通販番組の基本は「商品力」。魅力を伝えるのが番組の役目。

株式会社フルフィルの田中誠士と申します。

質問の内容に目がとまったため、ご質問時から相当な時間が経過しておりますが、回答をしてみたいと思いました。

まず通販番組による販売手法の大前提となるのが「商品力」です。

その商品の魅力をまず徹底的に書き出して整理することをお勧めします。方法としてはマインドマップなどに整理すると、今まで気づかなかった切り口に気づくことができたりし、客観的に考えることができるかと思います。

通販番組の構成にもいくつかパターンがあります。商品属性にもよりますが、過去の経験上で成功しやすい構成スタイルをいくつかご紹介します。

１．スペシャルオファー型
　　　　プライス又はボリューム訴求に焦点をあてた構成
２．ブランドバリュー型
　　　　商品の魅力（こだわりや歴史、背景）に焦点をあてた構成
３．カスタマーサティスファクション型
　　　　愛用者の声に焦点をあてた構成
４．ブランドアイデンティティ型
　　　　イメージＣＭと同様の訴求手法
５．ドキュメンタリー型
　　　　ドキュメンタリー収録に焦点をあてた構成
６．バラエティー型
　　　　バラエティー番組風の構成

また、通販番組には多品目型と単品型に大きく分かれます。

訴求しようとしている商品の販売属性がどの分類に入るのか、を見極めましょう。

通常、通販番組はおおむね１～６の要素のポートフォリオで構成されております。たとえば、２９分の通販番組枠であれば、その２９分をどのように分けるか考えます。
もし過去に通販番組実施実績があれば、その時実施時の１分単位でのＷＥＢサイトのサーバーログ、またはコールセンターの入電グラフを分析してみましょう。
この解析には、放送地域別で実施するの望ましいです。そこから過去の傾向として魅力を伝えることができた映像コンテンツが何であったか、その関連性が見えてきます。

このような手法を使って、自社製品にマッチしたコンテンツは何であるか分析した結果をふまえ、最終的に番組構成案を決める、または改良してはどうでしょうか。

顧客にとって最も魅力が伝わるコンテンツを見つけだしていくことが重要と考えております。

文字数制限があるため短い解説となりましたが、参考にしてもらえればと思います。