体を動かす前の食事は、体に負担をかけ危険です
運動をされる場合は、食事をしてから最低2時間は空けるというのは常識です。
何故なら食べた物を消化する為に、内臓が血液の働きを必要とするからです。
血液が消化の為に内臓に集まっている所に激しい運動をすれば、血液は運動の為に働かなくてはならなくなり食べ物を消化する事ができなくなる為に「気持ち悪く」なってしまうのは当然です。
ですので運動前にはできるだけ固形物を食べない方が良いのです。(食べてもすぐこなれる様なものが望ましい)
沢山食べて胃に負担をかけながら運動する事は、集中力の低下・身体の動きの低下を招き、それが怪我に繋がるという事は常識ですので、くれぐれも運動前の食事はなさらない事です。(※健康を害します)
ですので私は「夕食」として考えるならば、運動後に頂く事をお勧め致しますが、そこでもしダイエットをお考えになるなら、食事の内容を気を付けて工夫をされる事が良いと思います。
例えばヘビーな脂っこいものは摂らないとか、炭水化物を控える、デザートも控える等ですね。
遅い時間であれば流動食に近い「消化に良いもの」を食された方が好ましいですが、その様な工夫が難しいのであれば100回以上良く噛んで食事を頂くなど、できるだけ深夜の胃腸の負担を楽にさせてあげる事です。
良く噛めば、満腹中枢が「満足」を感じる手助けにもなりますから、その様なスタイルのダイエット法を工夫されると良いでしょう。
補足
正しいダイエットというのは、一人一人の生活パターンや食生活・食習慣をキチンと考慮した上で、「健康」というものもセットで考えるというのが本物です。
只単に「痩せる事」にしか目を向けず、健康の事を考慮しない様なものには、私は甚だ疑問を感じます。
ちなみにこれは余談ですが、私の先輩で世界的なプリマだった方は、舞台本番前の4時間前に食事をすると聞いていました。
その方が力が出ると仰っていました。
空腹の時の方が身が軽く良く体が動き(※血液が運動の為の筋肉に使われロスが無い)、怪我が少ないという事は、世界的に活躍しているダンサーやアスリートやスポーツ選手の方々も多く経験されている事です。
ご参考までに。
回答専門家
- 大園 エリカ
- ( 東京都 / ダンスインストラクター )
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年
(現在のポイント:-pt)
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