対象:住宅設計・構造
新しいのでまだ心配はないかとは思いますが・・・
東日本大震災の特徴は直下型地震と比較して、揺れている時間が桁外れに長い事でした。
在来工法でほぼ正方形の形状との事ですので、短時間であれば激しい揺れにも充分追随してくれると思いますが、今回の地震の様に10分近くも揺れが続きますと、耐力壁の健全度が気になります。特に構造用合板等の面材の耐力壁は釘のせん断力で持っています。釘が緩むと急激に耐力が低下します。もしも外壁廻りを面材の耐力壁に頼っている構造であれば、且つ今後も余震が続く様であれば、一度専門家にチェックしてもらう事をお勧めします。
地震以降、ドアに隙間が出来たり、締まり難くなったことはありませんか?
新築間も無いので、私の取り越し苦労だと思いますが、日々家を経過観察する様にして頂ければと思います。
回答専門家
- 福味 健治
- ( 大阪府 / 建築家 )
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
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この回答の相談
昨年在来工法で新築しました。
最近の余震続きで、何かできる地震対策ないかを考えると、
2階は屋根などを含め重くないほうが良いと聞きました。
そこで可能な限り、1階へ移動できる家具は1階へ、
また2… [続きを読む]
イチプリ看護師さん (神奈川県/40歳/男性)
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