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社会保険労務士業務 の専門家が生活やビジネスに役立つコラムを発信 (2ページ目)

社会保険労務士業務 に関する コラム 一覧

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10.深夜労働と手当

 深夜労働とは、原則として午後10時から翌日の午前5時間まで(一部例外あり)に行われる労働をいい、深夜業は人間の有する1日単位のリズムに反して働くというその特性から健康へ影響を及ぼす可能性が高いとの指摘があり、深夜労働に対しては法律的にも様々な優遇措置が設けられています。  まず給与についていえば、労働基準法第37条第3項では、深夜労働に対して「通常の労働時間の賃金の2割5分以上の率で計...(続きを読む

佐藤 広一
佐藤 広一
(社会保険労務士)
公開日時:2007/11/01 12:38

11.通勤手当

 通勤手当とは、従業員が通勤するのに必要な費用の一部または全部を会社が負担するもので、福利厚生の観点から実に多くの企業で支給されています。  支払方法としては、予め会社が定期券などを購入してから支給する現物給付や、通勤に必要な実費を支払う現金給付がありますが、毎月の給与と一緒に現金で支払っている会社が一般的です。  通勤手当には通勤手段ごとに1ヵ月あたりの非課税限度額が所得税法...(続きを読む

佐藤 広一
佐藤 広一
(社会保険労務士)
公開日時:2007/11/02 22:06

12.その他の各種手当

 前回まで解説してきた諸手当のほかにも、会社の実情に合わせてさまざまな手当を支払われていますので、ここで一旦、各種手当の性格を整理してみましょう。  そもそも「手当」というものは、基本給の補完的・弾力的な運用を可能にする役割を果たすものであって、仕事そのものの性質に伴って支払われる「職務関連手」、社員への福利厚生的な意味合いから支払われる「生活関連手当」、そして、人事管理上の必要性から支...(続きを読む

佐藤 広一
佐藤 広一
(社会保険労務士)
公開日時:2007/11/05 19:25

14.介護保険料

 平成12年4月に介護保険制度が創設され、給与から新たに「介護保険料」が控除されることになりましたが、すべてのサラリーマンから天引きされるものではありません。  介護保険の被保険者は、第一号被保険者と第二号被保険者の2種類に区分されています。  第一号被保険者は65歳以上の人で、住所地の市区町村が保険料を徴収することになっており、主に老齢年金からあらかじめ控除されます。 ...(続きを読む

佐藤 広一
佐藤 広一
(社会保険労務士)
公開日時:2007/11/09 12:44

“シュガー社員”って言うんですね

 “シュガー社員”なる言葉が話題になっているそうで、そもそもネットで評判になって、「シュガー社員が会社を溶かす」(ブックマン社)も出版されたそうです。著書では、「バブル景気を甘受してきた親」、「ゆとり教育世代」、「ITによるコミュニケーション不全」、「能力主義による転職志向」の要素が合致した結果生まれた、「自己中心的で会社に甘える若手社員」を“シュガー社員”と名付けていて、 ・何かあると...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2007/11/19 00:00

15.厚生年金保険料(その1)

 給与明細書を見ると天引きされる金額が一際大きく目立つのが厚生年金保険料です。  保険料の算定の方法は、既にご紹介した健康保険料や介護保険料と同様に、標準報酬月額に保険料率を乗じることで求められます。現在の保険料率は、14.996%でこれを労使で折半します。  サラリーマンにとっては、会社が保険料を半額負担してくれて、受け取るときは全額年金額に反映されることになります。 ...(続きを読む

佐藤 広一
佐藤 広一
(社会保険労務士)
公開日時:2007/11/13 21:41

業務外でのコミュニケーション=飲み会…?

 仕事仲間との業務を離れた付き合いについて、「仕事は仕事、プライベートはプライベート」という方もいますが、私はとても必要なことだと思っています。親交を深める意味だけでなく、そういう場があることで今までわからなかったその人の考え方がわかって以後のコミュニケーションが取りやすくなったり、仕事に影響しているプライベートの問題が発見できたりした事もあったからです。  ただ、以前ある会社のマネージ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2007/11/26 00:00

