対象:ペットの医療・健康
犬の胃癌手術について
はじめましてアレス動物医療センターの沖田と申します。
さて胃癌の手術ですが、どれだけの範囲に腫瘍があるか、そしてどの部位にあるかというのが重要となります。
現在のところ胃全摘手術は犬の場合、あまりうまくいかない(予後が悪い)といわれていますので、一般的に胃癌の手術で実施されているのは部分摘出手術です。
ただ、症状が出てきたころにはかなり進行していることが多く、手術のタイミングを逃すことが多いです。
腫瘍の範囲が80%というのはかなり厳しい範囲と思われ、また何よりも入り口付近に腫瘍があるのでしたら、これを摘出するのは困難と思われます。
胃の出口付近は切除しても腸の正常な部分と接合する手はありますが、入口付近を切除し、食道と接合するというのはおそらく不可能です(少なくとも私にはできません)。
実際のところは診てみないと、とは思うのですが、もしかしたら腫瘍が胃の入り口付近にも食い込んでいるため、主治医の先生は手術を勧められなかったのではないでしょうか。
あまりお役にたてる内容でなく、申し訳ありません。
回答専門家
- 沖田 将人
- ( 富山県 / 獣医 )
- アレス動物医療センター センター長
地域に密着したワンランク上のホームドクターを
アレス(Alles)とはドイツ語で「あらゆること」を意味します。インフォームドコンセントの充実、年中無休、CTスキャナ導入など動物たちの幸せにつながることなら、飼い主様のあらゆる要望にお応えしたい。そんな願いを込めて診療に取り組んでいます。
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この回答の相談
キャバリア10才です。
2週間ほど前から食事をしてもすぐ嘔吐し以前はとても活発だったのに日中はじっとしてることが多くなり先週病院に連れて行きました。
レントゲンを撮っても何も映らず帰宅。… [続きを読む]
aimiv3vさん (神奈川県/31歳/女性)
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