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社会保険労務士業務 の専門家が生活やビジネスに役立つコラムを発信 (3ページ目)

社会保険労務士業務 に関する コラム 一覧

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「評価」や「営業成績」を公開すること

 最近、鹿児島県のある市で、市長が全職員の給与明細を市のホームページで公開したという話を見ました。職員からは「説明もなく唐突すぎる」と不満の声も上がっているそうです。  会社では、さすがに給与まではないと思いますが、人事評価や営業成績などの公開を行っているという所はたくさんあると思います。  このようなやり方には感情な捉え方もありますので、その是非にはいろいろ議論はあると思いますが、...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/03/02 00:00

適性とは何なのか

 会社を辞めていく人に理由を聞くと、「この仕事に向いていないと思うんです」と言われることがよくあります。それに対して私は「じゃあ何に向いているの?」と必ず聞くのですが、その場ではっきり答えられる人はとても少ないです。仕事が思い通りに進まなかったり、やりがいや喜びを感じられなかったり、その他うまくいかないことを「この仕事は向いていないから」と自分に言い聞かせている所があるように思います。 ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/03/16 00:00

マネージャーは「管理」してはいけない

 最近読んだ書籍や雑誌記事、講演で聞いたお話で、共通するニュアンスとして感じたことがあります。それは「リーダー、マネージャーが管理に走るとモラルやモチベーションが下がり、生産性も落ちる」というものです。  ここで言っている「管理」とは、状況を的確に判断し、的確な指示を出し、仕事の進み具合をチェックするというようなことで、これがきちんとできるということは、マネージャー、リーダーとしてはとても優秀...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/03/23 00:00

セーフティーネット

 数日前の新聞各紙の記事ですが、「日本で失業保険の給付を受けていない失業者の割合は77%に上り、先進国の中で最悪の水準にあることが、国際労働機関(ILO)が発表した報告書で分かった」と掲載されていました。最も「無保険失業者」の比率が高いのはブラジルだそうで93%、次が中国で84%、日本は両国に続く高さだそうです。4位の米国でも57%、ドイツやフランスは10%台で、主な先進国では日本が突出しているそ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/03/30 00:00

内定取り消し・自宅待機・倒産

 内定取り消しを行う企業が増え、批判されるようになっています。この4月からは新入社員がそのまま自宅待機になっている例をよく聞くようになりました。ほとんどの例で自宅待機が解消される見通しがなく、内定取り消しと同じような状況になっているようです。  このような企業がいろいろ批判されるのは当然と思いますが、内定取り消しをした企業がその後倒産したという話も聞くようになりました。こうなってしまうと...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/04/06 00:00

不況の中でも

 現在の世界的な不況の中で多くの企業が苦しんでいますが、一方では2009年3月期の業績予想が過去最高益を更新する企業は、東証1部上場企業で9%近くに達する見通しなのだそうです。  内需関連企業を中心に、「独自性」、「圧倒的シェア」、「低価格」などの事業戦略を前面に出した企業の健闘が目立つそうで、リストアップされていた企業を見た所では、業種も多岐にわたり、一般的には不景気業種といわれる所に...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/04/20 00:00

社内研修の効果測定についての善し悪し

 社内研修を企画したり実施したりする立場の人であれば、「客観的に計れる効果測定をしろ」というテーマを与えられることは良くあるのではないかと思います。特にこれから研修に力を入れていこうと考えはじめている企業や、新たな内容の物を計画しようとする時に、そのようなテーマが出てくる傾向があります。  実際に効果測定を行うとなった時、その方法は結局限られていて、「事前事後の差を比べる」、もしくは「実...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/04/27 00:00

希望退職制度(1)

希望退職制度(1)  昨今の世界同時不況の中、派遣社員切りから始まった雇用調整が正社員にも及んできました。採用抑制だけではもはやこの経営環境悪化を乗り切れないという企業が、緊急措置として希望退職の募集をはじめています。今回は「希望退職制度」について、私の考えを述べたいと思います。 希望退職制度とは 希望退職制度とは、社員を一方的に解雇するのではなく、社員に退職金の特別加算などの優遇条件を提示し...(続きを読む

本田 和盛
本田 和盛
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/05/02 02:53

大量雇用変動届(大量の雇用変動の届出)

