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人事労務・組織全般 の専門家が生活やビジネスに役立つコラムを発信 (3ページ目)

人事労務・組織全般 に関する コラム 一覧

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「やりたいこと」と「やらされること」と「できること」の距離

 いろいろな調査の結果を見ていると、日本人は全般的に「仕事の満足度」が低い傾向にあります。しかし、それにもかかわらず、「今の会社に勤め続ける」という人の比率も高いようです。    雇用環境などの要因はありますし、会社内での自由度は人によって違いますが、仕事観として、自分の意志に関わらず、会社から与えられた「やらされること」であっても、それを義務としてこなすというようなことを重視している印象を持...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/10/17 08:00

「協調性」が行き過ぎて「依存性」となっていないか

 仕事をする上では、何から何まで自分ひとりだけでできる訳はなく、いろいろな方々からの支援や助言を得ながら、他者と協調することは大切です。チームで動く方が大きな成果が得られますし、私自身も今までの経験から、チームで何かを達成する喜びは知っているつもりです。  あくまで自己評価ですが、自分ではそれなりの「協調性」はあると思っています。  その一方で、大きな組織に属している訳ではない今の自分の...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/09/12 07:19

日本人が「実は海外勤務に向いている」という話

 グローバル人材の重要性が言われるようになってから久しいですが、企業の課題として挙げられることもまだまだ多いですし、グローバル対応や人材育成に苦労している企業の話もよく聞きます。    私自身は海外ビジネスの経験がほとんどなく、海外生活をした経験もありませんので、あくまで自分の中にある漠然としたイメージだけですが、「日本人には言葉の問題もあるし、自己表現や意思表示が得意でない面があるので、外国...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/08/22 08:00

「本気かどうか」は自分にしかわからない

 少し前のことになりますが、ニートや引きこもりの若者の就労支援をしている厚生労働省の広報ポスターに対して、現場関係者などから批判が出ているという話題がありました。  「キミはまだ本気出してないだけ」との応援メッセージが、職に就けない責任を個人に押しつける印象を与えているからだそうです。    厚労省の担当者は「“本気”には“本当の気持ち”という意味や、どんな思いでも打ち明けてほしいという願い...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/08/01 08:00

職場の「コミュニケーション量」には物理的な環境も関係するという話

 ある会社で、現状の課題として「社内コミュニケーションの不足」という話が出てきました。どんな会社でも、何かしらの課題があることが多い部分です。    これから社員の皆さんと一緒に今後の施策を考えるということで、その認識を合わせる一環として、私も社内の様子を見学させて頂きました。    そこで見た会社の作業環境は、日本の会社にしては珍しく、一人一人の席がブースの形で囲われていました。立ち上が...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/07/18 08:00

「言葉のイメージ」による違いの難しさ

 私の肩書は、今のところは「人事コンサルタント」ということになっていますが、いろいろな分野の専門家同士で、この「コンサルタント」という呼び名を、何か言い換えることができないかという話題になったことがあります。    「コンサルタント」という言葉のイメージとして、「偉そう」「何をやっているのかわからない」「うさんくさい」「敷居が高そう」などのネガティブなものがたくさん出てきて、そういうイメージが...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/07/11 08:00

“幸運”や“成功”は「予定外」のことから生まれるという話

 あるテレビ番組で話題にしていたことですが、ノーベル賞をとるような大きな発明、発見のほとんどは、予定していなかったこと、ラッキーなことから始まっていることが多く、自分の予定通りにやったことからは、大きな発見はあまり生まれていないのだそうです。  また、「予定外」のことから発見を見出すには、それを見逃さないための感性が必要で、そのためには、今までの既成概念を捨て、肩の力を抜き、そのことをもう...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/06/20 07:54

人手不足の今だからこそできる「働き方改革」

 このところ、主に「長時間労働」に関する労働時間の話題が増えています。過度な長時間労働が心身の健康を害することは間違いなく、その解消は絶対に必要なことです。    ただ、「仕事が好きで」「自分がやりたくて」「納得して」、そうやって働いている結果、長時間労働になっているという人もいて、そんな人たちの中には「労働時間だけが問題ではない」「働き方の質の問題」という人がいます。  経営側からの要望が...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/06/06 08:00

今でも「年功序列」を使う会社の考え方

 かつては日本的な人事制度の中心にあり、最近では悪しき制度の象徴のように言われる「年功序列」ですが、今でもこの「年功序列」を維持し続けている会社や、最近あらためて「年功序列」を見直し、うまく活用しようという動きをしている会社があります。    見直しということで言えば、例えば入社してから10年間は、会社として必要なスキルと経験を身につけてもらう期間として位置づけ、昇格スピードに差はつけずに社内...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/05/23 08:00

「管理職になりたくない」はそんなにダメか?

