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人事労務・組織 の専門家が生活やビジネスに役立つコラムを発信 (5ページ目)

人事労務・組織 に関する コラム 一覧

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「チンパンジーは激しい競争から“攻撃性”を持った」という話で思ったこと

 ある新聞で、“チンパンジー”とその近縁にあたる“ボノボ”に関する性格の違いについて書かれている記事を見ました。    見た目はそっくりですが、チンパンジーはオスを中心とした集団で強い攻撃性が見られ、順位が1位のボスが仲間のオスに殺されたり、他の集団を攻撃してそのメンバーを殺害したりという「戦争行為」をするそうです。  一方ボノボでは、そのような例は疑わしいものが1つあるだけで、攻撃性はほと...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2018/10/02 08:00

ライバルを明確にすることのメリット

 これは業界によっていろいろだと思いますが、自社のライバルをはっきりと見定めている会社とそうでない会社があります。  私がかつて属していたIT業界では、あるレベルまで達した中堅企業や大手企業の場合は、それなりにライバル企業を見据えているところもありますが、企業数では中小零細の業者が圧倒的に多いということもあり、あまりライバルとか競合ということを考えていない傾向があるように思います。 ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2018/09/25 08:00

使い方次第で薬にも毒にもなる「部下→上司評価」

 少し前のことですが、あるテレビの取材で、「部下→上司評価」に関するコメントを求められました。    そもそもの題材は、茨城県のある町が、町長の発案で部下が上司を評価する「新たな勤務評定」を取り入れたということでした。  「進行管理力」「折衝調整力・対応力」「指導統率力」「責任性」「協調性」の項目を5段階で評価し、記名で封筒に入れてのり付けし、所属長に提出するとのことです。結果は町長のみが見...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2018/09/18 08:00

「自分の意志で引退できる人」と企業の定年のこと

 少し前の話題ですが、あるテレビ番組で、プロ野球OBの張本勲氏が、サッカーの三浦知良選手に対して「もうお辞めなさい」と発言したということで、ネット上ではかなりの批判がありました。  一方の三浦選手は、「“これなら引退しなくていいよと言わせてみろ”と(張本氏に)言われてるんだな」と、前向きに受け取った旨のコメントを出していました。  三浦選手の方が一枚上手だったような感じがしましたが、この“引退...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2018/08/28 08:00

「仕事ができない上司」を支える部下に会社は甘えてはいけない

 あるアンケート調査で、20~30代の会社員の男女各100人に、「上司」に対するスタンスについて聞いたところ、「優しいけど仕事のできない上司」と「冷たいけど仕事のできる上司」のどちらのタイプがよいかという質問では、68%の人が「冷たいけど仕事のできる上司」の方がいいと答えたそうです。    しかし、「優しいけど仕事のできない上司の部下になってしまった場合、どんな接し方をするか?」という問いには...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2018/08/14 08:00

目につくことが増えた「“権威”を振りかざす人」

 ある飲食店でのお昼時のこと、60代くらいの初老の男性が、「生ビール!」との注文です。アルバイトと思われる店員さんが「大きさはどうされますか?」と尋ねると、この人は「普通の!」と言います。    「グラスですか?ジョッキですか?」「だから普通の!」という変なやり取りがあった後、このお店にはランチビールのメニューがあるらしく、お店の人がそれを出したところ、「普通と言ったら中ジョッキに決まってるだ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2018/07/31 08:00

「認められるにはアピールが必要」という話

 少し前の話になりますが、あるテレビ番組で、ラグビー日本代表の山田章仁選手の奥様が語っていたことが、とても印象に残っています。    山田選手は真面目にコツコツと練習を続けていたものの、代表には10年間選ばれていませんでした。それではいけないと思った奥様は、「日本人は、黙々と練習していればきっと見てくれて報われると思う傾向にあるが、監督はオーストラリア人だから、ちゃんとアピールしなければ気付い...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2018/07/24 08:00

変わってきている「直接会った」の境界線

 地方に本社があるIT会社で、東京支社に勤務する女性営業職の方にお話を聞く機会がありました。  技術者はほとんどが地方の本社にいるそうですが、「それではコミュニケーションを取るのが大変では?」と尋ねると、「いつも細かく打ち合わせをしているので、全然問題はありません」「よく話もしていて、技術と営業は仲が良いんですよ」と言います。    よほど頻繁に本社と東京を行き来しているのかと思いましたが、...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2018/07/17 08:00

