椎名 雄一
パーソナルコーチ
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2つの大きく違うアプローチ
解決方法は大きく2つあります。
1つは「原因」や「問題」にフォーカスするものです。(原因論的アプローチ)
アダルトチルドレンという用語や○○病と言った診断名はこのやり方です。
これは「モノ」に対して非常に有効です。
例えば車が壊れたとして、
「この車どこが故障したのだろう?」
「エンジンがおかしくなっているよ」
「原因はなんだろう?」
「無理な加速をしすぎたからだね」
「では、エンジンを修理して、走り方に気をつけよう」
では、「ヒト」だったら?
「このヒトおかしいね」
「○○の考え方がおかしいんだよ」
「原因は何だろう?」
「幼児期の親子関係に原因があるね」
「では、○○の考え方を直して、親子関係を・・」
となるはずですが2つ問題があります。
1)ヒトにはモノと違って心があるので追求しているうちに余計に悩む。
2)○○の考え方や過去の親子関係の改善方法がわからない。
原因論的なアプローチでは
「私はアダルトチルドレンだと分かった。過去に原因らしきものもある」
「で、どうしたらいいのか?」となってしまいます。
もう一つが「目的論的アプローチ」です。
「どうなったらよいか?」を考える方法です。
アダルトチルドレンであったとしても
例えば、豪邸に住んで、優しくて温かい人に囲まれて、毎日楽しく暮らして
いるなら、問題は感じない事と思います。(もしそういう暮らしが好きなら)
この答にはトラウマ解消やアダルトチルドレン解消のカギが隠れています。
NLPでは一時的に豪邸に住む自分を作り出す事ができます。
豪邸の自分の心身を顕在化したら、アダルトチルドレンの自分と融合します。
脳は同時に活性化した部分と部分が結合する性質があります。
それを利用して、「良いとこ取り」をした神経ネットワークを作り出すのです。
良いとこ取り=心地よい状態+悩みから得られる大事な経験
つまり、
脳の回路は自分が思うように作れます。
今、この回路が嫌だな。と思ったら、どんな回路が良いのかを考えて
上書きすれば良いのです。過去の分析などはあまり意味がありません。
ご両親に対しても
原因論では「変えられない過去をもちだされても」と思われると思いますが
目的論なら「それなら、協力しよう」と言ってもらいやすくなります。
「目的論」をつかったアプローチを検討してはいかがでしょう?
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この回答の相談
自分はアダルトチルドレンでしょうか? 過去のトラウマを引きずって話題にするのは現実からの「逃げ」でしょうか
いわゆる中年の男性ですが、自分もアダルトチルドレンのことを調… [続きを読む]
showgさん (大分県/43歳/男性)
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