Re:先住犬のストレスについて

先住犬は７歳ということですので、まずは体調不良の原因がストレス以外にないのかを確認することをお勧めします。口臭がでてきたとすると脱水や口腔内疾患も考えられます。身体検査・血液検査・尿検査等で全身状態をチェックし、何も問題がないか確認することが先です。新しい犬が来たことが一つの要因としても、それでぐったりしてしまうというのは考えにくいです。

先住犬にとって、自分の生活の中に新しい犬が来ることは、どんなに相性が良い犬同士であってもストレスがかかりますが、必ずしも悪影響だけというわけではありません。

ただ、新しい犬を導入するには、仲良くして貰うよう段階を踏んでならす必要があります。
人間でも突然見知らぬ人が家の中に入ってきて、勝手に生活を始めたらびっくりしてしまいますよね。はじめは外で知り合ったり、意気投合してから一緒に住み始めると思います。では、犬の場合はどうすれば良いのでしょうか。

すでに、もう一緒に生活をしているようですが、後からの元気なプードルはしつこく先住犬にまとわりつくような事はないようですから、意識して何もかも先住権を優先に接する必要はありません。まずは、生活圏を少し区切って、一頭づつでいられるようにしてあげましょう。そして、お互いの気配を小さな刺激から認識させ、徐々に生活圏を重ねていくようにしましょう。

お散歩は別々に行きましょう。特に若い犬はエネルギー発散が必要ですので、しっかりと外で遊ばせましょう。

ご家族がおられ二人で別々に犬を連れてお散歩に行けるようであれば、外でご褒美をつかって二人でいるときに楽しい事をしてあげましょう。必要であれば、行動診療科に相談して詳細な方法について二頭の様子を見ながら方法を考えて貰いましょう。

いずれにしても、まずは先住権の健診を一日も早く受けて下さい。