就労するのに労働ビザが求められるのは、どの国でも当り前です

山中と言います
英語の専門家ですが、サラリーマンであり、海外への日本人赴任や、日本国内で外国人労働者を使う仕事にもかかわっています

文面を見て思うことを箇条書きで述べます

・あなたの夢はあきらめる必要はないが、実現の仕方を慎重に研究する必要があります

・ビザは受け入れ側の国が発行するものであり、観光、留学、労働などの目的に応じて手続きがなされます

・短期観光であればビザなし渡航が可能な場合が大半ですが、ビザや招聘状が無いと入れない国も多くあります

・どこの国でも、外国人を条件なしで自由に入れるところはありません、特に厳しいのが労働者の出入りです

・ＥＵは域内では人、モノ、サービスの流通が自由ですが、加盟国が協定でそうしているのであり、域外に対してはそうではありません

・あなたは、オーストラリア政府から留学の許可を得て留学していたのであり、留学期間が満了したら帰国せねばなりません、なぜなら、あなたは日本人だからです、あなたの生命、財産、安全を守ってくれるのは日本政府であり、オーストラリア政府ではありません

・留学期間が終わっても滞在していたら「不法滞在」であり、あなたは処罰され、強制送還される立場です、そうなると「好ましからざる人物」として記録に残り、特別な事情が無い限り再入国はできなくなります

・中国やベトナムなどから「研修生」を受け入れ、勉強しながら「アルバイト」で働く仕組みは日本にもありますが、ルール違反が見つかれば厳しく罰せられます

・労働ビザを取るのは容易ではありません、なぜなら、あなたが就労することでオーストラリア人が1人職を失う可能性があるからです

・あなたでないと務まらない技量やノウハウ、経験があれば特別に許可を得ることはできますが、それでも簡単ではありません
私は、以前、イギリスの日本企業で働いていましたが、イギリス人ではなく私でなければいけない理由が強く求められ、会社の人事部が苦労してドキュメントを作って出したことを覚えています

・永住したいなら永住権を取る必要がありますが、あのアメリカでも取得は容易ではありません
膨大なお金も必要です、だからこそ不法移民が多いのです

詳しい情報は大使館のホームページなどで調べるといいでしょう