対象:保険設計・保険見直し
回答数: 3件
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山田 聡
ファイナンシャルプランナー
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保険の見直しにつきまして
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ファイナンシャルプランナーの山田と申します。
死亡保険はまず必要額を見積もり、それから個別の商品選択に移りましょう。
必要額は、資産と遺族の今後の収入(遺族年金や遺された配偶者の所得等)の累計から、遺族の今後の支出(子供の教育費、生活費等)の累計を差引いた金額となります。
将来の時点での必要額は、現在の必要額より少なくなっていくはずです。
ですから、必要額の推移と比例した保険金額となるように設計すると効率的です。
医療保険は、まず公的保険制度である高額療養費制度と、会社員であれば健康保険組合の上乗せ給付を確認することが大事です。これらの制度を知った上で、更に民間医療保険が必要かを考えましょう。
その上で必要と判断した場合の主な選択ポイントを下記に記載します。良く検討したうえで、自分に適した組合せを選択しましょう。
1) 保障期間
当初安いのは定期ですが、高齢になっても払い続けた場合、総額では終身が有利になってきます。
2) 保険料払込期間
老後まで支払いたくない場合は有期払い、今後見直す可能性がある場合は終身払いです。尚、長生きした場合、有期払いが有利になってきます。
3) 1入院の保障日数
入院日数は年々短期化しています。厚生労働省の調査では、多くの病気は60日以内の在院日数ですが、高齢での脳血管疾患は100日を超える日数となっています。
4) 入院給付金日額
差額ベッド利用意向の場合、その分を考慮した日額を考えます。自営業であれば、収入補填として考える必要もあります。
5) 手術給付金の対象範囲
旧来の保険は保険会社が決めた88項目が対象ですが、最近は公的健康保険が適用される手術全般に対象を拡大している保険もあります。広範囲な対象が必要か否かを考えましょう。
6) 先進医療特約
先進医療を利用した場合、一部の医療は高額です。利用者数はまだ少ないのが現実ですが、利用意向があるならば、特約料も手軽なので検討しましょう。
7) ガンへの対応
退院後の治療費をカバーできるかがポイントです。退院後、長期に亘って抗がん剤治療等を行った場合は医療費が嵩みます。これに対応するためには、ガンの診断給付金が有効です。必要と考えるのであれば、ガン保険の加入もしくは特約を考えましょう。
以上、僅かでも参考となれば幸いです。
山田FP事務所 http://www.yamadafp.com/
山田 聡
評価・お礼
アイルー さん
ありがとうございます。
とても分かりやすく詳細に書いていただきましてありがとうございました。
色々見直して検討しようと思います。
ありがとうございました。
山田 聡
ご評価ありがとうございます。
保険の判断材料を中立な立場で提供してくれる方は少なく、販売側優位の情報を受け取りがちです。
しかし、人生で払う累積保険料金は決して安い金額ではありません。
ご自身で十分納得のいく保険に加入してください。
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