対象:英語
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「外国語に向いている」という定義
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今日は。 面白いご質問ですね。
まず「外国語に向いている」ということから定義しましょうか。
理解して使えるようになる目的の「向いている」とは、まずその言語の土台になっている思考法などを理解出来るかが重要です。
例えば、英語の場合、必須の基本はCritical Thinking です。 物事を論理的、科学的、客観的、批判的に分析していく考え方です。 日常で使われる英語でも、すべてその論理が土台になっていますので、Critical Thinkingが理解出来ないと「英語に向いている」とは言えません。
次に個々の言語に特有のCritical Thinking などの思考法を、抵抗なく使えるかも「向いている」には必要なことだと思います。 日本語の基本にある「玉虫色」「抽象的」「批判はせず周りに合わせる」「科学より従来からのやり方を信じる」などの方が自分には楽であると思うなら、英語には「向いてない」かも知れません。
論理的、科学的根拠に基づいた自分の意見を持ち、その意見が周りと異なるからと言って、周りに意味もなく合わせることをしない。 “I disagree.” ということを躊躇しない。 こんな考えを持てる人が「英語に向いている」と言えると思います。
単に外国語で歌えるかを、「向いている」の定義とするなら、イタリア語の方がはるかに日本人には「向いている」でしょうね。
英語と日本語の音声は言語学の見地からはまったく異なります。 それに比べて、イタリア語の音の成り立ちは、はるかに日本語に近いものですから、発音を簡単に感じるのも当たり前のことですね。
英語は子音と母音の関係が非常に複雑ですし、各ひとつひとつの音声の調子も日本語やイタリア語のように一定ではありません。 その複雑な言語リズムが実は音楽には一番適していると考えられているので、英語の歌詞がついている曲が圧倒的に多いのも事実です。
さて、「歌うための外国語」それとも「理解して使うための外国語」どちらを目指しますか?
I hope this helps.
Good luck.
評価・お礼
ヒロカ さん
2013/09/19 15:08
Thanks a lot.
そうですね、大卒なので英語のロジカルはある程度分かります。しかし、英語は好きな洋楽を聴くため・イタリア語はイタリアの食文化を理解するためでTOEICのスコアで英語が向いているかいなか判断するのは絶対的だと思いますか?。
大澤 眞知子
2013/09/21 12:20
Hi again,
TOEIC で英語理解への適正を試せるかというとNOです。
TOEIC は日本式フレーズ暗記、単語暗記を基とし、日本人が日本人向けに作ったテストですので、あくまでも日本国内だけのランキングを現わすだけです。 どの程度日本式英語学習を頑張ったかというランキングです。
従って、TOEIC 満点取ったとしても実際の英語運用能力があり、英語理解が出来ることではありません。
テストで英語への適性を試そうと思われるならTOEFLに挑戦して下さい。 TOEFLiBTで80点以上取れるなら、まぁそのまま英語の勉強を続けて進歩出来ると思います。
テストよりももっと的確に適性を図れるのは英語のエッセイをいかに簡潔論理的に書けるかを試すことです。 論理的でない日本語脳が見事なまでに暴露出来る方法ですよ。
Good luck!
回答専門家
- 大澤 眞知子
- ( 英語講師 )
- Super World Club 代表
カナダにいらっしゃい!
カナダ 在住。パンデミック後のNew Normal 留学をサポート。変わってしまった留学への強力な準備として UX English主催。[Essay Basics] [Critical Thinking] など。カナダから日本に向けての本格的オンライン留学準備レッスン・カナダクラブ運営。
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この回答の相談
こんにちは。はじめまして。大卒29才男性。転職してアパレル系の商品センターで働いています。
思いつきでやり直し英語を始めてしまって1年半経ちます。
思いつきで受けた2回のTOEICは350点か… [続きを読む]
ヒロカさん (東京都/35歳/男性)
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