対象:子供の教育・受験
子供の事情と大人の事情
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大人の事情を優先させなければならない時に発生してしまう心のお悩みですね。
親御さんとしてお子さんが心の痛みを持ってしまう事への切なさと配慮に、私は親御さんとしての優しいお心を感じますし、悩まれるお気持ちもとても良く分かります。
今回の場合は家という大きな買い物だけに、将来に向けてどちらを優先させるかという事を大人として深く考慮されるべきと思います。
親御さんの事情として、家を建てる場所を実家の近くにする事がどうしても将来的に色々な意味で必要との判断でしたら、私はそちらを優先されて良いと思います。
もしあまりそこに拘りが無い様でしたら、一番良いのはお互いが満足できる様な場所の選択になりますが、その場合子供の事情に合わせた事で親が将来的に「やはり実家の近くに建てるべきだった」という様に、後で後悔しない事が大事ですね。
人生ではそういう「自分の思い通りに行かない事」というのは当たり前の様に沢山あるものですし、又子供というものは適応性があります。
今はお友達と離れてしまう寂しさと不安で泣かれておられる様ですが、新しい環境になればちゃんと適応して行くのが人間です。
ですので、そうされる場合は「どうしてもそうしなくてはならない」という事を子供に納得理解してもらえる様に、子供に分かる様に話される事が大事になるでしょう。
時間をかけて子供に「そうするしかないのだ」という覚悟を持たせるという事も大事かもしれません。
又「今のお友達と会えなくなるのが寂しい」というのであれば、一緒の学校には行けないけれど、お休みの日には子供達が会えて一緒に遊べるという様な環境を作ってあげる努力をされる事などは、子供の心の傷、そして親御さんの心の傷を軽くする一つの方法かもしれません。
小学校のお友達が一生のお友達になるというケースは稀で、大人になった時には殆ど交流が無いという事実も多いですし、又新しい環境の中で新しいお友達を増やして行くという経験も、子供に取っては未知の人生勉強(だから子供は不安になるのですが)となる、人間力を身に付ける大事な経験にもなります。
お友達と別れるという事ではなくて「お友達が増えて行く」という事であれば、子供の気持ちが前向きに解れるかもしれませんね?
新しい環境で新しいお友達に慣れれば、昔のお友達は徐々に疎遠になって行くというのも事実として良くある事ですから(もし交流が続いて行くならば、それも又素晴らしい経験です)、親御さんも長いスパンでお子さんの成長と学びを見守ってあげるという大きな視野をお持ちになれば良いと思います。
補足
大人の事情と子供の事情が食い違う場合で、どうしても親の事情に合わせるという結論に達した場合、親御さんの方に罪悪感が生まれてしまうのは良くありませんので、お決めになったら、親として「仕方がないのだ」という事を毅然と子供に伝えて分かってもらう努力というのも必要かと思います。
※先にお答えした「小学校のお友達」という所ですが「幼稚園や小学校のお友達が一生のお友達になるというケースは稀」と訂正致します。
評価・お礼
yumieru さん
2015/04/25 07:39
私は、いろいろ考えてしまうタイプなので夫とよく話合いをし、あとで後悔がない決断をしたいと思います。
丁寧なアドバイス本当にありがとうございました。感謝します。
回答専門家
- 大園 エリカ
- ( 東京都 / ダンスインストラクター )
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年
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この回答の相談
夫婦、子供2人の4人家族です。(長女5歳、長男2才)
現在、共働きで保育園に子供を預け、私(妻)の母親が保育園のお迎えをしています。
現在アパートに住んでいますが、土地・住宅購入を考えています… [続きを読む]
yumieruさん (茨城県/40歳/女性)
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