1.大量雇用変動届の概要 事業主は、リストラ等により一定期間内に大量の解雇をせざるを得ないような場合には、大量雇用変動の届出を作成し、公共職業安定所に届け出なければならないとされています。大量雇用変動届は、1月間に30人以上の離職者を出す事業所に提出が義務づけられています。(雇用対策法27条) 2.大量雇用変動届の提出数は景気悪化のバロメーター 景気の後退により、...(続きを読む

本田 和盛
本田 和盛
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/05/06 02:36

始末書の提出

始末書とは 始末書とは、一般に企業秩序違反行為をした者がその行為について謝罪するとともに、今後同様の行為を繰り返さないことを誓約する意思表示を行うものとされています。通常、将来を戒める懲戒処分である「譴責」に付随して提出を求めることが多いようです。この始末書の提出命令に社員が従わなかった場合、どう対応すべきかが、実務上問題となります。 始末書の提出を強制できるか? ...(続きを読む

本田 和盛
本田 和盛
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/05/17 22:37

ワークライフバランス

 やりがいのある仕事と充実した私生活を両立させる、仕事と生活の調和という考え方である「ワークライフバランス」が言われ始めて久しいですが、残念ながら実現しているとはいえない状況だと思います。  「ワークライフバランス」を単なる残業規制の口実に利用して、仕事量の調整をせずに時間数だけを制限している会社があります。サービス残業を生む土壌になってしまったり、忙しい社員と暇な社員に大きな格差があっ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/05/18 00:00

希望退職制度(2)

希望退職制度の設計のポイント  希望退職制度の設計の詳細はここではふれませんが、重要となるポイントは募集人数と優遇条件の設定といっても過言ではないでしょう。募集人数の決定は個々のケースで様々ですが、会社全体の財務状況や今後の事業計画などから総合的に考えて、最終的にはトップマネジメントの意思決定により目標人数を設定するということになります。目標人数の多い少ないに関わらず、本制度は社員の痛みを伴...(続きを読む

本田 和盛
本田 和盛
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/05/18 00:19

ES(従業員満足)向上就業規則

皆さん、こんにちは。 特定社会保険労務士の佐藤です。 労働問題が新聞紙上を賑わせるようになり、会社としても労務コンプライアンスの 必要性が叫ばれ、その対策として就業規則の見直しの機運が高まっています。 小職もこうした企業サイドのニーズに合わせるように、「問題社員から会社を守る 就業規則」の作成をライフワークとして推し進めてまいりました。 しかし、最近はこれ...(続きを読む

佐藤 広一
佐藤 広一
(社会保険労務士)
公開日時:2009/05/19 13:58

平成22年4月1日施行(1) 割増賃金率の引き上げ

平成22年4月1日施行(1) 割増賃金率の引き上げ ●労働基準法が改正され、来年4月より月60時間を超える時間外労働の割増賃金率が、「25%以上」から「50%以上」に引き上げられる。60時間までは現行の割増賃金率(25%以上)が維持されるが、企業経営への影響は避けられない。もっとも、中小企業については当面この措置が猶予されることとなっている。 ●長時間残業によりメンタルヘルス不調者(うつ病)が増加していることに鑑み、ワーク・ライフ・バラン...(続きを読む

本田 和盛
本田 和盛
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/05/19 23:59

職業選択の自由って・・・

 最近、政治家の世襲制限が良く話題になります。その中で「制限することは憲法で保障された職業選択の自由に反する」という話が出てきます。  「政治家」を「職業」と言われると、「政治を生活の糧としてやっているの?」と思ってしまい、ニュアンスに若干の違和感を覚えてしまうのですが、憲法で保障された権利といわれれば、まあそういうことなのでしょう。  そもそも「仕事を選ぶ」ということを、すべて個人...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/05/25 00:00

希望退職制度(3)

業務の再構築  希望退職を募集する前に、事業の再構築、つまりリストラ計画を立て、それにもとづき業務を再構築することが必要です。受注の減少、業務の必要性および優先度などから考え、本当にこれだけは残さないといけない必須業務と、今はなくてもやっていける業務を整理します。  例えば経営環境悪化により現行の事業をなんとか継続して行くために希望退職制度を実施する場合、新規事業開拓部隊の業務は必...(続きを読む

本田 和盛
本田 和盛
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/05/24 17:54

希望退職制度(4)

必要な人材を確保する(承認拒否)  対象者の選定を慎重に行ない、個別の退職勧奨や慰留を行なったにもかかわらず、必要な人材が希望退職者募集に応募してきた場合に備え、募集要項に「対象者の転職予定先、あるいは担当業務の諸事情等を勘案して希望退職制度の利用を承諾するか決定する」との承諾条項を規定している企業があります。  過去の判例(ソニー事件・東京地判平成14.4.9)においても、...(続きを読む

