対象:住宅設計・構造
田中 伸裕
建築家
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子供室にも目を向けて
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結露は水蒸気を含んだ暖かい空気が冷やされた(壁等に触れた)時に水蒸気として保てなくなるために発生します。
防ぐためには、壁の表面温度を室温と同じくらいに保つ(断熱・防湿・気密)・換気を良くし水蒸気をとどまらせない(計画換気)ことが必要です。
コンクリート壁や浴室側に関しては他の回答者さんが回答していますので省きます。
岐阜県は全国的に見ても日射量が多く、蒸し暑い地域です。
「子供部屋は当面は日常的には使わない予定」とのことですので、物置代わりになるのではと予測します。
そうすると部屋を使う頻度が少なく24時間換気は義務付けられてはいますが空気が滞りやすくなり結露につながりやすくなります。
また、浴室側の壁にクローゼットや家具などを置くとやはり換気の面で不利になってきます。
コンクリート壁の処理方法を確実に行うことが大切ですが、子供室の断熱・防湿・気密・計画換気についても計画者さんに確認してください。
評価・お礼
cocoruru さん
2011/05/11 11:45
ありがとうございます
去年の夏はとても蒸し暑い日が続いたせいか、いろんな物がカビました。そして冬はとても冷え込む地域ですので浴室と使っていない部屋との温度差はとても大きくなるのはさけられないと思います。
特に子供の使う場所には少しでもカビ等の発生は抑えたいと思っています。
子供部屋の対策を相談してみます。ありがとうございました。
田中 伸裕
2011/05/12 13:18
評価ありがとうございます。
私も岐阜で設計事務所をしております。
いかに自然の力で各室の温度差をなくすか
岐阜の気候対策には大変苦労しますね。
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この回答の相談
現在、木造の新築住宅を計画中です。
浴室は在来工法で考えていますが、木材の腐朽を考えて基礎を天井まで立ち上げる計画です。
基礎の幅は150ミリで、立ち上がりの高さは2700ミリほどになります。
… [続きを読む]
cocoruruさん (岐阜県/34歳/女性)
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