対象:医療経営
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工藤 英一
経営コンサルタント
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悪い立地の高齢者の商売と同じ
レセプトが1日25枚で付きの売上が500万円、粗利で100万円程度になります。
1日50枚程度出してくれる病院の近くに出せれば、薬剤師1人を雇い、合計薬剤師2人+事務員1人でやっていけます。
持病を抱えている高齢者1人では、年間に30枚程度、月に2.5枚程度になると思います。
ですから、お年寄り50人で月の売上が500万円となります。
■遠くの病院で診てもらっても、薬はこちらに来てもらうというお得意様をどれだけ増やせるかが、ポイントです。
本当に調子の悪い患者さんは、苦しいですから、病院の近くの薬局で薬をもらいたがります。
ですから、持病をもっていて定期的に薬をもらう必要のある方が、ターゲットです。
1.一つは薬局をお年寄りのたまり場にする方法があります。
高齢者とよく話し、机やお茶などを置いて、用がなくても来て世間話をして時間を過ごせるようにしてあげます。
2.もう一つは、営業時間を伸ばし相談にのっていくようにします。
「医者に気軽に相談に行けないが薬局なら気軽に相談に行ける」という風にします。
かかりつけの医者ならぬ、かかりつけの薬剤師になるわけです。
かかりつけ薬剤師の条件
・近くにあって通いやすい
・すぐに薬を出してくれて待たない
・話をよく聞いてくれる
・分かりやすい言葉で説明してくれる
・感じが良い
・家に薬を持ってきてくれる
・薬について良く知っていて人脈がある
・体全体を考えてくれる
・薬剤師が35歳~65歳くらい
・専門外のことでも相談に乗ってくれる
という感じになります。
当然ですが、高齢化している地域の方が薬局はやっていきやすいです。
売上UPのコツ
・病院の近くに立地する
・営業時間を伸ばす
・夕方以降相談に力を入れる
・名前、体調、病歴、薬歴、家族構成などすべてを記憶し、1人ひとりにあったカウンセリングをする
・薬や健康食品の飲み合わせの危険も防ぐ
・処方箋や客の情報から近隣の医師の評判も把握し、病状に応じて医師の紹介もする
・持病をもったお年寄りをなるべく多くお得意様にする
薬局は、高齢者産業です。
by Qualia-Partners 工藤英一
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この回答の相談
薬剤師として病院に勤務しております。近い将来自分の薬局をもち、独立したいと考えておりますが、経営については素人のため心配があります。薬局の経営にあたって気をつける点などありましたら教えてください。
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
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