本田 和盛
本田 和盛
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/05/25 12:00

希望退職制度(5)

希望退職者の募集  制度設計と対象者の選定が終われば、実際に募集を開始することになります。基本的に本人の希望を受け入れて、応募を承諾するという考え方で募集を行なうのであれば、希望退職制度実施の発表から募集開始まで、社員が熟考する期間をとったほうがいいかもしれません。しかし、もう既に退職勧奨を行なう対象者が決まっているのであれば、実施発表から募集開始・締切りまでを短期間で進めるべきです。 ...(続きを読む

本田 和盛
本田 和盛
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/05/27 09:00

言われなくてもやるか、やらないか

 組織の中で上司から指示されたことは、基本的にはやらなければなりません。では指示されていないことをどうすればよいのか、これは考え出すと案外難しいことです。  指示されるであろうと予測してやったなら、褒められることなのかもしれません。自発的に行動できる、指示待ちでない、積極性があるなどと評価されるでしょう。でも上司があえて意図的に指示しなかったのだとしたら、命令違反の余計な行動になってしまい、上...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/06/01 00:00

「年功序列」は悪いのか?

 年功序列の賃金体系は、最近では時代遅れ扱いされがちです。  私がいたIT業界の技術者などは、技術の進化が早いために自分の知識や技術がすぐに陳腐化してしまう傾向がありますので、確かに年齢や経験年数と実務能力が比例しない部分も多くあります。  しかし製造業などで熟練を要する現場の職人さんなどは、経験が長いほど能力が高いでしょうし、どんな仕事であっても年齢とともに重ねた経験は、能力や貢献度に一...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/06/08 00:00

育児休業法の概要

今回は育児休業法(現行)の概要をまとめてみました。 育児・介護休業法による育児休業 1.1歳未満の子を養育する労働者は、事業主に対して育児休業を申出ることができ、この申出は男性、女性どちらでもできます(なお、女性労働者の産前6週間・産後8週間の休業は労働基準法によって保障されています)。 2.1歳から1歳6ヶ月に達するまでの子を養育する労働者は、その子について保育所への...(続きを読む

本田 和盛
本田 和盛
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/06/27 00:00

法律に関する知識

 つい先日、お手伝いをしている会社の社長様から労働基準法に関わる事柄を質問されていたのですが、いくつかの内容について「そんな事知らなかった・・・」と言われることがありました。それなりに経験を積まれてきている経営者の方ですが、そんな方でも抜け落ちている部分があったということです。  最近は不況の影響もあり、労働者に対する不当な扱いが増えているといわれますが、労働法の知識に疎く法律違反の意識...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/06/29 00:00

「数字」を意識させることの善し悪し

 ある会社での人事制度作りをお手伝いした時、評価制度を検討する中で業績管理を誰がどのように行っているかという話題になり、その会社では役員クラスのみで行っていたため、なぜ権限委譲しないのかを聞いたところ、「以前プロジェクトマネージャーにプロジェクト単位の収益管理を任せたことがあるが、目先のお金のことばかりを気にして総合的に判断することができず、このままでは良い方向に進まないと感じてやめてしまった」と...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/07/06 00:00

過労死と失業

 先日テレビニュースで雇用問題の話をやっていた時、一緒に見ていた中学2年の娘が「なんで仕事が無い人がたくさんいるのに、過労死になってしまうの?」と聞いてきました。考えてみれば至極全うな疑問です。  その時は「一度人を雇うと簡単にクビに出来ないから、一時的に仕事が増えたぐらいでは会社は新しく雇いたくないんだよ」とか、「一人を長時間働かせた方が、その仕事を何人かで分け合うより人件費が安上がりになる...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/07/13 00:00

クリニック・診療所専用就業規則作成サイトの開設

クリニック・診療所を専用とする就業規則作成サイトを開設しました。 http://clinic.officesato.jp 看護師の慢性的な人手不足による売り手市場化、インターネットの発達によって 労働法に関する知識が容易に入手できるようになったことなどを背景に、院長と スタッフの間にトラブルが生まれるケースが多くなってきました。 そうしたトラブルを未然に防ぐた...(続きを読む

