個人所有の不動産を会社に賃貸する。

　個人が、会社を設立し、個人の所有の不動産を、新会社に賃貸する方法が一般的です。

質問１
　税務署の言うとおり、個人名義の土地取得費を会社経費では落ちません。
　会社名義に変更する場合は、登記手続き・変更費用、取得税など不要な費用が発生します。　

　従って、現状の個人名義のまま、個人から、会社に賃貸する方法が一番良いでしょう。

　個人と都会社の間で「不動産賃貸契約書」を契約し、会社は、個人に賃料を払う方法です。ガレージは、個人で建てたので有れば「土地付き建物」になります。

質問２
　自宅の一部を、会社事務所として使用する場合も、土地付き建物の賃貸契約書により会社が月々賃料を支払う方法です。会社は、支払賃料を経費と出来ます。

何れも、賃料は、近隣の賃料相場が参考になりますが、参考資料として、
　１，市税の固定資産税等の支払額の１０～１５倍が年間の賃料の参考になります。

　２，　関東地方では、住宅の賃料は平米当たり平均月額1,000～1,500でしょう。
　　　近隣の、貸家の相場が目安になります。

　３，自宅の場合は、使用比率に連動して住宅ローン支払額がある場合は支払額の３０％
　　　が支払賃料としても良いでしょう。

　個人が起業した場合は、会社はその費用負担は軽減しないと立ちゆかなくならないよう考慮する必要が有ります。

　ご主人（個人）が、新会社から給与（源泉税を払う）を得て、このほか、不動産賃料（所得）が年２０万円以上有れば申告が必要になります。要注意です。

　詳しくは、税理士、税務署にお聞き下さい。