対象:キャリアプラン
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ヨシダケイスケ
キャリアコンサルタント
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「表現する力」を養うために
博士後期課程まで進むかどうかという悩みのご相談は、しばしばお受けします。
じぇしかさんのお悩みを拝見しますと、モヤモヤの原因は、ご自身よりもご両親の考え方との相違にあるように感じます。
一昔前までは、博士号まで取得すると潰しが利かない、就職の選択肢を狭めるという考え方がされていた時代がありました。だから、そこまで進学しない方が良いのではないかと考える親御さんもいらっしゃるかもしれません。
ただし最近は、大企業や有名企業であってもなくても、自分の「専門性」を持っていることが非常に重視される社会になっています。その「専門性」とは、何らかの社会課題や素朴な疑問に対して、専門家として養ってきた下地や素養をもとに、他者にとって価値のある形で言語化できる能力です。それは後期課程での研究や論文発表によって大きく伸ばすことができます。
もちろん社会人になってからそのような能力を身につけることも可能ではありますが、博士号を持っていれば、誰に対してもその能力を持っていることを分かりやすく伝えることができますので、これからの社会を生きていくには重要なものと言えます。
これから社会に出る大学院生のじぇしかさんは、親御さんの世代よりも長い期間、働くことが求められていきます。そしてこれからの社会は、機械の活用がこれまで以上に進んでいくために、専門性を持っていることがいっそう重視されるようになっていきます。
そのために、国としてはリカレント(学び直し)教育を充実させようとしており、専門性を複数有している社会人を育成しようとさえしています。
じぇしかさんの考えられている選択肢は、どれも間違いではないでしょう。
そしていずれかの選択を既にされていることと存じます。
重要なのは、どれを選択したかではなく、その経験を糧として今も日々前進し続けていること。
じぇしかさんがそのように人生を歩まれることを応援いたします。
頑張ってくださいね。
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この回答の相談
はじめまして。都内国立大学の大学院に通うM1(女)です。専攻は人文社会学系です。
在籍している大学院には内部から進学しました。公立学校の教員を目指していたので、学部生時代に取り切れなかった不足… [続きを読む]
じぇしかさん (東京都/24歳/女性)
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