 2016年から「女性活躍推進法」という法律が施行され、301人以上の社員を雇用する事業主は、女性社員比率の向上や女性管理職の比率向上など、行動計画の策定が義務付けられることとなりました。    これで良い方向に進めばよいと思いますが、この件について私は、従来の男性中心社会を温存したまま、そこに女性を巻き込む要素が強いと感じること、女性に対する逆差別と感じてしまう部分があること、そもそも企業が...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/05/16 08:00

自分のやる気を「会社のせい」にする無意味さ

 私がまだ若かりし頃、企業勤務の時代には、「なぜ会社は人のやる気を失わせるようなことをするのだろう・・・」と不満を持つことがずいぶんたくさんありました。    待遇や評価などのありがちなことばかりでなく、ちょっとした情報開示の仕方、顧客への対応指示、お金の使い方、導入する設備、上司の素行、経営者の態度・・・。その他本当にいろいろです。  自分としては「こうした方が絶対に良い!」という考えがあ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/03/28 08:00

「全額会社負担」が効果的ではなくなってしまうこと

 少し前のことですが、関係先のある会社が久しぶり社員旅行を実施するということで、その場に参加させて頂いたことがあります。    その会社では、かつては社員から会費を集め、費用の一部を会社が補助する形で様々なイベントを実施していましたが、会社の業績上の問題などがあって、それらの行事は一時中断することとなっていました。  その後徐々に業績も持ち直し、あらためて会社行事を復活させようということで、...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/03/21 08:00

会社があおる「危機感」と社員が求める「安定感」のずれ

 少し前のことですが、「黒字なのに2割クビは納得できるか」というウェブ記事を見ました。  日本の大手企業のリストラがじわじわ増えており、しかもそれが好業績の企業であっても、利益が出ているうちに不採算部門を整理するなど、リストラに躊躇しなくなっているのだそうです。  最近は全体的な人手不足傾向から、リストラの話題が前面に出ることは少ないですが、水面下ではこういう動きが続いていることを耳にします。...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/03/14 08:00

「不満分子」と「解決者」「改革者」の間のなかなか超えられない壁

 会社への不満というのは、社員であれば誰でも何かしらは持っているものだと思います。不満というのは現状への問題意識であるともいえるので、それを持っているのは決して悪いことではありません。ただし、この不満に対する行動の仕方によって、その人の見られ方は正反対に変わります。  不満を他人のせいにして、一方的な自分の都合ばかりを攻撃的に主張し、自分では行動しない人は「不満分子」と言われ、不満を自分にかかわ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/03/07 08:29

人は「注目されるとやる気が出る」という話

 あるテレビ番組で、「人に注目されるとやる気が上がる」という話をしていました。    「ホーソン効果」と呼ばれるもので、アメリカのシカゴ郊外にウェスタン・エレクトリック社という企業のホーソン工場というところがあり、そこの労働者を対象に実験を行ったということに由来しています。人間の動機づけに関する古典的研究として、比較的有名なものです。    その実験結果とは、賃金、休憩時間、作業場の照明な...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/02/07 08:00

「考えなければならないこと」と「考えても仕方がないこと」の見極め

 昨年末の忘年会の席で、ある人が自分の勤める会社の愚痴を話し始めました。    お話によれば、今期から異動になって担当している仕事は、自分に向いていないし、やりたいことではないのだそうです。  ご本人曰く、「あるプロジェクトが失敗したせいでの異動だと思うが、そもそも会社として体制が整えられなかったことが原因で、どうしようもなかった」とのことです。    さらに、その異動先の上司と、どうも...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/01/31 08:00

「リーダー不在」を嘆く人に感じるリーダー依存

 「リーダーにふさわしい人材がいない」という嘆きを、いろいろな会社から聞きます。  リーダーシップというのは、それなりの知識やスキル、経験も必要ですし、人それぞれが持って生まれたキャラクターや相手との相性に左右される部分もあります。うまく発揮するにはそれなりの難しさがあります。  リーダーシップスタイルには様々な形があり、場面によっての使い分けが必要といわれます。  理論的にはいろいろ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/01/24 08:00

自分で思っている「自然体」は本当に自然に振る舞っているか

 最近、ある人の仕事ぶりを見ていて、「この人の自然体はどこにあるのだろうか?」と思ってしまうことがありました。    一生懸命にいろいろな活動をしている人で、頑張っている様子がよくわかりますし、実行力や行動力も感じます。それを本人は、何か特別な意識がある訳でもなく自然にやっていることだと言います。    ただ、周りから第三者の立場で見ていると、どこか無理をしているような、背伸びをしているよ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2017/01/10 08:00

「バカンス中のメール自動削除」は日本企業でもできるか?