佐藤 広一
佐藤 広一
(社会保険労務士)
公開日時:2009/07/21 10:37

労働組合の存在意義

 少し前になりますが、「労働組合の組織率低下が、今後どうなっていくか」というインタビューを受けたことがあります。その時は「派遣切り他の非正規労働者への扱いなど個別労働紛争の増加傾向に伴い、それらに関しての相談、対応窓口としての役割はむしろ増えてくるのではないかと思うが、それが組織率向上につながるかは何ともいえない」との話をしました。基本的な考え方は今もほとんど変わっていません。  以前、...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/07/27 00:00

(23)高年齢雇用継続給付の概要(続き)

■高年齢雇用継続基本給付金(失業給付を受けずに雇用を継続する者) 1.支給を受ける要件は、次の通りです。 定年(60歳)後、同一企業に引き続き勤める場合はこの形態になります。 (1)60歳以上65歳未満の一般被保険者((※1)短時間労働被保険者を含む)であること (2)雇用保険の被保険者であった期間が通算して5年以上あること (3)各月に支払われた賃金額が、...(続きを読む

小岩 和男
小岩 和男
(社会保険労務士)
公開日時:2009/08/04 16:30

(24)高年齢雇用継続給付の概要(続き)

2.支給額 支給額は、下記の通りです。 (実際には、賃金の低下率に応じて所定の計算式により決定されます。) 再雇用後の              支給額 賃金の低下率 75%以上              再雇用後の賃金×0.00% 74%                       ×0.88% 73%                       ×1.7...(続きを読む

小岩 和男
小岩 和男
(社会保険労務士)
公開日時:2009/08/05 12:18

(25)高年齢雇用継続給付の概要(続き)

■高年齢再就職給付金(失業給付を受けた後再就職をした者) 1.支給を受ける要件は、次の通りです。 (1)60歳以上65歳未満で、再就職した一般被保険者((※3)短時間労働被保険者を含む)であること (2)1年を超えて引き続き雇用されることが確実であると認められる安定した職業に就いたこと (3)再就職する前に基本手当(失業給付のことです)の支給を受け、その受給期間内に再...(続きを読む

小岩 和男
小岩 和男
(社会保険労務士)
公開日時:2009/08/05 12:34

(26)高年齢雇用継続給付の手続き

前回、再雇用後に給付を受けることができる雇用保険からの「高年齢雇用継続給付」の概要をお話いたしました。 再雇用後の賃金が減額された場合に、その一部補填をしてくれるこの給付金は、手続きの流れをしっかり把握しておくことが大切です。一回だけ申請して終了ではなく、定期的な手続きが必要となるからです。今回はその流れについてお話いたします。 ●高年齢雇用継続基本給付金(失業給付を受けずに雇...(続きを読む

小岩 和男
小岩 和男
(社会保険労務士)
公開日時:2009/08/07 16:04

(28)年金と高年齢雇用継続給付の活用

前月までは、今回のテーマである60歳以降の賃金設計に関わる法(高年齢者雇用安定法)改正(65歳までの雇用確保措置)の解説から始まり、60歳(定年)以降の(1)在職老齢年金、雇用保険からの(2)高年齢雇用継続給付の内容についてお話して参りました。 今回は連載テーマでもあります60歳以降の賃金設計につき、この(1)と(2)の公的給付を活用した設計の活用方法のお話をさせていただきます。 ...(続きを読む

小岩 和男
小岩 和男
(社会保険労務士)
公開日時:2009/08/07 16:26

雇用調整助成金を受ける時に・・・

 このところ雇用調整助成金を受給中であったり、申請を検討していたりする会社の話をよく聞きます。この助成金の対象になっている人達を「隠れ失業者」などというようですが、この人数を入れた実態の失業率は何と8.8%というような数字になるそうです。10人に1人近くの人が仕事に就けていない計算になり、本当にこれからどうなってしまうのかという気分になります。  会社に行ってもやる仕事がないとすれば、い...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/08/10 00:00

(31)賃金設計シミュレーション(続き)

(31)賃金設計シミュレーション(続き) 前回は、再雇用時の公的給付金(在職老齢年金・高年齢雇用継続給付)を活用した実際の賃金設計の事例をご紹介させていただきました。 設定条件を分かりやすく固定しましたので、賃金が調整(減少)されると、公的給付によって一部補填されることがご理解いただけたことと思います。 実務上、再雇用後の職務内容によって賃金額は様々設定されることになります。 そのことから、シュミレーションをする上で押さ...(続きを読む

小岩 和男
小岩 和男
(社会保険労務士)
公開日時:2009/08/10 17:08

(32)賃金設計シミュレーション(続き)

