資金は“人生の3大資金”と言われています。ヴル様ご家族におかれましては、まずは教育資金の計画を最優先に考えるべきだと思います。
教育資金の計画を確りと立てた上で、余裕資金を住宅ローンの繰上返済に充てるのが望ましいです。
確定拠出年金は、原則60歳以降まで受け取ることができません。資金計画の中で教育資金や住宅資金(住宅ローンの返済)には充てることができませんので、手元の金融資産として考えない方が良いです。しかしながら、老後資金準備としては最も優れた制度ですので、お考え(目標金額やリスク許容度)に合わせて上手に運用していただければと思います。
勤務先の制度を利用して、確定拠出年金4万円/月と持ち株会(自社株)1万円/月というイメージでしょうか?そうでしたら継続した方が良いですが、もしも株式が証券会社で取引しているもので売却しても構わない銘柄であれば、その資金も繰上返済に充てるという方法も考えられます。
3歳のお子様で、既に350万円の教育資金を準備されているのは素晴らしいです。教育資金としてあといくら必要か、毎月・毎年の収支からいくらを充てることができるのか、という点がポイントになります。
一般的なお話ですが、教育資金も含めた子育て資金として、高校まで公立+大学は私立(文系)ですと、約1,200万円(1人)と言われています。しかしながら、教育資金(特に大学の授業料)はインフレ傾向にあり、塾などの習い事や部活動によっても金額は変わってきますので、余裕を持った資金準備をされた方が安心だと思います。
余談ですが、可能であれば祖父母からの教育資金贈与というのも一考です(教育資金は都度贈与しても、贈与税は非課税です)。将来の教育資金も含めた一括贈与の制度もあります。
ご質問欄を拝見し個人的な感覚で申し上げますと、500万円の繰上返済は無理のない範囲だと感じます。500万円の繰上返済で期間を約5年短縮すると、総支払額(利息の支払額)を約140~150万円減らすことができると思います。この金額が、手元に資金を残さずに繰上返済をしたことによるメリットです。
変動金利ですと、今は低金利ですので良いのですが、今後金利が上昇した際に利息の支払が増加するリスクがありますので、早期に繰上返済をして期間を短縮しておく方が安心だと思います。預貯金が1,800万円あるわけですので、教育資金や日々の生活資金についての計画を確りと立てて、余裕があればもっと繰上返済に充てても良いぐらいだと感じます。
「もしものために…」という気持ちも理解できますが、その“もしも”が何なのかを一つ一つ明確にして、そこから“もしも”に備えた必要額や対応方法を考えますと、「どの程度住宅ローンに回すのが望ましいか」の答えも出せると思います。
明確な回答ができず申し訳ありません。
ライフプランや資金計画はご家族のお考えによってそれぞれですので、色々な考え方や選択肢があります。バランスについてもそれぞれですので“これが1番良いですよ”というような正解がありません。ヴル様ご家族に合った選択をしていただければと思います。
一度、住宅の返済計画や教育資金準備も含めたライフプランニング(資金計画)を立てて計画表(キャッシュフロー表)を作成するのも良いと思います。一つの道標になるはずです。
以上、断片的なアドバイスばかりになってしまいましたが、一つの情報・考えとしてお役立ていただければ幸いです。
ご質問やご相談等がございましたら、お気軽にお申し付けください。
長文失礼致しました。
マネーアドバイザーズトウキョウ株式会社
小川 正之
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この回答の相談
このたびはお世話になります。
今まで共働きでしたが、妻が退職しました。
どの程度貯金を残し、どの程度住宅ローンに回すのが望ましいか、
相談したく存じます。
夫は、も… [続きを読む]
ヴルさん (兵庫県/39歳/女性)
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