案ずるより産むが易しです

空間スタジオの遠藤と申します。

白とクリーム、全く問題ないと思います。ただし補足をみますと、本当に壁の量が少ないですね。ヨーロッパやアメリカの、窓の少ないインテリアを想像していたのですが、かなりイメージが違いました。

それでも大丈夫です。
ただし別の回答者も指摘なさっていたように、ドア枠、窓枠など、ライン状で見えるところも、白にすることが原則です。そのあたりで木の色が出てくるとすこし難しくなってきます。サッシも出来れば白にしたい所ですね。幅木も白としたいところですが、床に合わせてもらってもかまいません。

あと問題になるのは、天井の色と、回り縁です。回り縁は付けずに、天井は白というという方法が一番シンプルです。回り縁がついてしまうのならそれは白にして、天井の一部と考えましょう。

天井も壁と同色というのも一つの考え方ですが、連続して20畳を越える空間なので、白が無難と考えました。玄関、廊下との連続性も出るような気がします。建具が天井の高さと同じでしたら、連続感が強調されるのですがお宅はどうでしょうか。

英国に長かった方の住宅を設計したことがあります。その方はグリーンの寝室になさいましたが、きれいにまとまりました。下記ホームページの「英国アンティーク家具の似合う家」をご覧下さい。
http://www.kukan-studio.com/

次に問題になるのは色の選び方です。私はクロスは余り使わないのでよく分かりませんが、良い色が見つかりますでしょうか。前述のお宅のグリーンはクロスでは見あたらずに、ペンキに変更した記憶があります。

色は、夜を基準に決めれば良いと思います。といっても、光源によって全く違うのでご注意下さい。光源を決めることが一番先のような気がします。
私がよく使う、蛍光灯電球色ですと太陽でみる場合と比較して、かなり黄色みが強くなると思います。

お宅のように開口部の多い空間ですと、太陽の光によって色の印象は刻々変わります。昼間の見え方はどちらかといえば薄くなるわけですので、余り気にしない方がよいかと思われます。

なお建具と壁紙の白の微妙な違いに関しては、無視して下さい。質感も違うので大丈夫です。

参考になりましたでしょうか。