(32)賃金設計シミュレーション(続き) ■在職老齢年金と直近一年間の賞与額との関係 在職老齢年金額の計算をする際に、総報酬月額相当額が確定されなければ計算できないことは、ご説明のとおりです。 この総報酬月額相当額は、直近1年間の賞与総額が反映されるのですが、ここで注意しなければならないことがあります。 再雇用後、賞与の支給がないとすると、反映される1年間経過後は、在職老齢年金額が大きく変動(再計算)するからです...(続きを読む

小岩 和男
小岩 和男
(社会保険労務士)
公開日時:2009/08/10 17:15

(33)定年引上げ等奨励金の活用

前回までは、再雇用後の賃金、年金、雇用保険の給付金の3本立て賃金設計のお話を連続して参りました。 今回は、視点を変えまして連載しているテーマ関連で、企業で利用できる国の助成金についてお話をさせていただきます。 連載の第1回目に、高年齢者等雇用安定法の改正により、企業に65歳までの雇用確保措置の義務付けがされた旨のお話をさせていただきましたが、今後は更に65歳以上の定年の普及・促進が図...(続きを読む

小岩 和男
小岩 和男
(社会保険労務士)
公開日時:2009/08/11 11:36

(35)勤務形態による収入(シリーズ最終号)

前回まで、公的給付金を活用した賃金設計や助成金の活用など実務面での対応方法などを毎回お話させていただきました。 各種シミュレーションをすることで、各人ごとに最適賃金を設計することが可能になります。 公的給付金を最大限活用することで、賃金が減少しても本人のモチベーションの低下を防ぐことができるわけです。 今回は、連載のまとめの意味で、労働時間(勤務形態)からみた本人の収入タイプ、入...(続きを読む

小岩 和男
小岩 和男
(社会保険労務士)
公開日時:2009/08/11 11:56

内定者研修

 今、集中してお手伝いしている会社で、内定者研修をどう進めるかというテーマがあります。昨年は一部社員が講師を努め、かなり手をかけながら資格取得などに集中して取り組んだとの事ですが、手をかけたなりの効果があったのか、そもそもの目的はどうなのかなど、反省点や課題が多々あるようです。  会社としては内定者は4月から社員ですから、それまでにできるだけレベルアップさせたいと思うでしょうが、だからと...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/08/24 00:00

「それほど調子は悪くない」という会社

 ここ最近、IT系の企業ばかりですが、いろいろな会社の現状についてお話を聞く機会が多くなっています。本当に厳しい状況に置かれている企業も多いのですが、こんな経済状況にもかかわらず案外悪くないという会社にも結構出会います。その理由をうかがうとそれぞれ「なるほど」と思うことも多いです。  単純な例で言えば、景気変動の影響が比較的少なかった業界の仕事に関わっている所などですが、面白かったのは、...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/09/07 00:00

コミュニケーションギャップ解消

 以前、ある会社で企業風土把握のために社員ヒアリングを行っていた時のことです。  そもそもの課題としては上司と部下、会社と一般社員の間の意識ギャップ、コミュニケーションギャップということで、その会社の社長曰く、「現場の意識が幼稚で低いんだよ」とのことでした。  ヒアリングを進めていると、確かに課題の通りのギャップはあるのですが、どうもその原因は単に意識の問題では無さそうでした。現場の...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/09/14 00:00

「自分」を知ってもらうこと

 最近久しぶりに思い出した、ほんのちょっとしたお話です。  もう十数年前になりますが、その当時お世話になっていた研修講師の方が、とにかく大のジャイアンツファンでした。いろいろな企業で研修をされるのですが、その始まりは自己紹介を兼ね、決まって「自分はいかにジャイアンツが大好きか」というお話でした。  その方とは酒席などでお話をうかがう機会があったのですが、「実はあの自己紹介のおか...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/09/21 00:00

採用活動−会社も謙虚さを忘れてはいけない

 最近、主要企業の新卒内定者数が昨年比で34%減との報道を目にしました。  私も採用活動の現場を近くで見ているので、最近の厳しい状況は目にしています。心情的にはみんなを何とかしてあげたいけれども、それぞれの企業体力には限度がありますから、なかなかそうはいきません。  企業側としては絞られた採用数の中で多くの応募者が来ますから、俗に言う「厳選採用」ということになります。採用基準を維持し...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/09/28 00:15

