改善点として

シャワーの水圧が低いということですので
　
（１）節水用は文字通り節水を目的としています。
シャワーとして出てくる分を少なくして節水するのです。
その為、シャワーヘッドを「低圧用」に交換する手もあります。
節水低圧用シャワーヘッドと言う物もあります。

今現在、給湯器からは11リットル/分出て、シャワーから5リットル/分出ているということは
エコキュートの給湯圧力がどれだけあるか？
シャワーヘッドが何か（どのメーカーでどのような性能を持っているか）？、
給湯器とお風呂場は隣接して配管が短くても、曲げの箇所が何か所あるか？が分かりませんので
なんとも言えませんが、組み合わせによってはほぼ正常であると言えるかと思います。
引渡しの前には、水圧測定も行っているはずですので
このあたりは担当された設計者か施工会社に聞けば教えてもらえると思います。

（２）貯湯器から出てくるお湯の水圧は温度を何度に設定しようが一定です。
浴室リモコンを優先にして、給湯温度を高くして水と混合しながらシャワーすると多少強くなります。


「給湯温度を60℃にしても全然さわれる熱さのお湯しか出てこないんですよね」とのことですが

（１）サーモスタット付きの混合水栓を使用していると起こります。
リモコンの温度設定（給湯機から出るお湯の温度）を、使用の温度（サーモスタット付きの混合水栓で設定する温度）より１０℃以上高めにする必要があります。


三人家族で470リットルとのことですが、使用条件によってはあり得るのではないでしょうか。
以前、みゅーすけさんと同じ家族構成の設計をしたときに、
その家族の使用状況で考えると460リットルでも不足する（昼の沸き増しが必要）というご家庭もありました。
また、貯湯タンクに沸きあがる温度は同じでも、
冬季は外気温が低い為、貯湯タンク内のお湯が夏季よりは冷めやすいのです。
お湯を使用していけば、貯湯タンク内は水とお湯で層ができるので460リットルまるっと80℃前後と言う訳ではありません。


田中伸裕建築事務所　田中伸裕