対象:会計・経理
林 高宏
税理士
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帳簿の記帳は自己流で大丈夫ですよ
はじめまして! 税理士の林と申します。
1)事業にまったく関係ないので、何もする必要ありません。
2)事業口座から引き落とされる水道光熱費ですが、いったん全額を
(水道光熱費)×××(普通預金)×××と仕訳し、決算時に決算修正として家事分を、水道光熱費から除くようにしてはいかがでしょう。
(事業主貸)×××(水道光熱費)××× 摘要欄に家事分と記入
毎回按分するより、この方が簡単だと思いますが・・・
カードの支払いは、事業用のものと、家事分が混入されているケースをよく見かけます。
カード代金を事業用の口座から引き落とされている場合、2つの処理方法が考えられます。
1)×月××日(消耗品費)×××(普通預金)×××
(事業主貸)×××(普通預金)×××
以下、カードの明細ごとに仕訳する方法
2)×月××日(事業主貸)×××(普通預金)×××
このようにいったん、引落日にカード支払額を全額家事費として処理し、後日暇なときにカード支払明細を見ながら、事業に使った分の修正仕訳を起こす方法。
×月××日(消耗品費)×××(事業主貸)×××
(接待交際費)×××(事業主貸)×××など
私は、2)の方法が簡単なので、こう処理するよう指導しています。
3)通帳通りに記帳する必要はありません。
間違えて出金し、すぐに入金した場合、私は通帳に線を引き消しています。
帳簿には事業に関するものを入力すれば結構です。カードや通帳など、できれば事業用と家事用にわけたいのですが、最初からそうできるはずありません。そういう場合事業主勘定を利用して家事分をなるべくまとめて除外するのが、記帳を簡潔にするコツです。
記帳に関し、こうしなければならないというルールはありません。正しい決算書を作ることができれば何でもOKですので、自己流で結構です。
また、記帳は毎日コツコツと続けるのが肝要、記帳を溜め込んでしまわないよう1日10分ですませることができる簡単な記帳を心掛けてみてはいかがでしょう。
勘定科目に迷ったら取り敢えず、代表者勘定を使用しあとで代表者勘定だけをまとめて見直すなど・・・
地道な作業ですがマイペースで続けるよう、これからも頑張ってください!
補足
青色申告のことを補足させていただきます。
お話を伺い、真面目にきちんと帳簿をつけようとする姿勢が伝わってきました。
青色申告にはしていらっしゃいますか?
もし、まだでしたら是非青色申告で申告することをお勧めします。
来年3月15日までに税務署に「青色申告承認申請書」を提出してください。
来年分から適用になります。
B/sを組んだら65万円の青色申告特別控除が認められますし、奥さんに専従者給与を出せたり、3年間無料で税理士等の記帳指導が受けられたり、様々な特典があります。
是非、前向きに検討してください。
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この回答の相談
昨年度から主人が個人自営業となりました。
昨年度の確定申告は、知り合いに
手ほどきを受けながら申告しましたが、理解できないことも多々あったので自己流に勉強して行く中解決できない疑問が未… [続きを読む]
oonaoさん (茨城県/41歳/女性)
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