部下力

 “部下力”という言葉を聞いたことがありますか?もう2年以上前に出版された本ですが『部下力−上司を動かす技術』吉田典生著(祥伝社刊)から出た言葉のようです。  “部下力”は上司、リーダーの指導力を引き出し、上司のやる気を支える力と定義され、卓越したリーダーシップの陰には必ず優れた“部下力”が存在すると書かれています。組織が出す結果に及ぼしているリーダーの影響力は、平均して20%にすぎず、逆にい...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2007/12/10 00:00

(16)再雇用後の在職老齢年金(続き)

(16)再雇用後の在職老齢年金(続き) (2)年金額 在職老齢年金は、60歳以上65歳未満(60歳代前半)と65歳以上70歳未満(60歳代後半)の2形態あります。この2つは算定する際の計算式が異なります。 今回のテーマは、60歳以降の賃金設計ですが、連載の趣旨が高年齢者雇用確保措置(65歳までの)に対応した設計ですので60歳代前半に絞って、ご説明いたします。(続きを読む

小岩 和男
小岩 和男
(社会保険労務士)
公開日時:2008/01/04 14:25

(17)再雇用後の在職老齢年金(続き)

見慣れない用語がでてきましたので、ご説明いたします。ここを確実に押さえておくことがポイントになります。 (※1)総報酬月額相当額=その月の標準報酬月額+その月以前12ヶ月間に受けた標準賞与額の総額×12分の1 (簡単に言うと、その月以前の年収を社会保険の算定方式によって、1月当たりに換算した額と思ってください) (※2)基本月額=年金額(加入年金額を除く)×12...(続きを読む

小岩 和男
小岩 和男
(社会保険労務士)
公開日時:2008/01/04 14:51

全体を知る事が“やる気”につながる

 新年明けましておめでとうございます。本年も引き続きよろしくお願いいたします。  年の初めというのは、今年の目標や計画、過ごし方など一年全体のことを考える時だと思います。これはとても大切なことです。全体を考え、知ることで自分がしていることの意義や意味を明確にすることができるからです。  これは仕事でも同じです。昔聞いた例え話ですが、ピラミッド建造の石材を運んでいる労働者に何をし...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/01/07 00:00

(18)再雇用後の在職老齢年金(続き)

■ 在職老齢年金の具体的計算方法 漠然と算定式を見ても、イメージが湧きませんので、具体例でみていきましょう。 ほとんどのケースは、表の網掛け部分だと考えられます。これを押さえておきましょう。 【在職老齢年金の計算例】 条件(例)昭和22年4月20日生まれの男性  年金額    1,200,000円  60歳時点の賃金 400,000円 60歳以後の賃金 2...(続きを読む

小岩 和男
小岩 和男
(社会保険労務士)
公開日時:2008/01/04 15:00

(19)再雇用後の在職老齢年金(続き)

■在職中で年金満額支給のケース 再雇用後、賃金が下がることで年金額が調整されることはお分かりいただけたことと思います。 これは、再雇用されて引き続き厚生年金の被保険者となっている場合のことです。 再雇用の条件で、一般従業員の概ね、4分の3未満の勤務時間・勤務日数にすることで厚生年金に加入する義務がなくなります。 これは再雇用時にパートタイマーやアルバイトな...(続きを読む

小岩 和男
小岩 和男
(社会保険労務士)
公開日時:2008/01/04 15:16

挨拶の意味を話すことで

 挨拶は大事だと常にたくさんの人が言います。でもなぜ大事なのかはなかなか説明できません。 「そんなの当たり前」、「人としての基本」などと言われるのがオチでしょう。多くの人は小さい頃から親に「きちんと挨拶しなさい」と言われながら育ち、無意識のうちにそういうものだとすり込まれてきたからなのだと思います。  私は新入社員を相手に礼儀などの話をする時、なぜ挨拶が必要で大事なのかを理屈として話...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/01/14 00:00

リーダーの自覚を促す一例

 リーダーの重要性がよく言われます。組織をフラット化したりすれば、カバーする範囲の広いリーダーがたくさん必要になりますからなおさらです。しかしその重要性をリーダー本人が理解しているかといえば、そうでもないケースが多いように思います。肩書が変わっても日常の仕事の中身はほとんど変わらず、権限も実質ほとんど変わっていないか、変わっていても本人が認識できない程度のものだったりするからではないかと思います。...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/01/21 00:00

