対象:子供のお稽古

クイニー 牧子
英語講師
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就学前は、親子の絆を育む大切な時、ゆとりを持って楽しく子育。
幼児からの英語を進めるところが多いようですが、始める目的とその効果に疑問を感じています。
英語は音文字のアルファベットのみで表す言語です。週1、2階の英語のクラスに通い、多少の英語の言葉や表現が言えても、日本語が発達するにつれて消えていきます。英語音の脳波をつくると言いますが、感覚で習得するのは母国語であり、鉛筆をしっかり持てる年齢になってから、アルファベットを書き発音して確実に覚えて行く事が最も効果的と考えます。
就学以降は、いずれ学校での勉強や塾で、送り迎え等親子共々忙しくなります。せめてその前に将来の親子関係の軸となる親子の絆を育んでほしいと思います。お稽古に翻弄される事無く、心のゆとりを持って子育てを楽しんで下さい。私は3人の子供達を幼稚園から国際学校に通わせ、忙しい子育てを経験しました。今となってつくづく思うのは、もっと余裕を持って幼児時期に子育てを楽しんでおくのだったと後悔しています。
私の学校でも、過去に幼児を教えた事があります。ゲームや歌で楽しませながら教えても、小学1年生で他の1年生と共に勉強に入った時には、優位を保って鼻高々だったのは数か月の間だけ、すぐさま追いつかれてしまいました。ABCを認識し、発音し、字に書いて確認して覚えて行くには、やはり小学1から2年で始める事をお勧めします。
補足
私の3人の子供の経験では、日本で生まれ、母親は日本人でありながら、本人の自覚と努力無しでは社会人としての日本語の読み書き、話し方もままならないと言えます。日本の方達からは英語が完璧でうらやましい、英語圏の人には日本語が完璧と言われ、要はどちらも中途半端なのです。国際学校卒の日本人の中には、競争に勝てるレベルの英語力が劣るため海外で苦戦し、日本では日本語の能力不足で英語学校の先生止まりの人も多くいます。
将来お子様に国際社会でも活躍出来る人になってほしいと願い、英語で苦労させたくないと考える方達は多くいらっしゃると思います。但し、常に日本語に囲まれて育つ中、外国語は外国語としてテクニックで切り替えることが可能です。
国際会議通訳として働いてきた多くの場で感じる事は、日本人としてのアイデンディティーを持ち、考えを正しい英語で伝えることができる国際人がいかに少ないという点です。とりあえず話せれば、通じればといるレベルでは国際的に既に時代遅れです。日本で英語を身につけるのは充分可能です。日本にいるからこそ英国、米国のなまり無しの、国際的にも受け入れられる正確な発音を実現するのも可能です。
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この回答の相談
子供に英会話を習わせたいと考えていますが、どのようにスクールを選べばよいのでしょうか。見学の際のポイントなどあれば教えてください。
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
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