「会社の昔話」をしたその後の違い

 会社の創業時の苦労や、先代、先々代といった過去の経営者が取り組んできたことなど、今いる社員に会社の歴史や過去の経緯を伝えていくのは大切なことですし、意外に多くの会社で行われています。  社歴が10年を超えてくると、創業メンバーや古参社員の人たちが、そういう話を持ち出す頻度が増えてくるようです。    先人の苦労を知り、それに感謝することは、私はあって良いと思いますが、この「会社の昔話」は、...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2018/07/10 08:00

お金で効果的に動機づけしている一例

 特に最近、金銭による動機づけが難しくなっていると言われます。役職や報酬にこだわらない人が増えていると言いますし、ある実験の結果によると、「金銭的報酬は、人の内発的動機づけを低下させる」などということもあるようです。    ただ、先日お話をうかがったある会社の社長は、これとは少し異なるお話をされていました。社員数40名ほどの技術系の会社で、機械装置の研究開発と製造を行なっているそうですが、過去...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2018/06/26 08:00

「会社での評価」だけでは見えないこと

 ある会社の若手社員が、相談したいことがあるというので聞いてみると、その社員の直属の課長についての話でした。    「リーダーシップもないし、能力も低いし、あんな人が課長ではやってられない」などと言います。  言われている課長は、確かに社内での評価はあまり高くなく、「できない人」としてときどき話題に挙がってしまう人です。    少し控えめなところがあるためか、コミュニケーションの頻度が少...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2018/06/19 08:00

「自分の常識」は「他人の非常識」かもしれない

 ある飲食店で食事をしていた時のことです。  隣の席にいた初老の男性2人の会話が、なにげなく耳に入ってきてしまったのですが、こんなことを言っていました。 「最近の若い者は、ろくに新聞も読んでいない」 「だから世の中の動きを知らなすぎる」 「手紙の書き方もわかっていない」 「だから言葉を知らない」 などなど。    何かよほどのことがあったのか、それとも日頃からのうっぷんの積み重ねな...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2018/06/12 08:00

「悪気のない不作為」が業績を悪くする

 最近は「働かない○○」など、仕事に真面目に取り組まない者が、増えているかのような話があります。  人間ですから、多少のサボりや緩みはもちろんあるでしょうが、実際はそれなりに真面目に働いている人が大多数だと思います。特に日本の企業では、おしなべて真面目で信頼できる社員が多いのではないでしょうか。    どんな会社もそうですが、大多数の社員は、基本的には真面目に一生懸命働いています。ただ、どん...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2018/06/05 08:00

中小企業でもなってしまう「大企業病」の理由

 「大企業病」という言葉は、誰でも聞いたことがあると思います。  その定義としては、「組織が大きくなることで内部の意思疎通が不十分となり、官僚主義、セクショナリズム、事なかれ主義、縦割り主義など、組織の非活性をもたらす事象が蔓延すること」とされています。社員は不要な仕事を作り出したり、細分化された仕事だけをこなすようになる傾向があると言われます。  ただ、「大企業病」とは言われるも...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2018/05/29 08:00

「やる気が出ない理由」を解決するとやる気が出るのか

 組織風土や企業の課題を調べる一環で、社員の皆さんに対するヒアリングやインタビューをすることがあります。そういう場では、会社に対する不平不満の話は、当然のように出てきます。    その中身は、事業展開や商品、提供サービスといった経営に関するもの、社内制度や仕組み、「給料が安い」「休みが取れない」「仕事がつまらない」といった労働環境にかかわるもの、「あの上司の態度が悪い」「指示をするときの言い方...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2018/05/22 08:00

閉じた世界の中では気づきづらい「現象」から離れた「原因」

 目に見えている「現象」のすぐ近くに「原因」があるとは限らないということは、多くの人はすでにわかっていることでしょう。今さら言うほどのことでもありません。    ただ、自分の会社での課題など、身近で起こっている「現象」の場合、この状況が客観的に把握できていないことがよくあります。  そうなる理由は、個人間の親密度や思い入れ、その他主観に左右される要素がたくさんあるということと、世間の状況や他...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2018/05/15 08:00

