対象:一般歯科・歯の治療
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山内 浩司
歯科医師
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第1大臼歯の大切さ。44歳歯医者より
奥から2番目の歯は第1大臼歯、6歳臼歯ともいいます。6歳の頃乳歯列の後ろに生えてくる永久歯です。この歯を中心に顎の骨格の形成や、噛み合わせ、歯並び、筋肉といったものが司られていきます。成人においてもキーティースと呼ばれ、大変重要な位置にある歯なんです。最も噛み合わせの力が掛かるのもこの歯です。この歯が充分に噛めないという事は口腔全域に大きな影響を及ぼしてしまうことがあります。現在の状態は、歯に限局した虫歯だけではなく、周りの歯周組織にも疾患が及んでしまっているようですね。予後の良好が期待できない場合には抜歯をし、原因の除去により歯周組織をなるべく温存する方がベターという考えもあります。まず、抜歯・非抜歯については将来的なことも加味した上で担当医様の診断を仰ぎ、納得の上決定されるとよろしいと考えます。
補足
また、抜歯に至った場合のその後の選択肢ですが、前後の歯が虫歯のないご自身の歯(バージンティース)ならば削らない方がよろしいですよね。その場合、ブリッジは選択肢から除外されます。また、部分入れ歯は咬合力の再現性が低い為、キーティースの役割としましては充分でない様に思います。インプラントがこの場合には今現在において一番効果の高い選択肢と私は実感しております。
ブリッジにしてしまってからのインプラントは、不可逆的な歯を削る行為を伴いますのでお薦めではありません。ただし、歯を削らずに入れ歯をお試しいただくことは段階的には妥当な選択肢でもあると思います。この段階でご自身が大変納得出来るのであれば、ここまでが最終治療となる可能性もあると思います。
少し長文になってしまいましたが、インプラント治療を中心に歯科治療を行なわせていただいてる私の意見ですので、色々な歯医者さんのご意見も是非参考にしていただき、kotokotoさんにとって納得のいくゴールをお迎えいただくことが最良と考える次第です。どうぞ、大切になさってくださいませ。
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この回答の相談
右側上の奥から二つ目の歯を入れ歯かブリッジかインプラントにするかで悩んでいます。
小学生からの虫歯で、神経を取り被せてありましたが、今年に入り夜も寝られない位に痛み、診察の結果、… [続きを読む]
kotokotoさん (京都府/44歳/女性)
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