対象:住宅設計・構造
佐藤秀海
建築家
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壁に囲まれた玄関ポーチの扱いについて
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ご質問の壁に囲まれた玄関ポーチについては、基本的には玄関とはみなしません。
家相学上の玄関とは、玄関扉と玄関のたたきを指すと理解してください。
ですので、玄関扉とたたきが癸方位に入っているならば、問題はないと思います。
確かに、三方あるいは二方を囲んだポーチの扱いの判断はあいまいになりますが、北国などの風除室のように、完全に囲っている場合は含めて考えるとしてください。
ただし、玄関のみ鬼門をはずすのではなく、門扉の位置も鬼門をはずすことが大切なので、アプローチにも注意することは忘れずにいてください。
また、裏鬼門であっても吹き抜けを設けることは可能です。ただ、家相学上、吹き抜けは立体的な欠けの要素があるとみなすので、あまり大きくしないほうが無難です。
現代の家相学は、一般論ではなくそれぞれのケースに併せて細かく観ていきます。家相だけにこだわらず、家相の知恵を活用して最良のプランを実現してほしいと思います。
家相建築設計事務所
佐藤 秀海(サトウシュウカイ)
評価・お礼
rinurse さん
2010/11/15 20:16
佐藤様の著書はとても興味深く、以前注文住宅を検討した際も大変参考になりました。
今回は間取りの変更がきかない建売住宅ですが、玄関ポーチについてご教授いただき安心いたしました。
家相はもとより、南側が3mと空かない密集住宅なので日当たり面が心配です。
佐藤秀海
2010/11/15 20:28
参考になれば何よりです。
確かに、密集地では日当たりが心配ですね。私も、そんな時には2階へリビングを設けるプランなども提案しています。
日当たりと適度な通風がなければ、家相以前の問題ですから。
限られた条件の中で最良の選択を目指してください。
佐藤 秀海
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この回答の相談
購入予定の一戸建ての玄関ポーチが北東の鬼門に位置します。
玄関ポーチといっても、三方が壁に囲まれています。
(ガラスの入らないくり抜き風の窓も東側に大きくついています)
この場合… [続きを読む]
rinurseさん (埼玉県/37歳/女性)
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