「みんなそう思っている」というリーダーの思い込み

 ある会社の社内ミーティングに、オブザーバーとして同席していた時のことです。    仕事の進捗状況の確認をしている際に、リーダーがあるメンバーのことを、かなり厳しい口調で叱責し始めました。私が見ている限りでは、別に仕事上の進捗遅れや不手際があった訳でもなく、ごく一般的な話の流れの中からだったので、何がきっかけだったのかがよくわかりません。見方によっては、俗にいう、“キレた”に近い様子です。 ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2018/05/08 08:00

「働かないオジサンの言い分」に似ていると感じたこと

 ウェブ上の記事で、「働かないオジサンの言い分」という話がありました。  50代読者からの投書だそうで、その内容は 「年功序列の給与の中で、若い頃は安月給で働かされ、会社には十分貢献してきたはずで、いま多少働きが悪くてもその頃の“貸し”がある。途中で処遇を引き下げたり、クビを切られたりするようなやり方はルール違反だ。」 「若者は“使えないのに給料が高い”と言うが、自分たちも年をとれば、...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2018/04/24 07:59

自分の成功体験を否定するのは難しい

 少し前の話題ですが、夫婦ともに高学歴の芸能人が、「私たちは、親の用意してきた道を歩んできたのではなく、学歴をつかみとってきたという誇りがある。努力の証明書として学歴がある」と発言し、そのことがネットで炎上したという話がありました。  「コツコツ頑張ったものは評価されて然るべき」と擁護する意見も一部にある一方、「安っぽい自慢」「親のおかげと気づけ」などと批判されていました。    この話につ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2018/04/17 08:00

「仕事を任せてもらえない」には理由がある

 ある会社でのことです。社員からこんな話を聞きました。 「上司が仕事を任せてくれない」 「自分に判断させてくれない」 「権限委譲してくれない」 と言います。  だから自分の目標達成ができないのだそうです。    この社員のことを上司に話を聞いてみると、ちょっと渋い顔をして言うのは、 「指示したことはやらないで、違うことばかりやるんですよね・・・」 「だから信用できずに、任せたい仕...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2018/04/10 08:00

「評価制度」でやる気を失い、業績を下げているという話

 会社がある一定規模を超えると、“評価制度の導入”というテーマが必ず出てきます。  業務状況や成果などの評価を行って、その結果を給与ほか他の処遇に反映すること、優秀な人材の確保、モチベーション向上、人材育成などにつなげようという意図であることがほとんどです。  「評価制度」に限らず、社内で運用されるさまざまな制度には、当然メリットもデメリットもあります。その運用を進める中でメリットを大きくし、...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2018/04/03 08:00

異動や業務の希望を聞くことに伴う責任

 3月、4月という季節は、企業では異動が多い時期です。 社員の配置や異動は、会社の権限で行うことが原則ですが、社員のやる気を促すためや、会社に対する満足感を高める一環として、本人の異動希望にこたえる制度を設けている会社があります。    ローテーション制度やフリーエージェント制度などの呼び名がついているものや、自己申告制度の一部として話を聞いているもの、その他いろいろな形があります。  中に...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2018/03/27 08:00

「会社への不満」で見える会社業績への影響

 同じ会社の人間が集まれば、自分の会社に対するグチや不満が話題になるのは、よくあることだと思います。    私がいろいろな会社を見てきた中で、この「会社への不満」の程度や中身と、業績との関連性を感じることがあります。  まず、この不満がある会社と不満がない会社ということで見ると、実は不満がある会社の方が業績が良い、もしくは伸びていることがあります。一見よさそうな「不満がない」という状態は、言...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2018/03/13 08:00

ときどき出会う「困った応募者」は、結局自分が損をしている

 企業の人材採用を担当していると、いろいろな人が応募してきます。最近のような人手不足の環境であれば、応募して頂けるだけでも大変有難いことですが、ときどき扱いに困る応募者に遭遇することがあります。    単純に求人要件に合わないのであれば、それは普通にお断りをするだけですから、これについて困ることはありません。問題はそれ以外の理由で、応募自体を受け付けることが難しいような人です。    私の...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2018/03/06 08:00

「男はなぜ予定を聞かれるのがイヤなのか」の話で思い当たること

 あるテレビ番組で、「男性は自分の予定を聞かれることを本能的に好まない」という話がされていました。    その理由は、そもそも太古の男性の役割は“狩猟係”が中心であり、狩りというのはいつ獲物に出会うか、今日どれだけ捕れるか、いつまでに終わるかといった予定ができない仕事であり、そんなどうなるかわからないことを、いちいち他人から聞かれることについて、不快に感じてしまうのだそうです。    これ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2018/02/27 08:00

