対象:住宅・不動産トラブル
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伊藤 裕啓
一級建築士
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原因と補修工事の保証について確認してください
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住まいのe-相談室 建築士の伊藤です。
基礎から水が染み出るトラブルはこれまでに何件か対応したことがあります。
多くは雨などで地下水位が上がった時に基礎の継ぎ目等から床下に水がしみだしていることが原因です。
今回のご質問への回答です。
1.工期について
これは施工者の段取りによりまったく異なります。住宅の敷地内なので大人数を投入することができませんので数人で行うのではないでしょうか。敷地を掘り返して防水工事を行うことを考えると1~2週間はかかるのではないでしょうか。
2.車の駐車場代について
今回の件では施工者が保証内の工事としてとらえていると感じています。そうなれば当然駐車場代金は請求できるでしょう。着工前に必ず施工者に確認してください。
3.外側からの防水処理について
まず原因が明らかになっている事が重要です。大がかりな補修工事を行うことを考えると施工者が原因を特定していると考えられます。漏水トラブルでは補修は原因の存在する側へ行う必要があります。今回の漏水の原因が基礎の打継部分や基礎貫通穴からの漏水であれば基礎の外側に防水工事を行わなければ確実に止水することができません。
いずれにしても補修工事の着工を許可する前に原因と補修方法、補修工事後、再度同じトラブルが発生した場合の対処方法(保証)について書面で取り交わしておいてください。
駐車場の代金、エアコンの移設等の費用についても明記しておくことが必要となります。
評価・お礼
kuzumo さん
2012/04/04 16:18
回答ありがとうございます。
補償は、瑕疵保険に加入している(基礎の補償は10年)ためだと思うのですが、業者持ちで工事をやると言っています。
雨が降る前と降った後で、床下を確認していたので、原因は雨水だと考えているのだと思います。
工事後、再度同じトラブルが起こった場合の対処方法は心配ですね。確認します。
以前、キッチン施工不良で水漏れした際、業者側がダメになったカーテン等弁償してくれたのですが、2回ぐらい催促して1ヶ月後に振り込まれました。
伊藤 裕啓
2012/04/04 16:38
評価いただきありがとうございました。
書いていただいた内容で少し心配な部分があります。
「基礎の補償は10年」というのは構造的な欠陥の場合です。瑕疵保険として漏水を対象にするのは一般的に外壁や開口部、屋根から居室内への漏水の場合です。基礎内(床下)への漏水が瑕疵保険の対象となっているか、基礎の構造問題として扱ってくれるかを事前に確認しておきましょう。 このようなやり取りは日付と共に必ず書面で残しておくことをお勧めします。
早く解決するといいですね。
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この回答の相談
以前、基礎から水が染みでている件について、質問させて頂いた者です。
新築約3年経過です。勾配のある土地に建っています。
年始に、業者が床下点検口を開けてくれ、まず排水して雨水のせいか確か… [続きを読む]
kuzumoさん (東京都/39歳/女性)
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