借り換えか繰り上げ返済かについて

まあちいりんごさんへ

はじめまして、個別相談専門のファイナンシャル・プランナーとして活動しています、
渡辺と申します。

『現在の住宅ローンを組んでいる金融機関のＡ社のまま、妻仕事復帰後に余裕があれば繰り上げ返済をしてローン残高を減らした方が良いのか、
新しく１．２％の金融機関Ｂ社に借り換えをした方が良いのか、どちらが良いのか教えていただければと思います。』
につきまして、

住宅ローンの借り換えを行うことでメリットが出るための条件として、
１．返済期間が１０年以上残っていること。
２．借入残高が１０００万円以上残っていること。
３．利用している住宅ローンの金利と、借り換え対象の住宅ローン金利との差が、１．０％以上になること。
などとなります。

実際には具体的な計算をしてみないと分かりかねますが、まあちいりんごさんの場合、
・お空楽返済期間は１０年以上残っていることと思われますが、
・現在の借入残高が９６０万円と、１０００万円に満たないこと。
・現在利用している住宅ローンの金利が１．９％に対して、借り換えを検討している金融機関の住宅ローン金利が１．２％と、十分な金利差になっていないこと。

などの点を考慮した場合、
新たにかかることになる諸費用分も考慮すると、
借り換えによるメリットは期待し辛いように思われます。

よって、借り換えよりも繰り上げ返済の方をお勧めします。

尚、まあちいりんごさんの場合、５歳と１歳のお子さまがいますので、
少しでも早く繰り上げ返済により、住宅ローンを完済するようにして、
今後の教育資金を確保していくようにしていってください。

以上、ご参考にしていただけますと幸いです。
リアルビジョン　渡辺行雄
http://www.fpreal.jp/