対象:住宅設備
秋葉 忠夫
工務店
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伝統的な工法を使って新築している現場を見学することが早道です。
伝統構法または伝統的な工法を使って住宅を新築している工務店が地域ごとに存在しています。規模が小さいため、その存在がお客様からはなかなか見えません。無垢の木や漆喰といった伝統的な、自然素材を使っている会社がほとんどです。職人も、地域ごとの歴史から生まれた、技術の伝承がされています。
木工の継手では、追掛け大栓・渡りあごを中心組みに、車知栓や込栓で留めていくという、日本伝統の軸組みが基本になります。
しかし、本物を求めていけば希少価値をもとめることとなり、建築費が高価になってしまうことは否めません。そこで、基本となる、たとえば大工の技術や左官の技術を最大限活かしてあとは現在の施工方法や施工材料と組み合わせていくことでコストを抑えることができます。確認申請や性能確保するための法律をクリアすることが前提ですから、現代の実情に即した対応がされています。
日本の民家を100年単位で長持ちさせてきた、元祖・長期優良住宅といえるでしょう。
まず、伝統的な日本の住まいを是非ご覧になることをお勧めします。それには、HPでご近所の工務店を検索してみてください。
古民家は、囲炉裏から出たすすで黒くなっていますね。この雰囲気が好きな方もいらっしゃいます。移築は現実的でなくても、古民家の解体から出た古材は専門業者によって保管されて流通しています。
伝統的な工法を用いて、古民家風に新築するのが私の勝手なお勧めです。
補足
例として現代の伝統と現代のデザインを融合した弊社の施工例をご覧いただければ幸いです。
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子供の頃に田舎に行くと、宮大工さんが作ったような、金物を使用していない家がたくさんありました。将来はそんな家に住みたいと思っているのですが、現在ではそういった住宅の方が高いのでしょうか。情… [続きを読む]
All About ProFileさん
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