仕事の成果を実感させるために

 自分の仕事が組織にどのように貢献しているのか、どんな価値があるのか、社会とどのように繋がっているのかということは、直接顧客と接していたり、自分たちが作った物が使われている場面に遭遇したりできる仕事内容ならまだしも、なかなか実感しづらい人が多いように思います。日々の仕事に追われているとなおさらです。  私が以前システム開発の仕事をしていた頃、おもてに見えづらい内容の物もあり、自分たちが開...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/01/28 00:00

管理監督者と長時間労働

 先日、東京地裁で「マクドナルド店長は権限のある『管理監督者』(管理職)ではない」という判断が下され、未払い残業代の支払いを命じられたという話題がありました。俗に言う、“偽装管理監督者”の話は、多かれ少なかれほとんどの会社で問題になるのではないかと思います。実際に私がいた会社でも、厳密に言えば管理監督者ではないのだろうというケースは多々ありました。労基署の方に聞いたことがありますが、偽装管理監督者...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/02/11 00:00

悪気が無い常識知らず

 以前ある方から伝え聞いた話です。  ある日の昼休み、その人が食事をして帰ってくると、入社したての新入社員たちが会社の入居しているビルの入り口で、地べたに座り込んでたむろしていたそうです。そこは他の会社の人たちも通る公共の場所。あまりの非常識にビックリしてすぐに注意したところ、相手の新入社員たちもビックリした顔をしてとにかく平謝り。後からも改めて謝りに来たそうです。  要するに...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/02/18 00:00

“従業員満足”をどう捉えるか

 “従業員満足(ES)”の重要性が言われ始めてから随分経ちますが、経営者の方々に従業員満足について説くと、「社員を甘やかす必要があるのか」という拒否反応を示す方がいます。言葉のイメージからそのように感じてしまうようです。    私はこのような時、「では甘やかせば社員は満足するのか」と問いかけるようにしています。拒否反応を示す方は大概真っ先に「満足されるような給料は払えない」などと言うのです...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/02/25 00:00

社員10人までの総務の仕事がよくわかる本

社員10人までの総務の仕事がよくわかる本 タイトルの、書籍を出版いたしました。(昨年11月末) タイトルどおり、会社を設立したばかりの企業や小規模企業向けの総務の仕事がよく分かる本です。 総務の仕事は、その名の通り非常に多岐に亘ります。 営業以外は、全て総務ともいえます。 こうした職務は、小規模企業では経営者様が、ご自身で行われていることが多いですね。 ただ従業員が増えてきますと、社内環境の整備の重...(続きを読む

小岩 和男
小岩 和男
(社会保険労務士)
公開日時:2008/03/01 12:02

組織作り−やはり基本は“信頼関係”

 先日NHKで放送された「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組で、プロサッカークラブのゼネラルマネージャーとして、前ジェフ千葉、現在フランス2部リーグのグルノーブルで活躍される祖母谷(うばがい)秀隆氏が取り上げられていました。(あのオシム前監督が倒れた時、家族からの連絡を受けてフランスから日本の知人を介して119番通報したという人です。)  祖母谷氏は「組織作りの基本は?」と問われ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/03/10 00:00

子供っぽい社員

 最近、“うちの社員はみんな子供っぽくて困る”という話をあちこちでされます。具体的なことを聞くと確かにそう思っても仕方ないことばかりです。  ではどうすれば良いのか。子供なのだから大人に育てるしかありませんが、“なぜそこまでしなければならないのか”という気持ちはどうしても残ります。そう感じる理由は二つあると思います。  一つは自分と血がつながった子供でないということ。自分の子な...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/03/24 00:00

やってみせ、言って聞かせて…

 “やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば、人は動かじ”とは、かの山本五十六元帥が、仕事を教えるにあたって指導者の心得を説いた言葉として有名です。リーダー、マネージャーといった人への研修でもよく引用される言葉です。しかし頭ではわかっていても本当に実践しようとするとなかなか難しい…。私などはそこまで根気が続かないというのが本音です。  4月から新入社員も入り、新たに人を指導...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/04/07 00:00

尊敬できる上司

 ある先輩から聞いたお話です。  ある時自分の会社に、見るからにその筋かと言う人がクレームで怒鳴り込んできたそうです。どう応対して良いかわからず、恐怖心も手伝ってただオロオロしていたところ、その当時の上司が「君は良いから」と一言残して相手を別室へ連れて行き、小一時間後にクレーム相手は何も無かったように帰って行ったそうです。  先輩:「大丈夫でしたか?」  上司:「いやあ大し...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/04/28 00:00