 数年前のニュース記事ですが、ドイツの自動車大手ダイムラーが、社員が仕事に関わるメールを気にせずに休暇が過ごせるようにするため、休暇中の社員宛てに届くメールを自動削除するシステムを導入したという話題を目にしました。    メールの送付元には「休暇中で受け取れない」との説明と、対応できる別の担当者の連絡先を知らせるメールが自動返信され、個別設定で特定の相手からのメールだけを受け取ることもできると...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2016/12/27 08:00

出生数が1万人割れ

2016年の生まれた子供の数が100万人を割ったそうです。統計以来初めてだそうです。確実に決まっている未来。少子化。 求人広告・採用に関することはプレスクリエイトへ! バイトルネクスト DODA転職 DODA転職フェアの申込みは  正規代理店 株式会社プレスクリエイトへ 歯医者さんの評価 歯科医院の検索 歯科医院のクチコミ 歯医者さん...(続きを読む

中井 雅祥
中井 雅祥
(求人とキャリアのコンサルタント)
公開日時:2016/12/25 20:00

悪い評価を避けること、伝えないことで起こる不都合

 人間にはそれぞれ個性があり、同じようにそれぞれの能力には違いがあります。会社で仕事をする上で、その結果や成果やプロセスには、それぞれ違いが出てきます。    そんな中では、もちろん少ないに越したことはありませんが、仕事の結果が出ない、成果が乏しい、作業が遅い、ミスが多いなど、業務上での能力不足と評価をせざるを得ない社員がいます。こんなときの会社からの本音として、「できれば辞めてもらいたい」な...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2016/12/13 08:00

何が役立つかは計算できない「過去の経験」

 ある異業種交流会に参加した時のことですが、ものすごく緊張した様子で名刺交換をされている方がいらっしゃいました。    聞けば、見知らぬ人ばかりが集まるそのような会に参加するのは初めての経験ということで、そもそも緊張していたところから、実際にその場に立ってみると、何を話せばよいのか、どう対応すれば良いのかもよくわからず、「失礼がないように」「笑顔で」などと考えていたら、さらにどんどん緊張してき...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2016/11/15 08:00

会話から「主語」がなくなってしまう理由

 先日、ある方の講演を聴いている中で思ったことです。    それほど難しい話をしている訳ではないのですが、話の内容が、なぜかものすごく理解しづらく感じてしまいました。その理由は、話の中で主語の省略がものすごく多いということです。    お年寄りの会話などではありがちなことかもしれませんが、さすがに講演のような、多くの人たちが話を聞いている場面であると、もうちょっと意識してほしいという気持ち...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2016/11/08 08:00

やり過ぎの懲戒処分にメリットなし

 あまり好ましいことではありませんが、組織の秩序を維持するために、懲戒などの罰則が必要になることがあります。私の経験でも、かなりひどいと思われる服務規律違反などを見たことがあり、そんな時ほど、懲戒処分に関する規定はきちんと整備しておく必要性を痛感します。    ただ、最近あるところから聞いた話で、少し納得がいかない思いを持ったことがありました。  ある社員が、地域的にも遠方への異動を命じられ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2016/11/01 08:00

「どこかに性悪説を持つ」というマネジメントのバランス

 一度くらいは聞いたことがあるのではないかと思いますが、心理学者で経営学者のマクレガーによって提唱されたモチベーション理論で、「X理論・Y理論」というものがあります。    「人間は本来仕事をするのが嫌いであり、強制や命令がないと働かない」と捉えるのがX理論、「仕事をするのは人間の本性であり、自ら設定した目標に対しては、その報酬により積極的に働く」と捉えるY理論があり、一言で行ってしまうと「性...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2016/10/25 08:00

