対象:一般歯科・歯の治療
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安部井 寿彦
歯科医師
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銀歯の痛み
ぼんぼさん、
ご質問ありがとうございます。
3~4年前、右奥歯のむし歯を治療して銀歯を被せてもらったところが痛むようになったとのことですが、むし歯の治療ではよくあることです。
最初にむし歯の治療をしてもらった時にむし歯はかなり進行していて、歯の中の神経というところにだいぶ接近していたのだと思います。むし歯の治療が終わった後、しばらく冷たいものがしみていたとのことでしたがそれがその証拠です。むし歯を取り除く治療をしているときにどうしても神経の近くまで歯を削らなければならなかったために、神経を傷つけてしまった可能性があります。
治療中に神経を傷つけてしまった場合、傷が浅い場合には時間がたつと自然に治っていくのですが、傷が深かったり細菌の感染があったりすると、神経は歯の中で死んでしまいます。
そうなると放っておいても治ることはなく、痛みはどんどんひどくなります。そうなったら歯の中の死んだ神経を取り出して、歯の中の掃除(消毒)をしないと良くなりません。このような状態のときには多くの場合、歯を咬み合わせただけで痛くて咬むことができなくなります。
補足
そうなった場合には歯の中の腐った神経を取り出して歯の中を丁寧に消毒すると、ほとんどの場合、痛みはなくなって再び咬むこともできるようになります。この治療は「根の治療」または「根管治療」といわれているものですがどこの歯医者さんでもしてくれます。
ただしこのような経過をたどった歯は、神経がなくなってしまった歯であるということであまり長持ちはしません。専門的には生命(神経)を失った歯という意味で「失活歯」とよばれます。
もう少し早く治療を開始していれば神経を危険にさらさなくてよかったと思いますが、とても残念ですね。
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