対象:住宅設計・構造
山下 弘治
建築家
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集大成の家つくり
- (
- 5.0
- )
初めまして、ケイズアーキテクツの山下と申します。
ご質問拝見致しました。
私事で恐縮ですが、私も同じ50歳代です。
久保田様同様、境遇こそ異なりますが同じ年代を生きるものとして、共通のテーマはあると思います。
たまたま建築の設計を常の業務としている人間として回答させて頂きます。
久保田様は家つくりの趣旨を明確に持たれていらっしゃいますね。
今まで生活を土台にされている、と思います。
新規敷地の状況は概ねしか分かりませんが、広い道路に接道した細長い敷地ですね。
3方向の隣地に家の建設が予想されると言う事は容積率の高い商業系?の用途を想像します。
敷地の形状を有効的に利用する観点から、
1、町屋つくりを考える。
この字型のレイアウトを基本とし、中庭(パティオ)形式
2、大きな吹き抜けを確保し大きなボックスで考える。
中庭を内部に取り込む事で吹き抜けからの2次採光、通気を確保する。
3、2階のみ中庭(この場合バルコニー等)を形式とし、各居室の採光、通気を確保する。
が考えられると思います。
ただ、1、の場合
利点としては外壁面が多いため、各居室への採光、通気が確保し易い反面
欠点としては、広い空間が確保しづらく、外気との接触が多く熱損失が多いです。
2、も効果的ですが、1階に大きい空間が取りにくいですね。
ご要望のスペース確保を考えると、就寝する寝室、また暗いシアターRM、水廻りを1階とし
通常いらっしゃる居間、食事室を2階とし、2階にのみのバルコニー設置から南側採光、通気を確保する案が有効的に思いました。
よって、居間は北側に配置し、南北からの採光、通気を確保でき、明るい空間ができると感じます。
50歳代はまだまだ健脚ですが、将来を見据えてバリアフリーは当然ですが、EVスペースの確保と、家中の寒暖のない全館空調も計画されると良い と思います。
焦点があまり明確になりませんでしたが、私なりの意見述べさせて頂きました。
快適な家づくりされて下さい。
補足
参考事例として、80歳代の一人で暮らす家 を添付致します。
小さな家ですが、1階で生活できる様にしてあります。
評価・お礼
久保田浩己 さん
2011/10/14 09:19詳しく有り難うございます。EVスペースや吹き抜けを作ると部屋が長細くなるし。年老いていくので足が悪くなることや病気になる事も考えたいのですがやはりDKは2階でないと大きく取れません。寝室もしきりで別々になるように考えております。離れると何か会った時気がつかないかもしれませんし。妻の洗濯物や布団干しの事も考えるとどうしたらいいものやらと悩んでおります。こちらをたてればあちらがたたぬ状態です。50代ゆえ大きなローンも抱えたくなくビルトインガレージも諦めようかと思っております。細かく色々ご相談できる設計士さんのほうが良いのかと今考え始めております。本当に細かいアドバイスありがとうございます。
(現在のポイント:-pt)
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