リーダーに必要な「論理」と「感情」の使い分け

 もう10数年も前の話になりますが、ある大先輩の経営者から、「普通の人がやりたがらない仕事、苦労することが見えている難しい仕事を、自分の部下にやらせるとしたら、お前ならどうするか?」と聞かれたことがあります。    当時の私は、「一緒に汗を流すと約束する」「精一杯の支援策を伝える」「具体的なやり方を事前に考える」など、「相手が納得するまで説明するしかない」というようなことを答えたと思いますが、...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2016/10/18 08:00

アメリカ企業は「機能体」、日本企業は「共同体」という話で思ったこと

 以前うかがったお話が興味深かったので、ご紹介します。  同じ資本主義経済であっても、アメリカと日本では企業の捉え方が全く違うというお話でした。それが表題の「機能体」と「共同体」ということです。    アメリカの場合、企業というのはあくまで収益を上げる「機能体」として認識されていて、すべて経済原則で動くのだそうです。  あくまで自分たちの利益を追い求め、損するとなれば法に触れない限りは約束...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2016/08/30 08:00

「協調」を“強調”しすぎると起こること

 日本の会社では、強い個性や自己主張を好ましく捉えないところがあるように思います。  「協調性がない!」と言われれば、良い意味であることはほとんどないでしょう。周囲の人と合わせない、話を聞かない、自分勝手である・・・。そんな文脈での批判的なニュアンスであることがほとんどだと思います。    組織の中で、協調性はもちろん大事ですし、チーム力の向上を考えれば不可欠です。特に日本人的な強みとして、...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2016/08/23 08:00

「情報共有」に自信を持つ社長のちょっとずれた感覚

 私は会社全体での情報共有、認識共有は、業績向上のために重要な要素の一つだと思っています。  そんな話をしたとき、賛同してくれる社長とそうでない社長がいますが、あまり肯定的ではない社長がよく言うのは、「情報を伝えてもどうせ理解できない」ということです。    そんな時に私は、「情報を出さなければ理解者はゼロだが、出せば少数でも理解できる人がいるかもしれない」と言います。情報共有、認識共有のた...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2016/08/09 08:00

あえて「権限委譲」のデメリットを考えてみる

 組織作りの上で、管理者が部下に仕事と行動を任せる「権限委譲」の重要性が言われます。  そのメリットとしては、「現場レベルの正しい情報による意思決定ができる」「意思決定のスピードが上がる」「自己決定できることで部下の意欲が向上する」「一つ上の立場で仕事をさせることでの能力向上」「結果への納得性が高まる」などが挙げられます。  一方で「権限委譲」には当然デメリットもあります。  「権限委...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2016/07/26 08:00

素直すぎるマネージャーと頑固すぎるマネージャー

 世の中には素直な人も頑固な人も、いろいろいると思います。  それが自分の部下や後輩だったとしたら、やっぱり頑固な人よりは素直な人の方が良いと思うのではないでしょうか。ただ、これがマネージャークラスとなってくると、必ずしもそういう評価だけではないように思います。  私も多くの会社でいろいろな方々とお会いしますが、その中には若いメンバークラスの方も経験豊富なベテランの方もいらっしゃいます。...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2016/07/12 08:00

提案・研修で使える|組織・人材の変革のための「7S」|モノクロZUKAI

提案・研修で使える|組織・人材の変革のための「7S」|モノクロZUKAI 7Sとは コンサルティング会社のマッキンゼー社が考えたフレームワークで、組織変革の順序とやるべきことを、もれなくダブりなく示唆しているモデルである。 ①トップの明確な戦略、②戦略にともなう組織構造づくり、③新戦略にともなう人事システムや情報システムなどの整備を行うことにより、求められる④人材、⑤行動特性、⑥技術・スキルなどの気づきや変化を与え、⑦組織共有の価値観を除々に変革していく。①トップ...(続きを読む

高木 仁
高木 仁
(フランチャイズビジネスコンサルタント)
公開日時:2016/07/03 10:16

「適材適所」と「個人のキャリア」を合わせる難しさと大切さ

 今ごろの時期は、年度末の人事異動がそろそろ落ち着いてきたか、中にはこれから新たな部署で本格的な始動という人もいるのかもしれません。    この人事異動の際によく言われるのは、「適材適所」ということです。言葉の意味を調べると、「その人の適性や能力に応じて、それに ふさわしい地位・仕事に就かせること」とあります。組織の機能化、効率化を進める上で、「適材適所」というのは重要な要素だということでしょ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2016/05/31 08:00