「仕掛けること」と「成り行き任せ」のバランス

 最近は、会社帰りに軽く一杯など、俗にいう「飲みニケーション」の機会が減っているといいます。  いろいろな調査結果を見ても、「プライベートの時間を犠牲にしたくない」「仕事の延長で楽しくない」など、あまり積極的に参加したいと思わない人の比率が増えているようです。    つい先日お話したある女性も、「最近、会社の人と飲みに行く事なんてないですよ!」と言っていました。その人は、決して飲み会が嫌いな...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2018/01/16 08:00

「全体を見ているつもり」の無意識による勘違い

 たまたまあるホテルの宴会場に立ち寄った時のことです。  たぶんどこかのクラス会か何かの集まりだと思いますが、「○○の傘寿の会」という看板を見かけました。  傘寿と言えば80歳のお祝いのことですが、ふと会場をのぞくと、100名近い人が会場に詰めかけています。皆さんお元気そうで、とても80歳とは見えない人もたくさんいらっしゃいます。  私と同行していた人がそんな様子を見て一言、「最近のお年寄り...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2018/01/09 08:00

「敗者復活」がなかなか難しい社会環境や企業の現状

 あるテレビ番組を見ていて、“敗者復活”という言葉が耳に残りました。  今の社会は勝つか負けるかのギスギスした社会になっており、さらに一度負けるとなかなか“敗者復活”ができないので、それが心の病や人を傷つける犯罪や、他人のことを顧みない風潮の一因になっているのではないかということでした。何となく納得をしながら聞いていました。    ここで言っていた“社会”を“企業”に置き換えてみると、例えば...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/12/19 08:00

給与制度の“格差”の良し悪し

 格差に関する問題は、相変わらずいろいろなところで注目されています。  経済学者ピケティ氏の著作に、経済格差の固定や拡大に関する記述があり、この解決策として、ストックである資本への累進課税強化などが提唱されています。  この書評を見ていると、「確かにその通り」とか「いやこれは日本には合わない」など、肯定、否定それぞれの意見を含めていろいろな記述がありますが、少なくとも今の社会には看過できない格...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/12/12 08:00

ベテラン社員を「お荷物」ではなく、認められる「長老」にするには

 “働かないオジサン”、“やる気がない中高年”など、ベテラン社員に関する良くない話を耳にすることが増えた気がします。    実際にそう言われても仕方がないような仕事ぶり、態度、振る舞いの人は、人事の現場では確かに目にすることがあります。ある年齢以上の人同士で、「再就職は無理だからとにかく組織にしがみつく」「追い出される口実になるような余計なことはできるだけしない」などと話しているのを聞いたこと...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/11/28 08:00

先頭に立って突き進むリーダーに、本当について行きたいか?

 リーダーという立場になれば、いろいろな形でメンバーから批判を浴びることがあります。  ある会社でおこなった一般社員とサブリーダークラスに対するヒアリングの中で、一人のチームリーダーに対して、「いつも方針が曖昧だ」「目標が不明確」「実行力が足りない」といった内容の批判がされました。    批判されたリーダーは私も知る人ですが、どちらかといえば控え目でおとなしく、優しそうな感じの人です。一般的...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/11/21 08:00

「市場価値」でなく、あえて「社内価値」に注目してみる

 「会社の看板」に頼らなくても、どこへ行っても仕事ができ、成果を出せる実力を身につけて、自分の「市場価値」を上げることが必要だと言われます。終身雇用や年功序列が崩れた昨今の状況では、さらに強調されているように思います。  実際に危機感を持ち、自分の将来を見つめて資格を取る、ビジネススクールに通う、副業を考えるなど、具体的な取り組みをする人も増えていると感じます。    私自身は独立事業者なの...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/11/07 08:00

本当の意味で望ましいビジネスパートナーとは

 経営者やプロジェクトリーダーという方々、また今はそういう立場でなくても、仮にそうなったと想定した時、皆さんはどんな相手をビジネスパートナーに選ぶでしょうか。  社会規範に関する感度、順法精神、道徳心といった「人としての善悪」や「モラル」にかかわることは一般的なものであるという前提で、ビジネスパートナーを選ぶ条件を私なりに考えてみました。  思いついたのは以下のようなものです。 ・同じ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/10/31 07:39

