対象:システム開発・導入
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井上 敦雄
ITコンサルタント
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システム開発に必要なドキュメントと、作成に関する合意方法
ITコンサルタント、犬旅コンサルタントの井上敦雄(いのうえあつお)と申します。
その後、問題は解決しましたでしょうか。
あなたの希望された形で、システム開発会社と合意が取れましたでしょうか。
システム開発においては、ドキュメントが軽視される傾向にあります。
・企画書
・プロジェクト計画書
・基本設計書
・詳細設計書
・プログラム仕様書
・試験計画書
・試験項目表
・試験結果報告書
・プロジェクト終了報告書
たくさんありますよね。
ずっと以前には、ドキュメントが最重要視されていた時期もあったのですが、
お客様のニーズが多様化し、システムで実現するまでの時間がどんどん短くなり、技術も進歩したため、ドキュメントを作るよりは、システムそのものをどんどん作って、現物を見ながら修正する、というように変わってきています。
ただし、この開発方法には、向き不向きがあります。
大きな企業で使用する、官公庁向け、といった重厚なシステムの場合には、ドキュメントをきちんと作って、仕様の確認をして、合意してから、システムを作る、という手続きが必要です。
しかし、忙しくなってくると、システム開発会社側からの交渉ネタとして、
「プログラム開発を優先して、ドキュメントは後回しにさせてもらえませんか。」
という言葉が出てきます。
一般的に、プロジェクト、というのは納期より遅れてしまいます。
(理由は、また別の機会にまとめますね。)
その時に、最優先なのは、納期通りに動くものを納品すること。
とすれば、内部用のドキュメントは後回しにしてもよいのでは、というロジックです。
もちろん、正論ですが、この時に大切なのは、
「では、後回しにしたドキュメントは、いつまでにどこまでの内容を記述したものを納品してくれるのか。」
をしっかり話し合って、合意することです。
そして、
「当然、今回のプロジェクト費用に含まれていますよね。」
ということを、いいづらくても、はっきりと打合せの場で言って確認することです。
ちゃんとした会社なら、その内容を「議事録」に残してくれますし、もっとちゃんとした会社なら
「変更契約書」にまとめてくれます。
また、次のプロジェクトで新しいシステム開発会社を探す場合には、ぜひ、確認してみてくださいね。
補足
もし、システム開発会社の選定方法、プロジェクトの進め方、ドキュメントの納品、といった内容でお悩みがありましたら、いつでもご連絡ください。
(現在のポイント:-pt)
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imotenpuraさん (東京都/31歳/男性)
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