対象:英語
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TOEFLのスコアを上げるには?
Hi,
日本の方はTOEFLを、まるで英検かTOEICのように一夜漬けのフレーズ、単語暗記で克服出来るテストのように誤解する傾向がありますね。
問題集をやって、CDを聞いて、試験対策をして、それでもダメなら(昔進学塾で教わったみたいに)、どこのセクションの何をどう暗記すればいいのかを誰かに聞いて、またそれを試験対策と考える傾向があります。
まったく間違いなので、再考して下さい。
なぜ、英語圏の大学がTOEFLの高得点を課すのか。 その理由を考えたことはありますか?
大学の授業についていける思考能力を英語で運用出来るかを調べたいからです。
単に、英語の単語をいくつ知っているか、フレーズをいくつ知っているかを調べるものではないですね。
英語圏の大学の授業についていくために必要な論理的、客観的、科学的、批判的思考能力(クリテカルシンキング)を基盤にした英語が運用出来ているかを調べるのがTOEFLです。
TOEFLを20年以上教えていますが、テスト対策などはまったく行いません。
英語を読むとはどういうことなのか。 聞いて理解するとはどういうことなのか。
Inferences (表面的な意味ではなく、示唆されていること。 読み取れることを理解する。 主題を即座に自分のことばで表現出来るなど。)
英語を話すとはどういうことなのか。 書くとはどういうことなのか。
まず、主題を明確、正確に表現し、論理的な理由をつけ、それをサポートする具体例を挙げる、など。)
そのようなことを繰り返し繰り返し訓練します。
そして、実際TOEFLの模擬テストのようなもので実力を試すのは、私のTOEFLクラスでは年に3回位です。
上記のような訓練を受けている生徒たちは、その1回ごとに目に見えてスコアが上がっていきます。
Speaking に関しては、もちろん、クリティカルシンキング以上の能力も必要です。 英語を発声するとはどういうことなのか。
正しく英語の音を出し、母音を押し出し、子音の口の形を正確に体現するにも、長年の訓練が必要です。 自分が思いこんでいる英語の音は、ただ自分の脳が日本語の音に置き換えているだけの場合がほとんどです。
また、言語は表現するものですから、相手に伝わらないと意味がありません。 言葉に感情を持たせ、コミュニケーションとして発声することもこの上なく大切です。
補足
日本語は得てして単調な抑揚で、感情を押し殺した話方をしますが、英語はそれでは誰も聞いてくれません。
そんな基本から根気よく訓練を始めて下さい。
最近、生徒獲得のために1年程度の留学制度を宣伝している大学が多いですね。
一年英語圏で留学!は聞こえはいいですが、実際、ほとんどの日本人学生はTOEFLが取れないので、ESL(外国人のための英語のコース)の結構下位のクラスにしか行けず、結局同じ日本人仲間と英語ごっこをして帰ってくる結果になりがちです。
カナダなどでも、「日本の大学生の英語レベルはなぜあんなに低いの?」とよく聞かれます。
そんな仲間入りにならないよう、正しい英語の勉強法に立ちかえってみて下さい。 今からでも全然遅くないですよ。
Good Luck!
回答専門家

- 大澤 眞知子
- ( 英語講師 )
- Super World Club 代表
Be Bilingual
カナダ在住。カナダからオンライン講座カナダクラブ提供。留学生へのアカデミックサポート(エッセイ指導)留学希望生へのアカデミック準備 (Reading, writing, エッセイ基本)Critical Thinking指導、最新の理論に基づくBilingual Education特別提供中。
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4月から大学3年生になり、カナダ留学を考えています。
私の通う大学では留学制度があり、そのためにはTOEFLの点数と英語での面接が必須となります。TOEFLの点数での選定後、10月… [続きを読む]
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