対象:ペットの医療・健康
Re:不適切な薬剤投与、過剰投与
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高齢でワクチンを打つことはたしかに体の負担にはなりますが、
今回の腎不全とは因果関係はないと考えられます。
腎不全は高齢になると発症する危険性が高まります。
排尿の回数が増える、食欲の低下、痩せてくるなどは腎不全で見られる症状です。
嘔吐、下痢、タール便も腎不全が進行し、尿毒症という末期の状態で、
体の中にアンモニアなどの老廃物が溜まり、消化管の粘膜が荒れたときにみられます。
また、他の胃腸炎などでも見られます。
点滴自体は、腎不全が進行した場合には第一選択の治療となります。
ただし、犬の腎不全は予後が悪く、猫に比べて短期間で命を落とすことが多い病気です。
けいれんに関しては、尿毒症の末期で、老廃物が脳に障害を与えるとみられる症状で、
亡くなる直前に起こることもあります。
血圧を下げる薬は、腎不全のときに高血圧を起こしやすく、血圧が上がることでさらに
腎臓への負担がかかるということで、腎不全のときに使用することがあります。
今回のお話を聞く限りでは、ワンちゃん自身がかなり高齢で腎不全の末期の状態だったと
考えられます。
治療に関しては一般的な腎不全の治療をされています。
もし、今回のことで状況が変わるとすれば、定期的な健康診断〈血液検査、尿検査〉を受けることで
病気の早期発見に努める、少なくとも、9月1日の調子が悪くなった時点で早めに検査を行い
治療することで延命できた可能性はあります。
ただし、犬の腎不全は予後は悪いので、早期発見しても結果的には亡くなってしまったかもしれません。
また、飼い主様の心の準備が出来るように、腎不全と診断した時点で、寿命などについても
詳しい説明があればよかったのかと思います。
評価・お礼
ponnponn さん
2011/01/12 19:25●●先生、有難うございます。今回のことで、犬の腎不全がこんなにも、怖い病気という事がわかりました。もっと早くにと、後悔ばかりです。もしこの先、又犬と生活できることがあれば、●●先生の病院へ行こうと思います。
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ponnponnさん (東京都/49歳/女性)
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