一見「聴き上手」のようではあるけれど・・・

 人の話を良く聴くということは、できるようでなかなかできない、意外に難しいことです。ですから周りから「聴き上手」などと評価されるような人は、やはり素晴らしい能力があるのだと思います。    ある私の知り合いの中に、一見するとこの「聴き上手」にあたりそうな人がいます。人付き合いが良く、宴会などにも良く参加し、いろいろな人とコミュニケーションと取りながら、人の話をいつも良く聴いています。   ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/10/24 08:00

「やりたいこと」と「やらされること」と「できること」の距離

 いろいろな調査の結果を見ていると、日本人は全般的に「仕事の満足度」が低い傾向にあります。しかし、それにもかかわらず、「今の会社に勤め続ける」という人の比率も高いようです。    雇用環境などの要因はありますし、会社内での自由度は人によって違いますが、仕事観として、自分の意志に関わらず、会社から与えられた「やらされること」であっても、それを義務としてこなすというようなことを重視している印象を持...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/10/17 08:00

「森林の世代交代」が企業の組織作りと共通しているという話

 少し前のことになりますが、テレビでコメンテーターなども務められている、大学教授で造園家の涌井史郎氏が講演で話されていたことが印象に残りました。    森林の世代交代という話をされていて、それは「森林で古い木が幅を利かせていると、木の世代交代が行われない」ということでした。古株の大きな木が枝を張っていると、下まで光が届かないために、新しい木が育たないのだそうです。  この古くて大きな木の枝を...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/10/03 08:00

嘘をいうつもりがないのに、結果的に嘘になってしまうこと

 「嘘も方便」などといい、それを実践するかのようにうまく立ち回る人がいます。  私の周りにはいませんが、そういう行動をする人に関する話を聞いていると、やはり最後にどこかで恨みをかったりトラブルを起こしたりして、結局はお互いの縁が切れてしまうことが多いようです。    嘘を言う人は、周りにいる顧客、社員、その他関係者から信頼されず、中長期での安定した関係を築くことはできません。それはビジネスそ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/09/26 08:00

「協調性」が行き過ぎて「依存性」となっていないか

 仕事をする上では、何から何まで自分ひとりだけでできる訳はなく、いろいろな方々からの支援や助言を得ながら、他者と協調することは大切です。チームで動く方が大きな成果が得られますし、私自身も今までの経験から、チームで何かを達成する喜びは知っているつもりです。  あくまで自己評価ですが、自分ではそれなりの「協調性」はあると思っています。  その一方で、大きな組織に属している訳ではない今の自分の...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/09/12 07:19

日本人が「実は海外勤務に向いている」という話

 グローバル人材の重要性が言われるようになってから久しいですが、企業の課題として挙げられることもまだまだ多いですし、グローバル対応や人材育成に苦労している企業の話もよく聞きます。    私自身は海外ビジネスの経験がほとんどなく、海外生活をした経験もありませんので、あくまで自分の中にある漠然としたイメージだけですが、「日本人には言葉の問題もあるし、自己表現や意思表示が得意でない面があるので、外国...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/08/22 08:00

「高い自己評価」と同じく接し方が難しい「過小評価と自己犠牲の人」

 人事評価制度の中に、「自己評価」の仕組みを取り入れている会社は多いと思います。  ここで、評価者の側では感じることがあると思いますが、この「自己評価」がいつも高いという人がいます。    その理由として、単なる自信家ということもありますが、「自己評価」をアピールの場と捉えていて、実績を過剰に主張している場合もありますし、そもそも評価基準があいまいなために、「自分は頑張ったから」という感覚的...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/08/08 08:00

「本気かどうか」は自分にしかわからない

 少し前のことになりますが、ニートや引きこもりの若者の就労支援をしている厚生労働省の広報ポスターに対して、現場関係者などから批判が出ているという話題がありました。  「キミはまだ本気出してないだけ」との応援メッセージが、職に就けない責任を個人に押しつける印象を与えているからだそうです。    厚労省の担当者は「“本気”には“本当の気持ち”という意味や、どんな思いでも打ち明けてほしいという願い...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/08/01 08:00