「週4日労働制」推奨の話と「大リーグ投手の投球間隔」の話

 1週間のうち5日働いて2日休むというサイクルで働く「週休2日制」というのが、今の企業では一般的な勤務形態だと思います。    しかし最近は、「週4日労働制」を導入するような企業が出始めているそうです。従業員の健康にも良く、仕事の効率も高まったのだそうです。  そもそも1年365日は、地球が太陽の周りを1周する自然の周期ですが、自然現象が7日間ごとに生じる訳はなく、1週間が7日間というのは人...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2016/05/03 08:00

無いと不満につながる「衛生要因」が増えてきていないか

 アメリカの臨床心理学者であるハーズバーグが提唱した「二要因理論(動機付け・衛生理論)」というものがあります。  人間の仕事における満足度は、ある特定の要因が満たされると満足度が上がり、不足すると満足度が下がるということではなく、満足に関わる“動機付け要因”と、不満に関わる“衛生要因”があり、これらはそれぞれ別のものであるとする考え方です。    “動機づけ要因”は、それがあることが満足につ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2016/04/12 08:00

身内だけを称賛する「内集団バイアス」が強まっているように感じる怖さ

 社会心理学では、自分が帰属している集団には好意的な態度をとり、外の集団には差別的な態度をとる心理現象のことを「内集団バイアス」(または「内集団びいき」)と言うそうです。    「内集団」とは、その人が所属していて、自分がメンバーであると認知している集団のことで、学生なら学校やクラス、サラリーマンなら会社やその部署などになります。これに対して、自分が帰属していない集団や結びつきが弱い集団、対立...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2016/04/05 08:00

「一体感」と「多様性」はどちらが大事?

 組織作りやチームビルディングの中で、そのグループの「一体感」を醸成することの大切さは、いろいろなところで言われていることです。「経営理念」「行動規範」「目標の明確化」「方向性を示すこと」などは、この一体感を作り出すための道具や手段にあたるのだと思います。    私は人事が専門の立場なので、これらに注目した取り組みが必然的に多くなり、「一体感」を得るために、様々な施策や取り組みを実施します。ま...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2016/03/29 08:00

「在宅勤務」にはあまり前向きでなかった人たち

 最近はテレワークの環境も整備され、その条件はそれぞれあるものの、在宅勤務を認める会社が増えてきました。一部の官公庁でも、「企業にワークライフバランスを推奨している霞が関から手本を示したい」など、子育てや介護中の職員を中心に、自宅で勤務できるような制度を導入しはじめています。    特に大震災の直後は、事業継続計画(BCP)との関係もあって、在宅勤務を検討する企業が増えていて、私もそのために必...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2016/03/08 08:00

年を重ねた上での名誉欲の理由

 この時期は様々な企業や組織で、人事異動や役員改選など運営体制の変更が行われますが、これは別の何人もの方々から奇しくも同じように聞いたお話です。  それは、業界団体や親睦団体などで、一部の人が役員に居座って組織を私物化していたり、不透明な役員選出をしていたり、定年制や多選制限などの決まりを反故にしようとしたり、肩書を欲しがる割には何も仕事をしないなど、組織の運営体制を批判する内容でした。 ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2016/03/01 08:00

男女の間の“差別”と“区別”の違いという話

 ある会社での打ち合わせの中で、「そういう仕事は女の子にやってもらえば良い」という発言がありました。    この「女の子」というフレーズを持ち出す人を見ていると、男女の特性に合った役割分担を考えているというよりは、いわゆる男尊女卑や、男は仕事で女は家庭というような、わりと古いイメージの価値観を持っていると感じることが多いです。    それはまったく好ましいこととは思いませんが、ただ、会社で...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2016/02/09 08:00

通勤がないことであえて思う「通勤時間」のメリット

 ある調査によると、「通勤時間が40~60分」の夫を持つ妻の6割が、「夫が家族サービスをしてくれる」と答え、仕事とプライベートの切り替えができていて、家族との心理的な距離も近いのだそうです。この通勤時間が長くなるほど、「家族サービスをしてくれる」という実感は減少傾向にあるということでした。    私自身、会社員だった時代は、何度かの事務所移転があったりするなど、勤務場所が変わることはありました...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2016/01/19 08:00

以前から拭えない「ワーク・ライフ・バランス」という言葉への違和感

 仕事と仕事以外の生活を調和させ、誰もが働きやすい仕組みをつくることを指している「ワーク・ライフ・バランス」という言葉は、もうすっかり定着した感があります。  とかく働き過ぎになりがちな日本のサラリーマンは、しっかり取り組んでいかなければならないテーマであると思います。    ただ、この「ワーク・ライフ・バランス」という言葉について、もうずっと前からですが、私はどうしても違和感が拭えません。...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2015/12/29 08:00

