対象:広報・PR・IR
回答数: 1件
回答数: 4件
回答数: 6件
岩井美樹
コピーライター
8
ル-ルを決めて、表にしておくと便利です。
- (
- 5.0
- )
私たちは、編集する冊子ごとに統一の語句のルール決めを行います。
1冊の社内報や情報誌には、何人ものライターさん、担当者、編集者などなど、
たくさんの人がかかわっているからです。
新聞などが、まさにその世界です。
様々な言葉の判断は、朝日新聞や共同通信社などの用語の手引きなどを基準や参考にしたりもします。
企業によっては、句読点をすべて「,(カンマ)」表記にしたりもするから、
ワードなどで一括置き換えできない時代の原稿整理は大変でした。
宗教法人の特別なページや漢字がたくさんある昔風の原稿は、
すべての漢字の横に、ひらがなルビをフルなどという規則もあるなど、
デザインに渡す前の文字校正は、いまだにたくさんの時間をかける作業のひとつです。
言葉は時代を映す鏡です。
漢字をできるだけひらがなに変えて、分かりやすくするというルールが流行ったこともあります。
昨今は、漢字を読めない人も多くなったので、ひらがなにするというよりは、
あえて、漢字を使って横にルビをフルことも増えました。
長い時間はかかりますが、若い社員さんに少しでも漢字に慣れてもらうためです。
漢字とひらがなのルールを社内で決めたら、簡単な表にして互いに持っておくことがいいでしょう。
それでも、なかなか守ってはもらえなくて、四苦八苦しますが。。。
分からないことや問題が出たら、互いに話し合うことも大切です。
しっかりと言葉を守り、原稿のスタイルを守っていくことが、
社内報や情報誌の格を高めることにつながると思います。
ただし、ガチガチになりすぎて、言葉本来の持つ表現の自由を奪わないようにする感性も大切です。
夏目漱石などの本を読むと、当て字も多く、それが反対にとても自由で素敵です。
楽しくて、ためになる、士気が上がる
社内報づくりを、ぜひ目指してくださいね!!
評価・お礼
龍々 さん
2012/03/15 00:03
丁寧なお教え、感謝いたします。
「漱石」という名前自体も、ありえへん言葉で、逆に風流ですよね。
平仮名にしすぎるのも、僕は疑問に思っています。
「わかる(分かる)」と「かわる(変わる・代わる)」は、
平仮名だと、かえって読み間違いそうな気がします。
「言葉を守ることで、社内報の格を高める」
この言葉、マイ格言にし、大ざっぱな上司を説得します。
「士気が上がる社内報」も、編集方針にします。
自分の士気だけでなく、読んでくれはる人のためにも。
ごっつい勉強になりました。
本当にありがとうございます。
(現在のポイント:10pt)
この回答の相談
社内報編集者の卵です。
先日「人数の数え方は、○○人か、○○名か」と質問し、
豊田先生と菓毎先生に、とても丁寧に教えていただきました。
もうひとつ、同じような質問… [続きを読む]
龍々さん (大阪府/18歳/男性)
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A