対象:リフォーム・増改築
築80年の住宅に関しまして
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こんにちは
スタジオドゥカの畔柳です。
築80年の住宅を維持していらしたとのこと、素晴らしいことだと思います。と同時に、おそらく様々な面で維持管理に費用も手間ひまもかかるというのが現実かもしれません。
さて、まず、建築家(設計・監理業務を独立して行っている専門家)にご相談なさることをお勧めします。
一般的には、あまり理解されていないことが多いのですが、建築家/設計者の立場は、弁護士と同じとお考えください。
弁護士が、弁護を引き受ける方の利益を守ることを仕事としているように、建築家・設計者の仕事は、依頼者・施主(建築主)の利益を守る形で仕事を行います。建物を建築すると言う、専門的な知識や技術を結集して行われる一大事業を、施主・建築主の立場を代表する形で自分の専門知識を行使することを仕事としているわけです。
その為に、施主・建築主を依頼者・クライアントと呼び、クライアントから業務料・設計管理費をいただきます。つまり、ご相談者の方の求めていらっしゃる中立的なアドバイスをできるのが建築家とお考えになると良いと思います。
リフォームにしろ、建替えにしろ、工事種別に関してしがらみ無く、施主・建築主の方にとって一番よい方法を模索することができるのが建築家です。
さて、ご質問内容とは異なりますが、築80年の建物について、もしリフォームをお考えになるということでしたら、まずは、耐震診断・補強をお考えください。古いが為に劣化している部分もあると思いますし、なによりも、古い建物は耐震性が不足している可能性は十分にあります。
木造の住宅でしたら、その補強方法を様々に研究実施されてきていますので、補強すること、それと同時にリフォームを行うことで、安全で、かつ快適な住まいを手に入れることも可能です。お考えになっている減築も耐震性を高めるひとつの選択肢です。
また、行政機関によっては、住宅の耐震・補強設計・補強工事に助成金を出している場合もありますので、ご自宅のある役所に問合せてみるのも良いかもしれません。
評価・お礼
yahho0392 さん
2014/05/24 22:57
回答ありがとうございます。
弁護士と同じ、ということは知りませんでした。仰るように、まずは耐震診断を検討してみます。
80年以上経っていますし、それまでに何度も地震がありましたし、耐震性は不足していると思います。
診断はすぐにでも取り掛かれるので、両親に提案してみます。
回答専門家
- 畔柳 美知子
- ( 東京都 / 建築家 )
- スタジオドゥカ建築設計室 管理建築士
時の変化を受け入れる揺るがない空間を
住宅/建築は、完成した瞬間から時の流れを受け、変化し、やがてオーナーのかけがえのない空間として熟成してゆきます。その為の空間を作るのが私の仕事です。また、特に、犬と暮らす住まいのアイデアをご提供しています。
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この回答の相談
戸建の建替かリフォームか迷ったら、どこに相談し判断してもらったら良いでしょうか。
戸建で築80年以上経っています。
風呂、トイレはこの数年内に新しくしましたが、築80年以上経っているので、… [続きを読む]
yahho0392さん (広島県/28歳/男性)
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