「管理」と「マネジメント」の間にある微妙で大きなニュアンスの違い

 「マネジメント」という言葉を日本語で表現しようとした時、一般的には「管理」と訳されることが多いと思います。「マネージャー」といわれれば、「管理者」「管理職」と言い換えられることが多いでしょう。    この「管理」という言葉の意味を調べてみると、「ある基準などから外れないように、全体を統制すること」とあります。  組織マネジメントにおいて、確かにそういう側面はありますが、「マネジメント」とい...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2015/12/15 08:00

最近感じる「やればできる」の強要

 少し前のことですが、千葉市議会は、市立小中学校などの教室にエアコン設置を求める請願について、これを不採択にしたという話がありました。    「トイレ改修が優先」など、主な理由は予算面のようですが、議員の中からは、「環境への適応能力をつけるにはある程度、耐える能力を鍛えることも必要だ」などという発言があったそうです。  要は「我慢させるのも教育で、やればできる」ということのようです。   ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2015/11/10 08:00

「報告をしない部下」のいくつかの原因

 「部下がちゃんと報告してこない」という話を、いろいろな会社のマネージャーの方々から聞くことがあります。    大きく分けると、「報告すること自体を忘れている」ということと、「あえて報告することを避けている」ということの二通りがあるようです。    「報告を忘れている」という人に聞くと、本人は本当に失念していて、ものすごく反省していたりするので、特に悪気は無さそうです。  忘れてしまうと...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2015/11/03 08:00

若手が「人並み」を好む弊害

 日本生産性本部などの調査によると、「人並みに働けば十分」と答えた新入社員の割合が53.5%と、過去最高だった前年の水準をさらに超えたのだそうです。「将来が見通せず、リスクより堅実さを好む傾向の現れ」と分析されているようです。    もちろん、若い人たちのみんながみんな、「人並み」ばかりを好んでいる訳ではありませんが、最近私が見ている範囲でも、そういう姿勢を感じることがあります。  特に採用...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2015/10/27 08:00

「何が差別にあたるのか」を線引きする難しさ

 少し前にあった話題ですが、中国の不動産会社が顧客獲得の一環として、女性社員に「ミニスカ奨励金」を交付していることが発覚し、それが物議を醸しているという話がありました。    男性社員にはおおむね好評だったということは、ある程度理解できるとして、女性社員の中でも、スタイルに自信のある人は、この制度にそれほど反感を抱かず積極的に活用している一方、そうでない人からは、「差別」「不公平」などというネ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2015/09/22 08:00

意外に多いと感じる「ブラック企業」に含まれる主観の要素

 いろいろな方々との会話の中で、「ブラック企業」が話題になることがあります。  そこで、「昔の働き方を今になって思えば、自分の会社もブラック企業だった」というような話をする人が、思いのほかたくさんいらっしゃいます。    お話を聞いていると、とにかく早朝から深夜まで、休みの日も当たり前のように働かされていたというような「長時間労働」にまつわる話と、上司からのバカヤロー呼ばわりや浴びせられる暴...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2015/09/01 08:00

「とりあえずみんなで話そう」と言う何も決めない部長

 部下の意見を良く聴く上司であれば、その人のことを悪く言うことはあまりないと思います。上司が自分の意見に耳を傾けてくれて、それを少しでも取り入れてくれれば、部下としても望ましいことでしょう。  ただ、ある会社でこんなことがありました。  ある部長は、一見すると穏やかで、部下の意見を良く聴く面倒見の良さそうな人ですが、部下たちの評判がいまいちパッとしません。なぜかと尋ねてみると、部下たちは...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2015/08/18 07:00

「上が決めたことだから・・・」で本当に良いのか

 いろいろな会社の方とお話をしていると、役員、管理職、一般社員の区別を問わず、「上が決めたことだから・・・」という言い方をされることが、思いのほかよくあります。  もう少し言葉を付け足すと、「この決定は自分では納得できないけれど、上が決めたことだから従わざるを得ない」ということです。    私自身も組織に属していた頃はそういうことがありましたし、基本的に組織というのはそういうものだということ...(続きを読む

小笠原 隆夫
小笠原 隆夫
(経営コンサルタント)
公開日時:2015/08/11 08:00

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