対象:心の病気・カウンセリング
国府谷 明彦
厚生労働省認定 産業カウンセラー
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法律面でのお問い合わせをしてみて下さい。
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こんにちは。心理カウンセラーの国府谷です。お問い合わせをいただき,ありがとうございます。
びろーどさんのお問い合わせは,統合失調症の症状など内容というよりも,法的側面でのお問い合わせであると思います。
All AboutのQ&Aでは,「暮らし・人生」に「民事・家事」「法手続」などのサイトがありますので,そちらでお問い合わせいただくと良いと思われます。
よろしくお願い致します。
評価・お礼
びろーど さん
統合失調症の方は、心理的に病気のせいでそうゆう行動をとるのか、関係ないのかそこらへんの回答ぐらいはしていただきたかったです。
私の納得いく回答でなかったので残念でしたがありがとうございました。
国府谷 明彦
返信をいただきありがとうございました。
>統合失調症の方は、心理的に病気のせいでそうゆう行動をとるのか
現在の精神医学では,疾患の原因から展開されているのではなく,症状から病気を診断します。「そういう行動をとるから統合失調症」と判断するのです。そのために,DSMやICDといった症状から精神疾患を査定する国際基準があります。その結果,基準そのものの行動・症状やそれに付帯する行動・症状ははっきりしていますが,それ以外の行動については,関連性の有無は明言できないのが現状です。陰性症状・陽性症状などの明らかになっている症状がありますが,一般論としてこうですということができないのですね。基準となっている症状そのものさえ,どんなメカニズムで発症しているのかがまだ解明されていないものが,統合失調症を含めて多々あります。誰にもわかっていない部分が多いのです。それ故,脳科学が今それを解明できるかで注目を集めていますが,まだ解明途上です。
そこで,どこから責任を問うのかは,ある種,立法政策的に決まることになります。症状側からは何とも言えない状況で,どこからが異常かどこまでが正常かの見極めを原因から決められないため,どこで線を引くかの問題とする訳です。そこで,法律側へのお問い合わせにして下さいと回答致しました。
今回の場合,統合失調症の代わりに「子ども」と置き換えて考えていただくとわかりやすいかと思います。結局,一般論ではいうことができず,ご本人の個性や個別の状況を見極めることが必要になります。「給付を受けている統合失調症だからこういう責任を取らせる」という一般的な解釈が一番危険な状況になりますので,あくまでも個別の状況を査定することが必要になります。
もしご心配のようでしたら,「そういう行動」の個別・具体的な状況(症状など)をもう少しご連絡いただければ,ご案内可能かと思います。ありがとうございました。
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