対象:遺産相続
実質的に共有名義者の同意がなければ売却できません。
ハッピーハウスの真山(さのやま)です。
不動産を共有名義で所有されている場合、
法律的には各所有者の保有持分を各所有者の単独の意思で
売却をすることが可能です。
しかし、現実的には、赤の他人と財産を共有したいと
考える人はほとんどいません。
したがって、不動産の実務においては、
共有名義の不動産の売却に関しては、
共有所有者全員の合意が必要となります。
今回、「pocky-mama」さんが売却に合意しなければ、
お母様がその持分である10分の7を売却したいと考えても、
実質的に購入者がいないので、売却の話が前に進みません。
また、最終的な話として、お母様が亡くなられた場合、
一人娘である「pocky-mama」さんのものになるので、
お母様がどうしても不動産を売却して、
老人ホームに入りたい場合は、
「pocky-mama」さんにお願いをしてくると思います。
現状で、「pocky-mama」さんが、
持分10分の3を保有しているのであれば、
現在のお住まいに安心して居住して
権利を主張することが可能です。
できる限り、お母様との確執を解消して、
円満に収まることを願っております。
少しでもお役に立てれば幸いです。
回答専門家
- 真山 英二
- ( 神奈川県 / 不動産コンサルタント )
- 株式会社ハッピーハウス 代表取締役
正しい知識で安心して人生最大のワクワクを楽しんでもらいたい!
人生最大級の買物である不動産購入は、自分や家族が主人公でこだわりを実現していく「人生最高のエンターテイメント」と言えるのではないでしょうか。正しい知識と情報を身に付ける事で、安心してワクワクの不動産選びを楽しんでもらいたいと考えています。
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この回答の相談
父がS44に他界した後、母は土地を購入。一人娘の私は結婚しても同居するという母の条件で住宅を母と共有名義で建てました(私名義3分の1)。その後S60に結婚し母と同居。ローンの3分の1は家を建てた… [続きを読む]
pocky-mamaさん (福岡県/32歳/女性)
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