対象:ペットの医療・健康
原因は誤飲、分離不安、脳腫瘍などさまざま考えられます。
ご心配ですね。
1ヶ月前から食欲がなくなってきたということ、食べると嘔吐するということですが、かなり体力を消耗しているようなので、早急に対処してあげなければならないと思います。食欲が低下し始める1ヶ月前になにか生活で変化はありませんでしたか?血液検査や、尿検査、レントゲン検査、ホルモンの数値、神経学的検査、尿検査など、他に異常はなかったのでしょうか?
昔、トレーニングで関わったワンちゃんの場合、そのように食欲が落ち、レントゲンやバリウムを飲んでも消化管に異常が見られませんでした。そのワンちゃんの場合、少しは食べてくれたのですが、数ヶ月後竹串を食べたということで、開腹手術をしたら、他にも誤飲していて、特にストッキングが腸に癒着していてたそうです。その後も、腸の癒着が悪化して体力が低下し、腸と腹膜の癒着を取る手術中に亡くなりました。飼い主さん自身、獣医さんに試験的な開腹手術を勧められた時に、早い段階で決断し、手術をしておけば良かったとおっしゃっていました。
他にも、お嬢さんが結婚して分離不安を持っていたミニチュアダックスが食べなくなり、少し回復したと思ったら、6ヶ月後に別のお嬢さんが結婚して、再度分離不安が悪化して体力が低下して、亡くなったケースもあります。
また、食欲不振に飼い主さんが気がついたのが、1ヶ月前だけど、6ヶ月も前からドッグフードを食べなくなっていて、ただの好き嫌いだと思っていたら、多発性リンパ腫で動物病院に行った時には余命2週間だったケースもあります。
原因はホルモン、腎不全、中枢神経系の疾患、例えば脳腫瘍などもあります。いつから好き嫌いがひどくなったかどうかなども考えてみてください。
回答専門家
- 千田 純子
- ( 千葉県 / 獣医 )
- ペット行動コンサルタントSENDA
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。
ペットの犬や猫の問題行動の予防や改善のためのコンサルテーションや個人トレーニング、グループトレーニングを行っています。当しつけ教室の卒業生には、老人福祉施設や病院、緩和ケア病棟でセラピー犬として活躍しているワンちゃん達もいます。
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この回答の相談
1ヶ月前ほどに、ドッグフードを残すようになりました。好き嫌いしているだけだと思っていましたが、だんだんと食べる量が減って今では流動食を無理矢理食べさせている状態です。しか… [続きを読む]
/高橋/さん (大阪府/24歳/女性)
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