「休みたいなら辞めればいい」発言

 ある社長さんが、「社員全員が休日返上で働く企業だから成長できるし給料も上がる。たっぷり休んで、結果的に会社が傾いて人員整理するのでは意味がない」と述べたとされ、これが「休みたいなら辞めればいい」発言として取り上げられて、いろいろな方面で物議があるようです。  私自身は社会に出てから現在に至るまで、もちろん忙しかった経験は多々ありますが、幸い当たり前のように休日返上を要求されたことも無く...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/05/05 00:00

“飲み会”も大事

 以前のコラムで“業務外のコミュニケーションを飲み会だけに頼ってはダメですよ”ということを書きました。 (関連コラム:業務外でのコミュニケーション=飲み会…?)  今回は、それでもやっぱり飲み会は大事だという話です。  ある会社の部長さんでしたが、その部下であるAさんの様子がおかしいと、他の部下Bさんから相談を受けたそうです。最近午後になると落ち着きを無くして仕事のミスも多い、一...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/05/12 00:00

時間の損失を金額に直すと

 会議などをやるとほとんど定刻通りには始められないという会社、割と多いのではないでしょうか。遅刻とか手待ち時間とか、こんな時間の損失を単純にお金に換算すると、案外大きな金額であることに驚いたりします。  例えば月給22万5千円の人が月150時間稼動だとすると、時間当たり1500円になります。もっと分解して10分だと250円。5分だと125円になります。この人たちが10人集まる会議があった...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/06/02 00:00

病院の待合室で

 ある病院の待合室でのことです。  小学校低学年くらいの男の子が中を走り回って騒いでいます。母親らしき人は見てみぬふりなのか、携帯メールに夢中で何も言いません。  同じく待っていた初老の男性がその子を注意しました。「こういう所で騒いではダメだよ」  しかしその子が男性に向かって口走った言葉は「くそじじい」  母親らしき人はようやく気づき、ビックリして男性に謝り、その子を叱りつ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/06/16 00:00

(22)高年齢雇用継続給付の概要

■高年齢雇用継続給付の概要 再雇用後は、公的給付として前回お話いたしました在職老齢年金の他に、雇用保険から「高年齢雇用継続給付」が支給される場合があります。 この給付金は、その名の通り雇用を継続させるための給付(2つ)があります。 一つは、失業給付を受けずに雇用を継続する者に対して「高年齢雇用継続基本給付金」、もう一つは、失業給付を受けた後再就職をした者に対して支給...(続きを読む

小岩 和男
小岩 和男
(社会保険労務士)
公開日時:2008/06/23 15:06

経営センス

 主に中小企業での話ですが、いろいろな会社にうかがって社員からヒアリングなどをしていると、「うちの経営者はセンスが無いから」というフレーズを聞くことがよくあります。なぜそう思うのかを具体的に聞いていくと、大体は「こんなことがあったが、普通ならこうするでしょう」というような話です。社員の立場から見える範囲で考えれば確かに一理あるなと思うこともしばしばなのですが、はたしてそれは経営センスが無いからそう...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/06/30 00:00

なぜ派遣や契約社員で不当な扱いが起こるのか

 最近、派遣や契約社員の不当な扱いについての質問を受けることがとても多いと感じます。それほどトラブルが多いということだと思います。  私は、もっぱら企業側で派遣社員などを受け入れる立場でした。来てもらっている人にはできるだけ働きやすい環境にしたい、分け隔て無くコミュニケーションを取るようにしたいと意識はしていましたが、今思えばやはり正社員とは違う感覚で接していたと思います。  一番大...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/07/07 00:00

自己主張と自分勝手の差

 自分の意見をきちんと伝えることは重要なことです。日本人は自己主張が足りないなどと言われますし、組織で仕事をするためには、お互いの意見をぶつけながらより良い物を見つけ出していくことが、組織の生産性や効率をあげていくことに繋がり、チームワークを生み出します。しかし一方で、自分の意見に固執したり、強く主張しすぎると自分勝手といわれます。  この違いは何かと考えると、自己主張の中に相手側の視点...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/07/14 00:00

ビジネス書籍でインタビュー記事

ビジネス書籍でインタビュー記事  当コラムがきっかけで、ビジネス書籍にインタビュー記事が掲載されることになりました。    すごい飲み会−飲み会をビジネスチャンスに変える70の方法(西東社)  私に関する部分は数ページのインタビュー記事で、大したことを言っているわけでもありませんが、本の内容としては“飲み会をビジネスツールとして有効に活用する”というような今までと少し異なる視点でまとめられているビジネス書...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/08/04 00:00

