対象:新築工事・施工
吉田 武志
建築家
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部材同士の「取り合い」の管理
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新築住宅もリフォーム同じですが、住宅をはじめとして、建築物は多数の部材が密着して(取り合って)成り立っています。
当然、不具合はその取り合いに発生することが多いです。各部材を施工する専門工事業者 (職人)や住宅設備メーカーは、自分達の供給する部材及び施工には責任を持ちますが、他の部材や構造体との「取り合い」には責任は持てません。
当然のことながら、専門工事業者は自分の施工責任範囲以外の部分は、責任が取れないのです。「取り合い部分」の責任は、現場監督のいる住宅会社の仕事です。
取り合い部分の責任を持つことが住宅会社及び現場監督の技術であり重要な仕事の1つになります。特にリフォームやリノベーションでは、既存部分と新設部分の取り合いが生じるため、より経験が必要となります。
現場監督は、品質管理、工程管理、予算管理を行いますが、品質管理の中の大きなウェートを占めるのが、「部材同士の取り合い部分の管理」です。
補足
現場監督は、施工の中心となる役割なので、住宅会社に担当の現場管理者を付けてもらうよう話をすべきだと思います。
評価・お礼
halhalhal さん
2013/11/17 13:24ご回答ありがとうございました。アドバイス通り,担当をすぐにつけてもらえるようお願いしました。幸い担当も決まり,工事が進んでおります。先日担当の現場管理者と話したところ,建築中の家については,あまり把握されていない様子でした。設計者の方と,大工さん両者に確認しながら落ちの無いようにやってもらえるようこちらでも気をつけていこうと思います。詳しい解説をありがとうございました。
吉田 武志
2013/11/18 07:53
高い評価を頂きありがとうございます。
担当者が決まり、良かったですね。
順調に工事が進み、完成すると良いですね。
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この回答の相談
HMにて新築中です。HMの職員が現場監督,工事は下請けの大工さんによって進められています。
基礎が終わり,上棟まで済んでいる状態ですが,先日現場監督をされている方が急に辞められたと連絡がありました… [続きを読む]
halhalhalさん (長野県/33歳/男性)
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