出産育児一時金

出産育児一時金の趣旨  出産育児一時金は、健康保険の給付として被保険者である女性労働者が出産をしたときに支給されます。支給額は全国健康保険協会管掌(旧政府管掌)の場合、1児ごとに最高で42万円です。多胎児を出産したときは、胎児数分だけ支給されるので双生児の場合は、出産育児一時金は2人分の金額となります。また、奥さんが出産した場合、被保険者であるご主人に「家族出産育児一時金」として最高42万円...(続きを読む

本田 和盛
本田 和盛
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/10/09 12:03

時間の大切さ

 「遅刻はいけない」ということは当然ですが、新入社員などに理解してもらうために、あえて「損失額」で話したことがあります。  例えば、たった一人がたった5分だけの遅刻だったとしても、その遅刻のために10人集まる会議が始められなかったとしたら、5分×10人で50分相当のロスになります。一件を金額換算すれば数千円程度のロスでしょうが、これが社内で毎日いろいろな場所で発生しているとしたら、「塵も...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/10/19 00:00

通勤電車にて

 会社を辞めて独立してからしばらくは、通勤時間帯に電車に乗る機会がとても少なくなっていたのですが、最近また良く乗るようになっています。  私は電車に乗っている時は本も読まないし音楽も聴かない、携帯電話もメールが来たときくらいしか見ない、何もしないで単にボーっと考え事をしているというタイプです。しいて言えば周りに乗っている人の人間観察をしているという所なのですが、久しぶりに満員電車に乗るよ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/11/02 00:00

心の余裕

 以前、カウンセリングやコーチングといった分野の専門家の方の講演で、「自分が仕事に追われて心の余裕が無いようでは、他人のことを親身になって考えたり適切なアドバイスをしたりすることは出来ない」というお話を聞いたことがあります。  確かに自分が自分のことに精一杯では、他人の事などかまっている場合ではありません。最近、企業内での人間関係が希薄になった、人材育成がおろそかになっているなどと言われ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/11/09 00:00

応募書類を見ていて・・・

 最近、ある会社の営業職の採用業務に関わっています。  応募数は非常に多く、年齢層は40代、50代がほとんどです。やはりそのあたりの方々が応募できる求人件数が少ないのであろうことが感じられます。  もちろん頂いた書類はできるだけしっかり拝見するようにしているのですが、多くの方から頂く応募書類を一斉に見ていると、どうしてもいろいろな面で比べるようになってしまいます。  郵送方法だけ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/11/16 00:00

嫌われる人事部門

 以前、大手銀行出身の方と一緒に仕事をしていたことがあります。  その方は「人事部門の人とはあまり付き合いたくない」とおっしゃっていました。何故かを伺うと、「ろくに面識が無い人が自分の評価や個人事情を知っていることが嫌だ」とおっしゃっていました。私は歴史ある大企業での人事経験は無いのですが、その方に伺った限りでは人事は会社の中でも特別な位置づけで、社内でも人事は人事同士でしか付き合いが無い、な...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/11/23 00:00

人事制度にどこまで書くか?

 新たな人事制度を導入して、しばらくすると様々な運用上の問題が出てくるのは当然のことですし、これを見直しながらより良いものに作り上げていくのは当たり前に必要なことです。  しかし、その問題提起の中で、「もっと具体的に」、「もっと詳細に」、「もっとわかりやすい記述に」といった指摘ばかりが出て来るケースがあります。私の経験上では、初めて人事制度を導入したような企業、成熟していない若い組織、マ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/12/07 00:00

目標にこだわりすぎるな!

 少し遅いですが、明けましておめでとうございます。本年も引き続きよろしくお願い致します。  さて、年の初めということで会社においても個人においても、今年一年についての抱負を述べたり、目標を立てたりしたという事が多いと思います。けじめをつけて新たな気持ちで取り組みをしていく上で、とても大事なことだと思います。  ただ、私の考えとしては、初めに設定した目標、特に結果目標についてはあ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2010/01/11 00:00

不払い残業代請求の嵐が吹き荒れる!?

過払い金利返還請求バブルの次は不払い残業代請求バブルが起こるかもしれません。 電車のチラシやTVCMなどで「払いすぎた金利は戻せますよ〜」とうたった広告を見たことがあると思います。 現在はこうした過払い金利返還請求が弁護士や司法書士の一大ビジネスとなっていますが、貸金業者の体力が消耗し、事業廃止が相次いでいるため終息に向かっています。 これに代わって彼らが模索し始めたのが...(続きを読む

佐藤 広一
佐藤 広一
(社会保険労務士)
公開日時:2010/03/04 13:55

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