対象:ペットの医療・健康
RE:肝機能の異常高値でも、腹腔鏡下生険を受けるべきか
ご相談いただいた症例は、肝臓の血液検査の値がかなり高く、また内科治療によって改善がみられないことから、元気食欲があっても原因追求のための追加検査が勧められます。
腹部のレントゲン検査や超音波検査などの画像診断は、検査済みと思いますが肝臓の評価に必要です。
血液検査や画像診断で原因がはっきりしない場合では肝臓の組織生検を検討します。
ご心配な肝生検のリスクについてお答えします。
主なリスクとしては麻酔と生検による出血があげられます。
麻酔に関しては、肝臓の数値が高く高齢なため、健康な動物に比べリスクは高くなります。
十分な術前検査が勧められます。
また、腹腔鏡下の肝生検に関しては開腹生検と比べて体の侵襲が低く、装置や技術の向上などもあり、一般に出血は少なく安全に行えます。
これらのリスクをふまえた上で肝生検実施の判断が必要です。
生検実施に関して再度、担当の先生と相談してみてはいかがでしょうか。
今後、症例の体調の悪化により検査ができなくなってしまう危険性もあるので生検実施の早急な判断が勧められます。
生検のリスクと必要性の詳しい説明を聞いてから、生検の実施の判断をして下さい。
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コロ-コロさん (神奈川県/34歳/女性)
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