対象:住宅設計・構造
フラット35をご利用になるのでしょうか?
大阪で設計事務所をしています。
ご質問の様に、材料の仕様と厚みで次世代省エネ基準をクリアす熱貫流率に拠る方法と、性能規定で定められている熱損失計算に拠る方法があります。熱損失計算を行えば、材料の仕様や厚みに固執することなく、言い換えればそんなにお金を掛ける事無く次世代省エネ基準を取得することが出来ます。
耐震等級2にしても、準耐力壁を考慮する住宅性能表示制度に定められた方法で壁量計算すれば、殆ど費用を掛けることなく耐震等級2を取得出来ます。
次世代省エネ基準か耐震等級2か迷われていると云うのはフラット35Sをご利用になる為でしょうか。フラット35Sはどちらか一方を選択すれば、用件を満たす事は出来ますが、両方選択しても問題ありません。これから数十年住み続ける家ですから、僅かな初期投資で快適で安全な家に住まう事が出来るなら、両方選択すべきかと思います。
回答専門家

- 福味 健治
- ( 大阪府 / 建築家 )
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
一般の在来2階建の木造住宅を次世代省エネ基準
に適合させるには断熱材の厚みとサッシを樹脂サッシLOW-Eガラスに
変える他に何を変更したらよいのでしょうか?
省エネ基準4にするのか耐震基準2に
するのか、どちらが安くすみますか?
ゆみおみさん (愛知県/33歳/女性)
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