「結果主義」と「人材育成」のバランス

 北京オリンピックで、野球の星野ジャパンは残念ながらメダルが取れませんでした。  いろいろな論評がされており、中傷めいた記事もある中で一つだけ印象に残ったものがあります。それは「星野監督は育成型の監督なので、選手に情をかけ過ぎてしまった」というものです。  今まで中日でも阪神でも、失敗した選手にもチャンスを与え続け、情をかけて選手を育て、チームを作り上げていきました。でもそれは長いペナント...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/08/25 00:00

労使の争いごと

 先日、ちょっとした雑談の中でのことです。  ある会社で出勤がままならない問題社員の扱いを顧問弁護士に相談したところ、「解雇してしまえば良い、争いになったら一緒に戦いましょう」というようなことを言われたとの話を聞きました。私は今まで「できるだけ争いに発展しないように」との立場でアドバイスを受けることが多かったので、法律家によってはこんな考えもあるんだなあと、良くも悪くも新鮮な驚きでした。 ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/09/01 00:00

異なる世代とのコミュニケーション

 年配者は「今時の若い者は・・・」といい、若者は「考えが古い」、「時代が違う」と言う。異なる世代の間で交わされる言葉は、いつの時代でもそれほど変わらないように思います。  “世代の違い”って何なのか、簡単な一言で片付けてしまいますが、私は“文化”の違いなのだと思っています。なぜそう思ったかというキッカケがあって、それはいろいろな国の人が他の国を批判する時に言うことが、自分と違う世代を批判...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/09/08 00:00

失恋、誕生日、バーゲン?

 この表題でピンときた方もいらっしゃると思いますが、こんな休暇を社内制度にしている会社があるそうです。よく紹介されているお馴染みの物も含めて、ちょっと目に付いたところだけでも、こんなものがありました。 ・失恋休暇 ・誕生日休暇 ・バーゲン半休 ・二日酔い半休 ・Ipod支給制度 ・非喫煙手当 ・社内恋愛目安箱(社長だけが鍵を持っている箱に、女子社員が意中の男性社員の名前...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/09/29 00:00

内定式から入社まで

 先の10月1日は、来年度の新入社員の内定式を行った会社も多かったようです。これから来年4月の入社までの間、事前研修で業務知識を詰め込んで、できるだけ早く戦力化しようという所、入社に向けて社会人の心構えを整えさせようという所、仲間意識を盛り上げるために定期的に顔合わせをしようという所、ほとんど何もしない所など、各社いろいろな対応をすることと思います。  多分人事担当の方々は、過去の新入社...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/10/06 00:00

社内研修の環境づくり

 先日、顧問アドバイザーをしている会社で、「組織課題の具体化・行動化」というテーマで社内研修をお手伝いしました。  社内でのスケジュール調整が難しかったようで、調整された実施日が日曜日でした。私の経験では、日曜日に研修などをやると、それだけで不満タラタラ、効果半減ということも多いので、その旨をご担当者にお話したところ、社員の希望を取った結果での設定で、平日は業務で抜けづらいし気が散ること...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/10/13 00:00

人事部と現場の距離

 会社の中で、人事部と現場の距離というのは案外微妙なことが多いものです。  ベンチャー企業ではそれほどでもないですが、会社が一定規模を超え、人事部門が組織として機能し始めると概ねその距離は広がり始め、現場にとって人事部は、「現場をわかっていない存在」、「煙たい存在」になっていきます。  これには仕方がない面もあります。そもそも人事部は、その職務分掌として、給料や評価といった個人の情報...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/10/20 00:00

人手不足と就職難

 先日読んだ新聞で、ある企業の人事担当の方の投書が載っていました。  20名弱の企業で、8年間ずっと事務系正社員の求人を出し続けているが全く応募者がいないとのこと。業績は安定していて、給料や休日の待遇も一般以上であるのにどうしてなのか、「正社員になれない」という話を聞くが、有名かどうかなどで会社を選びすぎているのではないか、もっと視野を広げては、との内容でした。  この話を求職中の人...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/10/27 00:00

