対象:住宅設計・構造
掃き出し窓と腰窓の使い分けについて。
東京多摩地域で建築設計に携わっている大沼と申します。
掃き出し窓は室内外のつながりを強め、地震のときの脱出路にもなりますが、窓の前は溜まりのスペースとなりにくい傾向にあります。腰窓はその反対で、室内としてのまとまりを強め、寄りかかったり物を置いたりと、溜まりの場を作りたいときに有効です。
リビングとダイニングがつながり、かつ同じ庭に面している場合、「リビング=掃き出し窓」という固定観念に囚われる必要は無く、庭とのつながりの強めたダイニングに対して、リビングをダイニングを空間的に同じ雰囲気にするか違う雰囲気にするか、という観点でお考えいただくと良いかもしれません。リビングにはどんな家具を置きどう過ごしたいか、思いを馳せるみるのも、判断のとっかかりのひとつになりましょう。
以上、多少なりともご参考になれば幸いです。
回答専門家
- 大沼 徹
- ( 東京都 / 建築家 )
- 大沼建築・環境計画事務所 主宰
人の思いと土地の個性を結んだ、オンリーワンの環境づくり
土地は本来、ひとつひとつ固有の個性を持っています。その個性を求められている用途と結びつけ、周辺環境と呼応した、その土地ならではの空間/環境づくりをめざします。
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この回答の相談
リビングに掃き出しを作るかこ腰窓(60センチの上下窓を2つ)にするか悩んでいます
方角が北に45度振っています
北西にリビング、南にダイニングで
ダイニングとリビング… [続きを読む]
ゆチャンさん (三重県/28歳/女性)
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