対象:医療経営
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湯沢 勝信
税理士
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開業後に後悔しない資金調達法
資金調達は新規開業における重要テーマといっていいです。内科の場合、テナントでの開業で約6000万円、借地で約1億円、戸建てで約1億5000万円が相場と言われています。
「資金調達はただ借りられればいいというものではありません。コンサルタントの中には、借りられさえすればいいと、条件をあまり考慮せずに調達先を紹介するケースもあると聞いています。具体的に言えば、金利が高いうえに7年、5年と返済期間が短い融資、医療機器をすべてリースで組んでしまうといった方法です。こうした方法だと、開業後、患者さんが上手く集らない時期に支払額が多くなり資金ショートする危険にもつながりかねません」 ドクターに対して融資における希望を伺うと「金利が低いこと」をあげる方が多いです。しかし実際の資金調達の大原則は、 (1)貸してくれるのか、 (2)長く貸してくれるのか、(3)金利、の順番となります。 貸してくれる金融機関の有無が最初で、次に何年で貸してくれるのかです。開業資金の回収期間はテナント診療所で10年間と言われています。すると10年以上の返済期間で借りるのが望ましいということになります。10年以上の返済期間で貸してくれる金融機関がいくつあるのか。次に金利に着目して調達先を決めるという方法が正解です。事業ローンの金利は税務上経費になりますので、最高税率が適用されるドクターの実質的な負担は、支払額の半分になります。ですから、金利よりも返済期間の方が重要なのです」
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勤務していた病院で私の診療分野が廃止されることになりました。周りから独立を進められ、開業を意識しています。経営については素人なのですが、病院開業資金の集め方などで気をつけるこ… [続きを読む]
All About ProFileさん
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