職場の「コミュニケーション量」には物理的な環境も関係するという話

 ある会社で、現状の課題として「社内コミュニケーションの不足」という話が出てきました。どんな会社でも、何かしらの課題があることが多い部分です。    これから社員の皆さんと一緒に今後の施策を考えるということで、その認識を合わせる一環として、私も社内の様子を見学させて頂きました。    そこで見た会社の作業環境は、日本の会社にしては珍しく、一人一人の席がブースの形で囲われていました。立ち上が...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/07/18 08:00

「言葉のイメージ」による違いの難しさ

 私の肩書は、今のところは「人事コンサルタント」ということになっていますが、いろいろな分野の専門家同士で、この「コンサルタント」という呼び名を、何か言い換えることができないかという話題になったことがあります。    「コンサルタント」という言葉のイメージとして、「偉そう」「何をやっているのかわからない」「うさんくさい」「敷居が高そう」などのネガティブなものがたくさん出てきて、そういうイメージが...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/07/11 08:00

意識していなければ見間違う他人同士の人間関係

 私の家にカメが3匹います。オスが1匹にメスが2匹で、亡くなった父が飼っていたものが、うちにまわってきました。  水を換えたりエサをやったり、世話をするのは多少面倒ではあるものの、わりと丈夫な生き物で、何かものすごく手がかかるという訳でもありません。  さすがに芸はしませんが、多少の可愛げはありますし、重なり合って仲が良さそうに甲羅干しなどしているので、ほほえましい感じでみていました。   ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/07/04 08:00

「面談の仕方がわからない」というマネージャーの悩み

 最近は多くの会社も、人事評価や組織マネジメントの仕組みの中に、上司と部下間の面談や話し合いが盛り込まれるようになりました。    私が社会人になりたての頃、会社に評価面談の制度はあったものの、実際には上司と飲みに行って話したことを面談のかわりにしたり、「どうせ毎日話しているから」などといって面談をさぼっていたりということもありました。自分としては「そんなものだ」と思っていましたし、別にそれで...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/06/27 08:00

“幸運”や“成功”は「予定外」のことから生まれるという話

 あるテレビ番組で話題にしていたことですが、ノーベル賞をとるような大きな発明、発見のほとんどは、予定していなかったこと、ラッキーなことから始まっていることが多く、自分の予定通りにやったことからは、大きな発見はあまり生まれていないのだそうです。  また、「予定外」のことから発見を見出すには、それを見逃さないための感性が必要で、そのためには、今までの既成概念を捨て、肩の力を抜き、そのことをもう...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/06/20 07:54

人手不足の今だからこそできる「働き方改革」

 このところ、主に「長時間労働」に関する労働時間の話題が増えています。過度な長時間労働が心身の健康を害することは間違いなく、その解消は絶対に必要なことです。    ただ、「仕事が好きで」「自分がやりたくて」「納得して」、そうやって働いている結果、長時間労働になっているという人もいて、そんな人たちの中には「労働時間だけが問題ではない」「働き方の質の問題」という人がいます。  経営側からの要望が...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/06/06 08:00

今でも「年功序列」を使う会社の考え方

 かつては日本的な人事制度の中心にあり、最近では悪しき制度の象徴のように言われる「年功序列」ですが、今でもこの「年功序列」を維持し続けている会社や、最近あらためて「年功序列」を見直し、うまく活用しようという動きをしている会社があります。    見直しということで言えば、例えば入社してから10年間は、会社として必要なスキルと経験を身につけてもらう期間として位置づけ、昇格スピードに差はつけずに社内...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/05/23 08:00

「管理職になりたくない」はそんなにダメか?

 2016年から「女性活躍推進法」という法律が施行され、301人以上の社員を雇用する事業主は、女性社員比率の向上や女性管理職の比率向上など、行動計画の策定が義務付けられることとなりました。    これで良い方向に進めばよいと思いますが、この件について私は、従来の男性中心社会を温存したまま、そこに女性を巻き込む要素が強いと感じること、女性に対する逆差別と感じてしまう部分があること、そもそも企業が...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/05/16 08:00

立場が違うとどうにもかみ合わない「残業代」に関する議論

 少し前のことになりますが、「残業代を求める若者は社会をなめているのか?」というウェブ記事を見ました。    日本生産性本部ほかの団体が、新社会人を対象に実施した「働くことの意識」調査で、「残業についてどう思うか」という質問に対して、「手当がもらえるならやってもよい」と答えた若者が約7割と過去最高だったということです。  一方で「手当にかかわらず仕事だからやる」は下降線をたどっていて今回は2...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/05/09 08:00

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