対象:ペットの医療・健康
水を飲まない原因と対処
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一般的に甲状腺機能亢進症は多飲、多尿になることが多く、そうすると今の水を飲まないという症状とは真逆の症状ということになります。
とすると、考えられることとしては、逆に甲状腺のお薬が効きすぎて飲水量が減ってしまっているか、あるいは甲状腺とは全く関係ない問題で水を飲めなくなっているか、ということになります。
あまり甲状腺機能亢進症の治療薬で、水を飲まなくなるということはないとは思うのですが、念のため主治医の先生と相談して甲状腺ホルモンの値を測定しなおしてみた方がよいかもしれません。
そのうえで、甲状腺ホルモンの値に問題がないようでしたら、その他の病気を探すということになります。
さまざまな病気で水を飲まなくなることはあるので、レントゲン、血液検査などは一通り実施したほうがよいのかもしれません(すでに行われているかもしれませんが)。
少し気になるのが、ドライフードを噛まずに飲み込む、という点と、餌は食べられるのに水が飲めない(普通順番としては逆のことが多いです)という点で、血液検査などと並行して、口の中や喉、あごの問題がないかも確認したほうがよいかもしれません。
たとえば炎症や腫瘍、あごの関節の問題、あるいはそれにかかわる神経疾患など、飲み込むことが難しくなる病気でも、水が飲めなくなることがあるかと思います。
大元の水が飲めない原因を突き止めるのが優先ですが、対処だけの話でとなると缶詰のフードなら、成分の60から70%が水分でできているので、質の良いフード(十分カロリーが含まれているもの)なら、結構な量の水分が食事とともに取れるかもしれません。
しかし、この方法がその猫さんに適しているかは主治医の先生に確認をとってから実施すべきですし、くどいようですが何よりも原因を見つけることが優先かと思われます。
猫さんに限らず高齢の動物のケアはとても大変だと思いますが、飼い主さんあっての治療ですので、飼い主さんが倒れてしまっては元も子もありません。
無理をされず、わからないこと、不安なことはどんどん主治医の先生に相談しても良いかと思います。
評価・お礼
レクシー さん
早々にご回答頂き、ありがとうございます。
水を飲まないことを掛かりつけの獣医師に相談しましたが、原因は不明とのことで特に検査はしておりません。歯石や歯周病が原因ではと思い当たり調べて頂きましたが、それほど酷くないので特に問題ない、これから暑くなるのでその内水を飲むようになるかもしれないとのことでした。
色々と可能性をご指摘頂き、少し安心致しました。どうしていいのか全くわからなかったので。次回通院時に、メルカゾールの件も含めて血液検査やレントゲンなどについて相談してみようと思います。重大な病気でないことを祈るばかりです。
改めて、ご教示頂きありがとうございました。
回答専門家
- 沖田 将人
- ( 富山県 / 獣医 )
- アレス動物医療センター センター長
地域に密着したワンランク上のホームドクターを
アレス(Alles)とはドイツ語で「あらゆること」を意味します。インフォームドコンセントの充実、年中無休、CTスキャナ導入など動物たちの幸せにつながることなら、飼い主様のあらゆる要望にお応えしたい。そんな願いを込めて診療に取り組んでいます。
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この回答の相談
こんにちは。20歳/メス/雑種/甲状腺機能亢進症(メルカゾール服用)の猫が、一月近く前から突然水を全く飲まなくなりました。現在100ml/一日の補液と注射器での猫用ミルクの摂取で凌いでいますが、… [続きを読む]
レクシーさん (東京都/30歳/女性)
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