対象:住宅設計・構造
富樫 孝幸
建築家
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耐風の補強方法
こんにちは、プラネット環境計画の富樫です。
強風で家が揺れて眠れない日があっては、さぞお困りだろうと思います。
3階建て木造住宅で細長い形をした建物の場合、耐震性より耐風性の条件が
きびしくなる傾向にあります。
1階の短辺方向にビルトインガレージのような大きな開口部がある場合、
耐力壁が少なくなり耐風性に対する条件はさらにきびしくなります。
その結果、強風時に建物が揺れる結果になるのだろうと思われます。
今まで同様のケースで補強設計を行ったことがありますので、参考程度に
書かせていただきます。
補強方法
・既存設計図、現地調査のもと再度構造計算を行う。
・短辺方向の壁を増設する。→60cm程度の耐力壁の増設でも大きく異なります。
壁の直下にはかならず基礎を設ける。
・床の水平剛性を高める。→既存床合板の補強で済む場合もありますし、さらに
耐風梁などの構造補強が必要な場合もあります。
このような補強を行うことで、大幅に改善されることもあります。
車庫を用途変更したり増築して居室として使用する場合、確認申請が必要に
なることもありますので、お近くの実績のある設計事務所に相談されることを
おすすめします。
参考程度に書かせていただきました。
早く安心して、お休みになれたらいいですね。
(現在のポイント:2pt)
この回答の相談
はじめまして。
木造3階建の建売住宅を購入して3年になります。強風がふくと家が揺れます。
ネットで同じような症状の方が結構いらっしゃいますが、当方もいわゆるペンシル型で1階がビルトインガレージになっ… [続きを読む]
katouさん (神奈川県/34歳/男性)
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