また繰り返される内定取り消し

 最近の世界的な金融危機など経済情勢の悪化で、大学生の企業への採用内定が取り消されるケースが相次いでいる、とのニュースを見ました。企業の秋採用も例年より縮小傾向で、不動産会社や建設会社などからの内定取り消しが目立つ、とのことでした。  バブル崩壊やその後の景気変動の時も同じような問題がありましたが、結局そこから学んでおらず、「また同じことを繰り返している」との印象です。  企業側にし...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/11/03 00:00

「私にリーダーは無理です」という気持ち

 私はずっとIT業界にいましたので、周囲の人の多くはシステムエンジニアなどのコンピュータ技術者です。多くの会社がそうだと思いますが、一定の経験年数を積んだ者にはプロジェクトをまとめる「リーダー」になっていくことを求められます。(もちろんその規模や人数はまちまちですが…)  そうは言っても「リーダー」に向いていないタイプの人はいます。表題のように「私にリーダーは無理です」とまでハッキリ言う...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/11/10 00:00

バカにできない事務処理コスト

 新聞紙上などでは“定額給付金”なるものの話がたくさん出ています。趣旨があやふやになりつつありますが、ともかく現金でできるだけ早く配りたいようです。ただし実際の事務作業は市町村がやりやすいようにやれと丸投げされてしまい、実施にあたっての具体的手続きは考え出すと問題百出、処理方法の問題だけでなく、人件費ほか相当のコストもかかるだろうとのことです。  私は評論家では無いので、“定額給付金”そ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/11/17 00:00

自分にとって“歯がゆい”人

 上司、部下、友人、家族、その他自分の周囲にいる他人を見ていて、「もっとこうすれば良いのに」と歯がゆく感じることは良くあると思います。  先日クライアントと雑談している中で、必要以上に仕事とプライベートの線引きを主張して、周りから浮いてしまいがちになる社員がいるが、どう接したらよいだろうかと言う話が出ました。決して社交性や協調性が無い訳ではないし、もっと自然体でいれば本人にとってもプラス...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/12/15 00:00

異動による化学反応

 ある会社で伺った話ですが、社内の組織構成上の問題で、全く営業経験の無い女性社員を営業部門に異動したそうです。他の男性営業部員が担当している顧客の一部を受け持つということで、同行営業をしているそうなのですが、ある顧客先では女性営業が来たというだけで、それまでの担当者が何年かの間で数えるほどしか会っていない先方の社長様が顔を出してきて、いろいろ話をしたそうです。  女性社員と同行している元...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2008/12/22 00:00

埋もれている求人情報

 明けましておめでとうございます。  本年も引き続き、気づいたことや現場で使えるヒントなどを書いていきたいと思います。拙い文章ですが、お付き合いの程をお願い致します。  今回は、最近の雇用不安を見ていて、改めて思ったことについてです。  以前のコラムで、雇用のミスマッチについて書いたことがあります。 (関連コラム:人手不足と就職難)  就職難だと言って苦労している方...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/01/12 00:00

人事制度は「作る過程」が大事!(後編)

 さて、前回は私が人事制度作りについて相談を受けた中で、うまくいかなかった二つのケースを紹介しました。  これらのケースには、実は共通点が二つあります。それは以下の通りです。 ○ 実際に運用する人が検討に参加していない  どちらのケースも、実際に運用する人は検討に参加していません。コンサルタントは人事担当者が現場状況を認識していると考えていたのかもしれませんし、制度構築担当者も自...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/02/09 00:00

ブレる?ブレない?

 「ブレている」とか「ブレていない」という話、どこかの首相のせいなのか、最近何かと出て来る言葉です。  これは会社の中でも良くある話のような気がします。「うちのA社長は何でも思いつきで動くので、振り回されて困る」、「うちのB部長は一度決めてしまうと、なかなか変えようとしない」など。  それぞれに対してどちらも批判的なコメントですが、良く捉えれば「A社長は臨機応変で柔軟性がある」、「B部長は...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/02/16 00:00

部課長になる方が難しい

 これからの話は、世の中の経営者の方々を決して馬鹿にしているわけではありませんので、くれぐれも誤解されないようにということでお読み下さい。  いろいろな会社の部長さん、課長さんといった中間管理職やマネージャークラスの方々と話すと、ほとんどの方が様々な葛藤を抱えています。上からは突っ込まれ、下からは突き上げられ、誰からも大して褒められず、自分の仕事が役立っているのかはよく見えず、自分の存在...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2009/02/23 00:00

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