対象:住宅設備
高気密・高断熱住宅の換気
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はじめまして
高気密・高断熱住宅の断熱ラインは最上階の天井で、小屋裏は通常通り通気させる工法が一般的ですが、小屋裏まで設けているのは外断熱的発想の工法でハウスメーカーさんや工務店さんのオリジナルだと思います。
現在、保証期間中でしたら断熱層を弄ると保証が下りないケースがありますのでまずは施工された会社にお問い合わせください。
また、2007年あたりから建築基準法の改正で、24時間換気が可能な換気設備が設置義務化されており、宮崎県ですと自然吸気・機械排気の「第三種換気システム」が導入されていると思います。
各居室の換気量が計算され、機械排気量を設定するのですが、小屋裏に強力な排気システムを設けたり、自然吸気口を設けると家全体の吸排気バランスが崩れ、あらぬところから空気の流動音が出てしまったり、思いがけない場所が冬に結露してしまうがございます。
パナソニックの屋根裏用の換気システムの導入を検討されておられるということで、導入後の家全体の換気のバランスを設備屋さんや建築士さんに検討して頂くと安心ですね。
自然吸気口の自動ダンパー付タイプは防火・準防火地域などで火災時に閉じるタイプで、通常のは手動で閉じるタイプがありますが、小屋裏設置では意味がなくなってしまいますよね。
梅雨時の湿気や冬場の冷気の自然流入を防ぐには、寒い地域で使用されている機械吸気・機械排気の「第一種換気システム」が適しています。
ご参考まで
評価・お礼
kiyokiyotod さん
2015/08/10 21:45
具体的なアドバイス、本当にありがとうございます!「第一種換気システム」さっそく色々と調べてみました。不安材料である屋根裏への外気流入のこと、費用等を考えると、こちらのシステムを検討してみた方がよさそうです。まだ実際にどのシステムが良いかは色々と調べてみなければならないと思いますが、とても参考になるアドバイス、ありがとうございました!
地方ではなかなか専門知識を持っている方に出会えないので、本当に良かったです!また何かありましたら、ぜひご相談させていただければと思います。ありがとうございました。
回答専門家
- 齋藤 進一
- ( 埼玉県 / 建築家 )
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
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この回答の相談
小屋裏の換気をしたいのですが、どうしたらよいかわかりません。
我が家はウレタン吹付で断熱してあります。小屋裏は屋根、天井、壁面にもウレタンが吹き付けてあり、小屋裏の空気は外にも室内にも出… [続きを読む]
kiyokiyotodさん (宮崎県/39歳/女性)
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