対象:商品企画・開発
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鮎飛 龍男
Webプロデューサー
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価値評価を上げることが重要です
最適な価格の設定ということですが、少し価格についてご案内します。
まず、「高い」「安い」は人の感覚なので大変難しい問題ですね。
価格の高い安いはどう感じるのでしょう。
それは、「価値に対しての価格」です。
「この価格にしては安いよね」
「この内容じゃ高いでしょう」
という言い方をしますね。
また、感情を表現する時も使います。
「(この商品、なんだか好みじゃないわ)ちょっと高いんじゃない?」
「高い」という言葉の裏には、どんな気持ちが潜んでいるかがわかると対処法が見えてきます。
そんな時は「苦情」を集めます。
苦情はニーズの裏返しのことばなので、ヒントがいっぱい隠されています。
「こうしたら買うのに」「こうなったら、もっといいのに」「ぜひ、こうしてほしい」
そんな気持ちの表れが言葉となって出てきます。
「もっと小さい方がいい」「もっと軽い方がいい」「ボタンが押しやすい方がいい」「デザインがダサイ」「かわいくない」「使いにくい」・・・
どんな商品なのかがわからないので適切な例えかどうかわかりませんが、このような声を集めることができます。
最低60人に聞けば、資料としてOKです。
その声を集めて、グルーピングしていきます。
1グループの数は最大5件までです。1件でもOKです。
グループができたらグループ名をつけます。
そしてグループ単位でまたグループ分けします。
これを繰り返していくと、「要は、このようになって欲しい」という声が見えてきます。
これを軸とした価値訴求をしていくことで、商品の価値を高められます。
「だったら、それぐらいの値はするよね。かえって安いくらいじゃない?」
といった声が聞こえれば大成功ですね。
最適な価格を気にしだすと、価格競争に走りかねません。
それよりも、その商品の価値を伝えることが大切です。
むしろ、価格を上げてでも価値を伝えることを考えましょう。
補足
前記の調査をすることで、ターゲットを変えた方がいい場合もあります。
例えば、
30代の女性をターゲットにして作った商品が、実は1人暮らしの女性にウケた。
ビジネスマンのモバイル市場に向けた商品なのに、パソコンに抵抗がある年配の人にウケた。
ターゲットが変わることで、価格よりも価値の評価が得られやすくなことがあります。
(現在のポイント:1pt)
この回答の相談
先日、自社商品の購入者と未購入者の座談会を実施しました。
その会でどちらのグループからも「高い」との意見が多くありました。
最適な価格の設定を知りたいのですが、どのようにしたら良いでしょうか。
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
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