高校留学の意味

87auさん、今日は。
積極的に貴重な経験をなさってますね。
Good for you!

カナダで勉強する多くの日本人高校生・大学生のサポートをして来た経験から、「高校留学の意味」についてアドバイスさせていただきます。

英語圏で教育を受け、英語能力のみならず、コミュニケーション全般、そして英語の論理的科学的能力(Critical Thinkingなど）が身について来たと感じるためには、次の要件が必要だと考えます。

１．本当の能力を育てることが出来る環境
２．本人の自発的な勉強
３．時間

簡単に３番から申しますと、英語圏の高等教育（undergraduate レベル以上を指します）の中で５～６年は勉強する必要があります。

その中で本人が自発的積極的に勉強方法を見出し努力する必要があります。
質問も積極的に、discussionにも多く参加、本も限りなく読み、自分から英語で知識を吸収する姿勢が必須です。
これが２番ですね。

さて、１番の環境です。
「本当の能力を育てる環境」とは、Undergraduate レベル以上が必要です。
正式な大学のアカデミックコースです。
いわゆる語学学校などのレベルではありません。
残念ながら、英語圏の高校もまだこのレベルには達しません。

ということで、「高校留学」とは、その段階に至るまでの準備期間だと考えて下さい。
日本の高校しか知らずに、英語圏の大学に留学する人たちよりは、はるかに有利な準備が出来ていることになります。

ですから、87auさんはその準備期間のまだ入り口に立ったばかり。
焦らず、今の経験を大切にして下さい。
今の積極性をそのまま持ち続けてね。

「語学学校に居る意味を感じない」とすでに思われているということは良いサインだと思いますよ。
自分の能力を伸ばす環境を見極めることが出来始めている証拠だと思います。

どんどん人の中に入り、高校では授業に積極的に参加し、質問の鬼になり、将来の本格的な英語への準備をして下さい。

数年後にはきっとその準備の芽が出て来ますよ。


Good Luck!